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2009年7月 9日 (木)

タノモシ、あるいはムジン

先日 タノモシ という言葉を はじめて聞いた

お恥ずかしながら・・・ と言うべきなのか、 それすらわからない

この言葉は どれぐらい広く 日本人に敷衍しているのだろう・・・?

タノモシは 「頼母子」、 または 「頼母子講」 (タノモシコウ)

別名を ムジン (無尽) というらしい

「タノモシ」 で Google!! →

「頼母子」 で Google!! →

Wikipedia 「無尽」 の項 より、 いくつかの部分を引用してみる

無尽 (むじん) とは日本の金融の一形態である。 複数の個人や法人等が講等の組織に加盟して、 一定又は変動した金品を定期又は不定期に講等に対して払い込み、 利息の額で競合う競りや抽選によって金品の給付を受ける。

頼母子 (たのもし) あるいは頼母子講 (たのもしこう)、 沖縄県では模合 (もあい、 むえー) という。

無尽は、 貞永式目追加法にも記述があり、 鎌倉時代に登場したとされる。 庶民の相互扶助として始まったものだとされる。 江戸時代になると、 身分や地域に問わず大衆的な金融手段として確立し、 大規模化していく講も存在するようになった。

21世紀となった現在でも、 日本各地 (主に農村・漁村地域) に、 無尽や頼母子、 模合 と呼ばれる会・組織が存在している。 メンバーが毎月金を出し合い、 積み立てられた金で宴会や旅行を催す場合もあれば、 くじに当たった者 (くじと言いながら実際は順番であることが多い) が金額を総取りする形態のものもある。 多くは実質的な目的よりも職場や友人、 地縁的な付き合いの延長としての色彩が強く、 中には一人で複数の無尽に入っている人もいる。 沖縄県では県民の過半数が参加していると言われるほか、 九州各地や山梨県などでもよく行われている。

2009年7月4日 9:39 am アクセス

こういった制度の存在すら知らず 40数年

この日本に生きてきたことに 久々にビックリした

同時に、 「講」 という言葉が こうして使われているところに興味をもった

タノモシは 貨幣を基盤とする相互扶助制度でありながら

「講」 とも呼ばれる

「講」 とは 端的に、 信仰集団を指すのだから

その様態にあらわれる世界観は、 きっと

宗教と経済の境界領域に浮かんでいるのではないか・・・

そんなことを夢想した

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