キレーーーに食べてほしいな
月心居 という精進料理店が 裏原宿、表参道側にある。
もう10年も前、最初に連れていっていただいたときは、まだまだお客がついておらず、予約も簡単にとれた。
こんなにすごいのに、どうして人気が出ないのかなぁ・・・
そんな疑問も いまや氷解。 連日満員 のご様子である。
店主の棚橋さん は常々 日本のお客さんが増えないことを嘆いておられた。 しかし、とくにここ半年、日本人の方がたくさんおみえになるようになった、とのこと。 健康志向から 訪れる方が増えた、という感触をもってらっしゃるらしい。
繁盛しているのは喜ばしいことだけど、 以前のように 店主とゆっくりお話しできなくなったのが とても残念。
食べ物は好みだから、どこのお店が一番というわけにはいかない。 まして 僕は料理評論家ではない。
そんなんでも、、、 東京で 僕が心底お勧めできる食べ物屋が二つある。 そのうちのひとつが 月心居 である。
学生さんや新卒サラリーマンが気軽に行ける値段設定ではないけれど、 機会をつくって ぜひに行ってほしいなぁ、と思うお店である。
<メモ>
- 本当にお腹いっぱいになる。すごい量がでる。 できれば、朝食、昼食抜きで挑むべし。 ハンパナイから。
- 精進料理の作法は知らぬが、大声での会話、喫煙はそもそもすべきではない。お酒は飲める。
- 加えて、できれば 一皿一皿 洗鉢して キレーーーに食べてほしいな 、と思う。 それぐらいの価値があるし、料理とは 本来 そんな風にいただきたい、と思うからだ。
- 月心居を僕は 料理店ではなく お寺だと思っている。 お客さんさえはければ、しつらえの仏壇にしっかり手を合わせるようにしている。 ( 仏壇の前にもお客さんの席がある )
- とくに作法をとやかく言われることはないけれど、日本の精神文化と料理文化に対する こちらの心意気がためされる場所なんだと心得ている。 ( 店主が一々ためすわけではないですよ。僕が勝手にそう思ってるだけ )
- これまで隠れ家的に使わせていただいてきたが、店主はテレビや雑誌に頻繁に出ておられるし、ネット上での情報もかなりある。 そこで 拙ブログでもご紹介することにしました。
- なお、店主には こんな著作 もあります。近藤未見にて失礼。
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