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2009年8月19日 (水)

働く女性のための職場

本務校には 「現代女性とキャリア連携専攻」 というのがある

始動したばかりのコースなのだが、 その委員をやらせてもらっている

大学運営への教員の積極関与という点で、 委員会システムは意義ぶかい

もちろん 委員会なんてもの、 実際には そんなに楽しいものではない

しかし、 僕にとっては 同連携専攻の委員は ちょっと別物だ

それは、 僕に 格別のやりがいを感じさせてくれるからだ

ということで、、、

こちらのエントリ で紹介した

  • 『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか: 超大国の悪夢と夢』 (太田出版, 2009年1月)

より、 女性のための職場について 覚書です

経済誌 『フォーチューン』 毎年恒例の 「最高の職場ベスト100」

この特集について、 2007年1月付けのレポート

いくつかの指摘があるのですが 最後の二段落を紹介いたします

『フォーチューン』 の選んだベスト100企業のうち約3分の1が社内に託児所を持っている。 また、 8割が勤務時間の2割以上をテレコミュート (インターネットを使っての自宅作業) 化している。 シスコ・システム社にいたってはテレコミュート率8割に達する。 ワーキング・マザーには最高に便利だ。 ベスト100の約半分の企業が女性社員の比率が50パーセントを超えている。 日本でも働く母親向けの職場環境をこれくらい実現すれば、 少子化なんてアッという間に解決するぞ

159頁

こう述べて、 町山さんは すぐ次のように付け足す

もちろん、 こんな天国みたいな職場で働いているのはほんの一握りで、 その何千倍ものワーキングプアが底辺で支えているのが格差社会アメリカなのだが

「地域研究的」 とでも形容できるような、 内側からのちゃんとした批判

そこに住んで、 その社会をちゃんと知ろうとすれば、 誰だってすぐわかる

外国理解で、 そんなに簡単で どうってことないのに なかなか徹底されない

そんな立場からの批判―― である

こういうところが、 町山さんの本を面白くしている

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