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2009年5月26日 (火)

スリランカの現状 090521

前便は こちら

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  • 4/21  「ス」 軍、 最後の侵攻作戦開始
  • 5/16  「ス」 大統領、 LTTEに軍事的勝利を宣言
  • 5/17  LTTE、 敗北宣言
  • 5/18  「ス」 国防省、 内戦終結宣言
  • 5/18  「ス」 国防省、 LTTE議長の遺体を確認
  • 5/19  「ス」 大統領、 全土制圧宣言

対話と和平の可能性はあった。 国際社会も尽力してきた

停戦協定を結んでは破りの繰り返しが、 ここ20年ほど続いてきた

どちらが協定を破ったとか、 どちらが悪いとか、、、

もはやそういうことは言えないほど、 互いの関係はねじくれていた

もともとの原因は、 シンハラ仏教ナショナリズムの過激化だ

もう60年以上も前のこと・・・ スリランカ建国はその上に成った

タミル人の権利はたしかにひどく侵害されてきた

そこから、 LTTEのような組織が生まれてくるのは避けられなかったろう

しかし、 LTTEは タミル人も多く殺した。 つまり、 同胞を!

LTTEに反対したり、 異論を唱えたりすれば、 民族の大儀への裏切りとみなされた

タミルの過激派同士の対立は 当然 流血の繰り返しだ

タミル人たちには、 家族や親戚や友人が 殺されたり痛めつけられたり

暴行をうけたり、 家財を失ったり、、、 そんな記憶がこびりついている

若者の絶望は いつも命を捨てる戦士たちを生み出してきた

シンハラ人だってそうだ。 どれだけの人が 憎悪を抱えてきたことだろう

戦争は公式には終わった

武力紛争はしばしば、 徹底的な弾圧により やっと安定する

殺しつくしたところで、 少数派はやっと黙り込むのだ

敗残の少数派である スリランカ・タミル人たちは 戦々恐々としている

内戦の終結を喜んでいる写真がメディアを飾っているとしたら

それは 大概 シンハラ人のものだろう

26万人といわれる避難民たち、、、 廃墟と化した3分の1の国土、、、

この残骸のうえに 新たな歴史と生活が築かれていく

南アジア研究者の端くれとして、 何かできないか、、、

本当に苦しいのだが、 いつもこの苦しみに苛まされるのだが

やっぱり 僕にはすぐ動くことができない・・・

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