働く女性のための職場
本務校には 「現代女性とキャリア連携専攻」 というのがある
始動したばかりのコースなのだが、 その委員をやらせてもらっている
大学運営への教員の積極関与という点で、 委員会システムは意義ぶかい
もちろん 委員会なんてもの、 実際には そんなに楽しいものではない
しかし、 僕にとっては 同連携専攻の委員は ちょっと別物だ
それは、 僕に 格別のやりがいを感じさせてくれるからだ
ということで、、、
こちらのエントリ で紹介した
- 『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか: 超大国の悪夢と夢』 (太田出版, 2009年1月)
より、 女性のための職場について 覚書です
経済誌 『フォーチューン』 毎年恒例の 「最高の職場ベスト100」
この特集について、 2007年1月付けのレポート
いくつかの指摘があるのですが 最後の二段落を紹介いたします
『フォーチューン』 の選んだベスト100企業のうち約3分の1が社内に託児所を持っている。 また、 8割が勤務時間の2割以上をテレコミュート (インターネットを使っての自宅作業) 化している。 シスコ・システム社にいたってはテレコミュート率8割に達する。 ワーキング・マザーには最高に便利だ。 ベスト100の約半分の企業が女性社員の比率が50パーセントを超えている。 日本でも働く母親向けの職場環境をこれくらい実現すれば、 少子化なんてアッという間に解決するぞ
159頁
こう述べて、 町山さんは すぐ次のように付け足す
もちろん、 こんな天国みたいな職場で働いているのはほんの一握りで、 その何千倍ものワーキングプアが底辺で支えているのが格差社会アメリカなのだが
同
「地域研究的」 とでも形容できるような、 内側からのちゃんとした批判
そこに住んで、 その社会をちゃんと知ろうとすれば、 誰だってすぐわかる
外国理解で、 そんなに簡単で どうってことないのに なかなか徹底されない
そんな立場からの批判―― である
こういうところが、 町山さんの本を面白くしている
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