資本主義の起源/期限
先日 ある中国史の先生とお話をしていた
そしたら、 先方がお勧めの本として ウッドのものをお出しになられた
おぉ! ウッドに強い思い入れをもっている人に はじめて遭ったぞ!
と思い、 うれしくなった
きっと 経済学畑では 当たり前の著名人なのだろうが
僕の周りで 彼女の著作を実際に読んでいる人は 皆無だったのだ
- エレン・メイクシンス ウッド 『資本主義の起源』 (平子友長・中村好孝訳, こぶしフォーラム, 2001年)
この著作は 資本主義は 人間に本質的なものでは 絶対なく
必ず 終わりがやってくる、 一つのシステムなんだ、 と
それだけ聞けば、 ウォーラーステインのようなことを強調する
だから、 <資本主義の起源/期限> と洒落てみた (汗)
もう一冊、 ウッドの著作を紹介していただいた
- エレン・メイクシンス ウッド 『民主主義対資本主義: 史的唯物論の革新』 (石堂清倫・森川辰文訳, 論創社, 1999年)
こちらは 読んだことがなかった。 ぜひ読ませていただきます
【メモ】
経済史/経済学説史について、 前便は 「世俗の思想家たち」
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