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2009年6月 3日 (水)

銃夢

『銃夢』 ・・・ 「ガンム」 と読みます。 漫画です

第一シーズンの最終巻、 作者 「あとがき」 より

 サイボーグというモチーフを取り上げた理由は、 巷のサイバーパンクとかの流行とはぜんぜん関係なくて、 自分なりのSFを追及する過程で人間の内面を描写するのに最適と思ったからだ。 サイボーグもクズ鉄町もザレムも現代社会のメタファーなのだが、 具体的な何かを批判するために描いているわけではない。 クズ鉄町は総ての価値観が崩壊してしまったあとの世界だ。

こう作品の意図を解説したあと、 次のようにつづく

伝統も神話も、 思想もない。 我われは、 すでにそういう世界に生きている。 大切なのはそのことの善悪をうんぬんするのではなく、 認識することだ。 ナイーブな内面とハードな現実のコントラスト。 そして、 現実を認識しつつ、 虚無やシニカルに流されることなく、 なおも生きていく。 それは気分ではなく、 意思の力であり、 個を保つ 「戦い」 の真の意味だ。 それが 『銃夢』 で描きたかったことだった

木城ゆきと 『銃夢 9 ザレム征服』 (集英社, 1995年)

シニカルなものと ベタなもの・・・

もちろん 僕は 「ベタ」 な人間だから、 木城さんの言葉にうなずくのである

「あとがき」 には 「1995年5月4日」 の日付がある

阪神淡路大震災から 地下鉄サリン事件・・・

時代の証言であると同時に、 今も その光景は変わりなくつづいているように思うのだ

【メモ】

作者の 木城ゆきとさん については、 アレなこともあって

ネット住民のなかには いまだ不信とお怒りの方もいらっしゃろう

もうそろそろいいんじゃないかな、、、 と思うが、 いかが

何はともあれ、 『銃夢』 が 並でない傑作であるのは

どうしたって認めざるをえないではないですか

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