映画365本
<読んだ本>
こちらのエントリ でも書いたように
ちょっとわけあって 映画評論なるものをちょっとだけ読んでいる
最近読み終わったのは
- 宮崎哲弥 『映画365本: DVDで世界を読む』 (朝日新書, 朝日新聞出版, 2009年5月)
駅の本屋で見かけて 買い求めたもの
この本での映画紹介には ある原則が貫徹している
面白くてためになる映画を紹介する (10頁)
要するに、 勉強になる映画・・・ ということ
この原則にまったく異論はないのだが、 やはり
ちょっと自己限定しすぎかなぁ、、、 という物足りなさが残った
守りが上手 というべきなんだろう、 きっと
もっとハジけてまってもえぇのかも 映画評ってのは!―― という感想だ
もちろん 情報量はすごい。 読みやすさも満点だ
たしかに 「ためになる」 といえば、 なる
実際、 観てみたいと思わせられる紹介記事も いくつもあった
たとえば
『グッドナイト&グッドラック』 (ジョージ・クルーニー)
観のがしていたが、 やはり観ておくべきだと
宮崎さんの解説と紹介によって 確信した
この映画、 「第2章 メディア」 で紹介されている8本のうちのひとつ
この章が 僕には一番面白かった
一方、 期待して読んだ 「第6章 宗教と思想」 はイマイチだった
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