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2006年6月 9日 (金)

ヴェーダとIT企業

思うところあって、新書ばかり 読んでいる。

こちらのエントリ で紹介した次の本、12~3年ぶりに読み直している。

  • 辻直四朗インド文明の曙 』 岩波新書,1967年

辻先生、その 「 まえがき 」 に曰く

インド研究のいかなる時代、いかなる分野に志すにしろ、関係の粗密の程度に従い、多かれ少なかれヴェーダの知識を欠くことは許されない ( i 頁 ) 。

まったくその通り、、、と痛感する。 とくに僕は、ヒンドゥー・ナショナリズムなんてのをやっているので、南アジア古典の知識・教養の不足 に しばしば心底悩まされる。

今さら 印文印哲の研究者にはなれないので、 独学で学んだサンスクリット超初歩 を足がかりに、少しでも知識を仕入れていくしかない、、、 大変ではあるけれど、これはとても楽しい作業だ。

さて、辻先生の言葉が とくに心に残ったのは、並べて読んでいるもう一冊が、たまたま次の本であったからだ。

  • 榊原英資インド IT革命の脅威 』 文春新書,2001年

90年代末以降のインドIT産業の振興ぶりは、ここであらためて述べるまでもない。日本での注目も大だ。

この状況、インドに渡ってみて 肌では実感していたが、ちゃんと本で確認していなかった。そこで手始めに、まだ読んでいなかった同上書を手に取ったというわけ。

こんな本を読みながら、3500年前の祭式書のマントラに興奮したりもする―― ヴェーダとIT企業 、、、 これが僕の接しているインドだ。

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