木挽町の稲荷
シュッとした身なりの銀座OLさんが二人 楽しげにその前を通り過ぎていきます
その奥では、 白髪のお婆ちゃんが 熱心にお参りしてました
ちょっと経って また前を通ってみたら、 三人のおばさんが お掃除をなさってました
たて看板をみると、 このお社で 宗教法人格をもっているとのこと
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場所は 歌舞伎座のすぐ裏あたりです
ちょっと歩いたところには、 割烹が並ぶ 一角があります
その駐車場に どでかいベンツをなんとか入れ込もうとしている、、、 「雰囲気」 のある お姉さん 贔屓目なしに 和美人
推定1200万円のS550、、、 ナンバーは とっても 「個性的」 、、、
助手席には 小ぶりだけど いかにも高価そうな 薄桃色のプラダのバッグ
ベンツの脇には くたびれたジャージ上下の女将さん風の女性
こっちの方に入れちゃいなよ こっちなら入るって
はい じゃぁ
女将さんは 運転席のわくに 両肘をついて お姉さんと とても親しげに会話しています
お姉さんも とっても柔らかな笑顔です ――
木挽町の稲荷の向こうにみえる どうってことない一幕
お稲荷さんが鎮座まします 真昼間の銀座のはじっこにて
僕の文学趣味が、、、 有体にいえば 夜の街のドラマへの想像力が、、、
ほんのり かき立てられたのでした
【メモ】
石井研士先生の名著 『銀座の神々』 (新曜社, 1994年) は こちら ↓
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