安藤礼二さん
さる2009年6月14日、 総合社会科学会 の第11回研究大会にて
安藤礼二さん の特別講演
「新しい日本文化論の試み ―― 『死者の書』 を完結させる」
を聞きにいった
『光の曼荼羅 ―― 日本文学論』 (講談社, 2008年) で
第3回大江健三郎賞、第20回伊藤整文学賞をダブル受賞なさった
その記念講演ということだった
お話の内容は、 村上の 『1Q84』 との比較を糸口に
折口 『死者の書』 読解をおこなうというものだった
最近刊書 『霊獣 ―― 「死者の書」 完結篇』 (新潮社, 2009年5月) にもとづくお話だった
大変面白く拝聴した
安藤先生が本で表そうとしていることを、 そのまま肉声で聞けたのがよかった
あまつさえ! 質問までできるというのだから!
例によって、 ああいう場では決して遠慮しない僕は
当の学会の会員でないにもかかわらず、 二度も挙手して質問をしてしまった
高頭先生> 申し訳ございません
安藤先生のご返答は 実に的確で
「あの手の話」 をなかなかする機会のない僕には
とてもありがたい、 ちょっとしたカタルシスの場となった
【メモ】
- 総合社会科学会 は、 高頭麻子先生 のご紹介でうかがった
- Oさんもいらしていた。いつの間にか後方に座っておられてびっくりした
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