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2009年6月13日 (土)

宗教報道の昭和史 (2/2)

前便 よりつづく

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まずは 見出しをご紹介。 おおよそ戦前からの時系列になっている

「邪教」 「怪教」 のレッテルはる

大本教団弾圧、 洪水のような報道

「硝煙弾雨の中に読経して・・・」

仏教・キリスト教の従軍活動をルポ

信教の自由を尊重 距離を置く

戦後の宗教報道

リード文は 次のように書かれている

 すべての国民が戦争に直面した昭和の前期。 「生と死」 を説く宗教にとっては、 教えの真価が問われる時代だった。 しかし、 宗教集団のほとんどが、 国家の進める戦争に全面協力した。 それを肯定的に報道し続けた朝日新聞は戦後、 「信教の自由」 を保障した新憲法のもと、 宗教には距離を置いて慎重な報道に努めてきた。 しかし、 世界的に宗教の存在が大きくなるなか、 宗教報道のあり方が改めて問われている。  (清水勝彦)

大新聞による回顧と再検証の企画ということで

一次資料としても 大変興味深い指摘がある

大きな記事で、 とても引用しきれない。 ぜひ実際 見ていただきたいと願う

ひとつだけ、 引用しておく

「戦後の宗教報道」 のパートの最後に登場する 臼井敏男さん のコトバ

新聞は事件や大きな出来事といったきっかけがないと書きにくいという思いこみがあるのではないか

統一教会の霊感商法問題で、 新聞報道が後手後手にまわったことに関しての発言である

臼井さんは 「朝日ジャーナル」 編集部員、 のちに朝日新聞の論説副主幹をつとめた方だそうだ

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コメント

こんにちは。人づてに聞いて知りましたが、平野直子さんの論文「新聞・雑誌記事における〈新宗教〉言説の発生と展開」(早稲田大学社会学会『社会学年誌』(47) pp.85〜99 2006/3) http://ci.nii.ac.jp/naid/40007337999 も参考になるかと思います。

くろさきさん>

ご無沙汰しております。お元気ですか

論文のご紹介、ありがとうございます
うちの大学では、別のキャンパスに所蔵されているようですので、明日にでも早速入手してみます

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