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2009年6月23日 (火)

映画で学ぶ宗教と宗教学 (2/2)

<連載 宗教学のための映画> 前便は こちら

====================

「宗教学のための映画」 (MOOSH) 構想のため

  • 井上 順孝 (編) 『映画で学ぶ現代宗教』 (弘文堂, 2009年5月)

を検討してみたという話

この本では、 映画を通して 世界中の 「宗教文化」 を学ぶこと が目ざされている

「△△という映画には ○○教や××教のことが描かれている」

といった具合だ

一方、 僕が 「MOOSH」 で目ざそうと思っているのは

映画を通して 「宗教学という学問」 の理論的な課題を自覚化すること である

【追記】

コメント欄 にて 先輩のくろさきさんより ご指摘をいただいたので

あわてて 追記させていただきます

この本には

「△△という映画には ○○教や××教のこと しか 描かれて いない

という意味ではありません

本全体の編集方針として、 そのようなものになっている――

目次や索引から 《現代の比較宗教の理論的課題》 を参照することができない――

という意味です

ちょっとミスリーディングな書き方をしてしまいました

失礼致しました m(_ _)m

090626 3:40 am 記

とくに、 僕が興味があるのも 現代宗教だから、 そっちの方に偏ることになる

(つまり、 歴史上、 とくに前近代の宗教現象は やや後景に退いてしまう)

さて、 現代の宗教現象に接すると どうしてもわからないところがあって

あるいは、 学生さんたちに どうしてもうまく伝えられないところがあって

それで、 これこれの映画を観ると それがちょっと分かるんじゃないかな

というプロセスがまずあったのです

そうして いろいろな問題にぶつかって、 また

映画を観る目もそういう風になっていって、 リストが増えていったわけだ

具体的には、 次便以降から リストアップを始めたいと思っているので

よろしければ そちらを見ていただき

よろしければ ご意見ご感想などをいただければと願っています

もう一つの理由――

僕がぜひ含めたいと思っている作品が、 この本には含まれていないこと

上の理由と関係するのだろうが ともあれ

僕としてはぜひ紹介しておきたい作品が たしかにある

だから 僕なりのリストを公開するのも あながち無駄ではないだろう

と 思ったのです

====================

次に 映画選びの基準について

前便 で書いたように、 『映画で学ぶ現代宗教』 を一覧して気づいたのは

僕は 映画を十分には知らないし、 また観てもいないということだ

プロの批評家じゃないんだから、 徹底的に観まくる必要もないわけだけど

こうしたリストづくりを宣言してしまうからには

一応 選考基準というものがあるのかないのか ぐらいは明らかにしておきたいと思う

【基準1】

全方位網羅的なリストから 一部を選ぶ のではない!

あくまでも、 たまたま観た映画のなかから 選ばれるリストである

【基準2】

ある程度の エンタメ性をもっている映画が多い!

これには三つの理由がある

第一に、 僕にとって映画は娯楽だ。 芸術性を楽しむというのも含めて娯楽だ

だから、 いろんな意味での娯楽性がない映画は 自然と観なくなってしまう

第二に、 僕は ほとんど 独り映画をしなくなった

20代の一時期、 そういうこともやっていたが、 今はもうしない

人が観たいという映画に一緒に行き、 人が面白かったという映画を観なおす

誰かと 有意義に時間を共有できる作品が 僕にとっては大事なのです

第三に、 僕の 原初的映画体験が ゴジラであること

しかも、 第一作のゴジラでなく、 大映映画祭りのゴジラであること

テレビでは、 仮面ライダーとウルトラマン! 漫画とアニメ!

そういうジャンルが 僕の <映画なるもの> 理解を まったく形づくっている

と最近つくづく思う

こうして、 僕が選ぶ映画には どこかホニョっとしたところがあると思う

硬派の映画マニア、 映画関係者の方々からすれば

いかにも冷笑の対象となりそうなきもするのだが・・・

僕にとっての映画は そういうものなのです!

====================

ということで、 例によって 前置きがすっかり長くなった

次回からは この極私的リスト 「MOOSH」 (宗教学のための映画) を

不定期に、 気張らず ご紹介させていただきたいと思います

よろしくお付き合いくださいませ

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04C 連載 宗教学のための映画」カテゴリの記事

コメント

『映画で学ぶ現代宗教』執筆者の一人ですが、近藤さんのMOOSH構想、大変楽しみです。
ただ同書でも、「△△という映画には ○○教や××教のことが描かれている」というだけではなく、宗教(やそれに関する事柄)についての見方・考え方を鍛えるために映画を活用できる、という視点はもっているのではないかな、と思います。少なくとも私はそのつもりで書きました。ただこれを学生に伝えるのは難しいですね。今度モフセン・マフマルバフ監督(イラン大統領選挙の混乱について抗議声明も出している)の「カンダハール」をゼミでとりあげることにし、事前にビデオを学生に観てもらっているのですが、当日の議論がどうなることかとても不安です。

くろさきさん>

コメント ありがとうございます
そうでしたね、 ちょっと自分との差を際立たせるために、極端なことを書いてしまったかもしれません。 著者のお一人としてのクロサキさん、 およびその他の皆さんに お詫び申し上げます

おっしゃるとおり、 比較宗教の理論的課題に あの本がまっすぐ向かっているところがありますね!!

編集方針として 「宗教文化」 に焦点が合わせられているのは、 「宗教文化士」 の内容に関わっているわけですね

一般にはよりわかりやすい 「宗教文化」 というくくりが大事にされている本なのだな、、、と思ったわけです

いずれにせよ、 ちょっと過激すぎましたね。 あらためて すいません

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