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2009年5月16日 (土)

流動的知性とは (2/3)

<連載 中沢新一論> 前便は こちら

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コリン・レンフルー による、 「心のモジュール性」 仮説への批判 ――

かなり説得力がある ・・・

しかし、 最近の神経科学からはホミニドの脳の 「モジュール性」 を支持する証拠はあまり見つかっておらず、 モジュールの壁を破るのに、 ホモ・サピエンスへ移行するとき遺伝子がどのように変化する必要があるのかも、 まだわかっていない

『先史時代と心の進化』 (小林朋則訳・溝口孝司監訳, ランダムハウス講談社, 2008(原2007)年), 142頁

むしろ、 ロビン・ダンバー 『ことばの起源』 で論じられているような

進化論的アプローチの方が通説になっているのだそうだ

今では通説として、 完全な文法構造を持った言語が発達したことで、 狩猟採集者の集団は環境に適応する上で非常に大きな利点を得たと考えられている

『先史時代と心の進化』 143頁

人類の誕生とその歴史において レンフルーが重視するのは

むしろ別のことだ。 すなわち

種形成段階において、 人類は 「新しい画期的な形での外界への関与」 をはたした

それは 「道具の使用開始や、 その後に始まる計画的な道具製作、 あるいは火の使用など」 のことだ、 というのだ (同144頁)

<つづく>

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