« 70年代 日本のロック | トップページ | インド総選挙 2009 »

2009年5月15日 (金)

流動的知性とは (1/3)

<連載 中沢新一論> 前便は こちら

====================

スティーヴン・ミズン 『心の先史時代』 (青土社, 1998年) は

「種形成段階」 を説明するべく

初期ホミニドにおける 「心のモジュール性」 という進化心理学上の仮説を示す

この説を 中沢新一先生は 全面的に支持して、 持論を展開する

たとえば、 『熊から王へ カイエ・ソバージュⅡ』 (講談社, 2002年) 73-76, 78-79頁

この説は、中沢人類学のかなり大事な部分を構成する

どうやら、 現生人類の脳に発生した流動的知性が、 すべての鍵を握っているようです

同 199頁

このことを中沢先生は 「認知考古学」 から学んだのだという

現生人類の脳には、 特化された機能をもった領域の間を自由に動いていくことのできる流動的知性を発生させるニューロンの新しい組織化がおこったことによって、 いま私たちがもっているような能力 (象徴能力) が獲得されたと、認知考古学の研究は教えています。

同 189頁

「流動的知性」 論は、 『神の発明 カイエ・ソバージュⅣ』 (講談社, 2002年) の根本的議論であり

(とくに第2章 「はじめての 「超越」 」 を参照)

したがって中沢思想のもっとも重要な柱である

====================

しかし、 コリン・レンフルー のような認知考古学者は

「心のモジュール性」 の仮説をはっきりとしりぞけるのである!

そう! はっきりと!

<つづく>

« 70年代 日本のロック | トップページ | インド総選挙 2009 »

03A 思索」カテゴリの記事

04A 連載 中沢新一論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137899/44667372

この記事へのトラックバック一覧です: 流動的知性とは (1/3):

« 70年代 日本のロック | トップページ | インド総選挙 2009 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

Twitter


読書メーター

  • mittskoの今読んでる本
  • mittskoの最近読んだ本

鑑賞メーター

  • 最近観たビデオ
    mittskoの最近観たビデオ
2016年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

イーココロ

無料ブログはココログ