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2009年5月14日 (木)

スリランカの現状

スリランカ情勢が 緊迫している

2009年5月13日付け朝日新聞 (朝刊) も 社説でこの問題をとりあげている

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http://www.asahi.com/paper/editorial20090513.html#Edit2

(リンク切れ ご容赦。 朝日ですから・・・)

スリランカ内戦―人道危機と日本の責任

 20年以上続いてきたスリランカ内戦が重大な局面を迎えている。

 分離独立を求める少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)が政府軍の攻撃にさらされ、北部のわずか3平方キロメートルの地域に追い詰められている。

 そのLTTEは敗北を前に、まったく無謀な行動に出た。地元住民を部隊と一緒に行動させ「人間の盾」としているのだ。武装勢力の家族や支持者が一部いるとはいえ、大部分は強制されていると見て間違いあるまい。

 先月末には約10万人の住民が戦闘の合間にLTTEの支配から逃れた。しかし、国連の推定でまだ最大5万人もの住民が残されている。

 これまでに7万人以上の犠牲者が出ている。最近、仮設病院への攻撃などで住民が死傷したとの報道もある。ここで大規模な戦闘が起きれば、言語を絶する悲劇が起きかねない。

 LTTEの行動が人道上許されないのは明らかだ。即刻、住民の拘束をやめ、全員を解放しなければならない。

 政府軍も軍事作戦を中止し、住民を避難させる措置を取るべきだ。作戦を強行して犠牲者が増えれば国際社会の非難はむしろ政府軍に向かうだろう。また国連などの援助関係者の現地入りも認めなければならない。

 この人道危機を国際社会も見過ごしてはならない。かつてルワンダやスーダンの紛争で、状況判断を誤ったために大勢の犠牲者を出してしまった教訓を思い出すべきだろう。

 日本とノルウェー、米国、欧州連合(EU)の4者は、連携して紛争解決への道を探ってきた。ノルウェーは7年前に双方の停戦合意をまとめた。

 だがこの停戦合意は、LTTEによるテロ攻撃や政府の強硬姿勢への転換によって昨年崩れ去り、ノルウェーとスリランカ政府との関係は険悪になった。米国の関心も自らの利害が絡む他の紛争地域に向きがちだ。

 それだけに、スリランカへの最大の援助国であり、政府とのパイプを保つ日本政府の責任は重い。「人間の安全保障」理念に基づいた外交を実践するときである。

 政府は明石康・政府代表を最近、現地に派遣し、ラジャパクサ大統領と危機回避策を協議したが、合意は得られなかったという。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチなど国際的な人権NGO4団体は麻生首相に異例ともいえる書簡を出した。日本が事態解決のためもっと積極的な役割を果たすべきだという内容だ。

 英仏両国の外相は先月、現地を訪問し、国連安保理が事態解決に乗り出すよう求めている。

 麻生首相は安保理外交をフル稼働させるとともに、中曽根外相を現地派遣するなどして事態解決に動くべきだ。

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インドの全国紙 The Hindu (タミル・ベース)の こちらの記事 には

戦線図 (戦線戦略要図) が載っている

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