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2006年8月13日 (日)

イラン革命イデオロギー

いくつかの本で勉強したところによれば、 イラン革命イデオロギー は 世俗的近代性に対するかなり明確な反対だということで 一致している。

実際は どこまでそうなのか、本当に そうなのか、、、一次資料にあたっていない僕としては 疑問はもちろんある。

しかし、そこに 「 世俗的近代性への反対 」 と解釈しうる余地が かなり大きくあるというのは どうもたしかなようだ。

では、ヒンドゥー・ナショナリズムの場合は どうか?

僕の見方では、そこには (イラン革命について語られるほど強烈な) 世俗的近代性への反対は 見いだせない。

たしかに 彼らイデオローグは しきりに世俗的近代性への反対を語る。 しかし それは ( 言葉においても、行動においても ) いつもどうも不徹底だ。

反でも正でもないような、どこか中途半端な位置、、、ヒンドゥー・ナショナリスト・イデオローグは そんな位置取りを選択している。

いくつかの論文でこれまでも繰り返し指摘してきたことだけど、イランの事例を学んだことで それを再確認した。

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