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2009年5月11日 (月)

宗教、階級、差別

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http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20090508-567-OYT1T00068.html

豚全頭処分のエジプト、 養豚の少数派キリスト教徒は猛反発

2009年5月8日 (金) 00:34 YOMIURI ONLINE

【カイロ = 加藤賢治】 新型インフルエンザ (豚インフルエンザ) 対策として、 エジプト政府が始めた豚の全頭処分に対し、 豚を飼育する少数派のキリスト教一派コプト教徒が猛反発している。

 同教徒は、 豚を不浄とみなすイスラム教徒による差別だと訴えるが、 政府は 「飼育環境が不衛生で、 野放しにできない」 と処分を進めている。

 「感染者が出ていないエジプトで、 なぜ豚を処分するんだ」

 カイロ西部マンシーヤ・ナセル地区で、 豚約100頭を飼育する男性 (33) は、怒りをぶちまけた。 住民の大半は廃品回収業のコプト教徒で、 生ゴミで豚を飼育、 副収入にする貧困層だ。 3日には処分に反発する住民と治安部隊が衝突した。

 「新型」ウイルスは、 人から人にうつる型に変異しており、 感染拡大に豚はもはや無関係。 それでもエジプト政府は、 国内の推定30万~40万頭の豚を処分する計画だ。

 新型インフルエンザの世界的な広がりは、 日ごろから不衛生な豚飼育を駆逐する機会をうかがっていた政府に、 絶好の口実を提供したとの見方が広がっている。

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2009年5月10日付け 朝日新聞 (朝刊) から 補足する

エジプトで養豚は、 ごみのリサイクルと裏腹だ。 市街地で集めるごみを分別し、 残飯のみ豚に与えて飼育。 豚は食肉工場に、 分別した残りのごみはリサイクル業者に出荷する。 人口の1割と言われるコプト教徒のうち約3万5千人が、 この地区でごみ処理と養豚で生計を立てており、 1日にトラック2千台分のごみが運び込まれ、 約6万頭の豚が飼育されているという。

この事実が示唆するのは、 問題は 単純な宗教対立ではない ということだ

どういうことか・・・

宗教帰属にもとづく共同体と 階級・階層と 差別の社会構造とが すべて重なっているということ

<コプト教徒 = 都市最下層民 = キタナイ・ロクデモナイ連中 >

こんな等式が スンナリ成り立っていて、 しかも

その三つの項が、 すべて同等の重みをもっている ――

このことは、 僕がやっている インドの事例からも 十分推測できる

だから、 次のようなムスリム (男性イスラーム教徒) のコトバが

同じ記事のなかで紹介されていたとしても

それに とらわれすぎはいけない! のだ

カイロ在住のイスラム教徒で退役軍人のムハンマド・ラシドさん(60)は、 「エジプトはイスラム国家。 そもそも豚を飼うべきではない」 と政府の全頭処分を支持する。

ラシドさんを苛立たせているのは、 もしかしたら、、、

<都市下層民 (スラム住民) のゴミ拾い> であり

その人たちが 図らずも体現することになってしまった体現させられている

エジプトという国の停滞と混乱であり

そんな国を作った 「政治家」 「官僚」 「知識人」 などなど、、、

であるかもしれない

繰り返す、、、 問題は 宗教ではない!

【メモ】

「コプト教徒 抗議 インフルエンザ 豚全頭処分」 でGoogle! →

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