宗教社会学と宗教現象学
前便 にひきつづき、 シンポ記録
- 浅田彰・東浩紀・磯崎新・宇野常寛・濱野智史・宮台真司 「共同討議 アーキテクチャと思考の場所」 (『思想地図』 vol. 3 [特集: アーキテクチャ], NHKブックス別巻, 日本放送出版協会, 2009年5月, 12-75頁)
より、 部分的抜粋メモ です
やはり、 宮台真司先生 の発言より (57頁)
じつは同種のことを一五年前の 『終わりなき日常を生きろ』 (ちくま文庫) で宗教を論じた際に、 このように書いています。 宗教者は、 宗教は社会よりも大きく、 宗教学は社会学よりも大きいと考えます。 しかし社会学からすれば、 そうした思考自体が社会システムの 「内部イメージ」 です。 だから社会学者にとっては社会は宗教よりも大きく、 社会学は宗教学よりも大きいのです。 同じことで 「全体性」 という概念も、 所詮は社会システムの 「内部イメージ」 にすぎません
そうしたことを考えると、 宇野さんがおっしゃった 「全体性を論じることに意味はないんだ」 「いや意味があるんだ」 という議論自体にはあまり意味がないわけです。 全体性もどのみち社会システムの 「内部イメージ」 にすぎない以上 ――そして何よりも僕のこうした物言い自体も社会システムの 「内部イメージ」 のなせるワザである以上―― 全体性をめぐって政治的せめぎあいが起こりうるし、 現に起こっているというだけの話なんですね
これは、 相対主義的世界観に対して、 社会の全体性なるものを
どのように担保し確保するか、 という おなじみの課題に対する
宮台先生の応答だ
で、、、 ちょっと全然違う文脈に話をもっていきたいと思う
念のため言っておくが、 宗教学者は 宮台先生の発言を
「バカにされたぜ」 みたいなノリでとってはいけない。 得策じゃない
むしろ、 論争にのっかるにしろ のっからないにしろ
宗教現象学と宗教社会学のあの論争へと しっかり接続すべきだ
こちらのシンポ 終了後の懇話会にて、 山中弘先生 より
コンドー君の話は、 宗教現象学なのか宗教社会学なのか
なんだか詰めきれていないよ! という指摘をうけた
まったくその通りであって、 宗教学を宗教学として
原理的にささえるものを、 僕自身まだ 明らかにできていない
宗教現象学と宗教社会学の折衷的統合まではできているが
やっぱりまだまだ詰めきれていないのだ!
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「天空の城に建築学のルールはいらない」
(福岡伸一著 『世界は分けてもわからない』より)
私たちは、初めに描いた天空の城(意匠設計)を絵にかいた餅にしないために、きちんと組み立てるべく構造設計をしなければなりません。構造設計の段階では、討議の最後に磯崎先生のおっしゃていたとおり、「石の重さ、コンクリートの打ち方など、自分の身体で物質を感じるように」訓練された人が設計しなくてはなりません。それは一見無駄に思える作業かもしれませんが、コンピュータに計算されてアーティストのスケッチ通りにできた建築物は「膨大な無駄とともに出現する[おもしろいだけの]粗大ごみ』になってしまうのです。
(最後の磯崎先生のまとめは意味深いですね)
チャールズ・テイラー『〈本物〉という倫理』を読みました
現代社会における「個人主義の自己中心性」と「道具的理性の優位とテクノロジー中心主義」は個人からも集団からも自由の大半をもぎ取り、しまいには「自分の世界にひきこもった」個人による社会になってしまう。
そうして人々は積極的自治への参加の意思を喪失し、政府によって作られた家にいて満ちたりた私生活を享受するという、トクヴィルの予見した世界にやがてはなってしまうだろう。
そうならないため必要なのは道徳的な見地である。
ハイデガーの思想に基づくところのテクノロジー構想、テクノロジーをコントロールするのではなく、テクノロジーをケアの倫理や純粋な思考の能力の陶冶といった非道具〔主義〕的な姿勢のうちに位置づける可能性を開かなければならない。
私はこの本を読んで、なぜ自分が宮台さんや東さんの考えが受け入れられないのか、再確認することができました。トクヴィルの予見を本当に恐ろしいと思うし、そうなる可能性が低くないように思ってしまいます。
さて、道徳的知見は私たちのどこで、どのように生まれ、どうやって広がっていくのでしょうか。
私は自分はコミュニタリアンではないと思っているので、結論ではテイラーに賛同できない部分がありますが、それでも大方で彼の意見に賛成です。
でも、もっと考えたい部分があります。
====
山中先生はさすがですね。
私が気づいたことといえば、冨澤先生のお話の中にハイデガーを見出し、中町先生が、先生のお陰で説明を省くことができたとおっしゃていたことが映画の中に表現されている宗教と、本当の歴史の中の宗教の相違の説明であったので、こりゃ大分広がってるなぁというだけでした。
でも、私はハイデガーを想像しながら、うまくすれば大きなことができる可能性はあると感じました。
神学を捨てなければならなかったハイデガーですが、彼は神学を学んでいるうちにきっと社会、宗教、時間、空間、それらの繋がりについて構想を積んできていたのかもしれないなぁなんて。それほど宗教で考えるとすとんと落ちる(いや落ちないか・・)気がする気もする・・・。
ハルカリは「Tip Taps Tip」が私は一番好きです。
投稿: u.yokosawa | 2009年9月28日 (月) 23時50分
エウレカですね
最初 期待して観ていたのですが、僕には ダメでした
=====
『「ほんもの」という倫理』 まだ読んでません
コミュニタリアニズムにもとづくポストモダン批判――
歴史と伝統のなかから道徳を力強くたちあげる――
そんな当りをつけているのですが…
こう書くと、どこかの国の バカ保守と一緒に聞こえますが
まぁ もちろん そんなことはないはずですよね
よいですか?
yokosawa さんお奨めなら、ぜひ読んでみます…
=====
僕の宗教学は もぉ どこに行くのやら、 よくわかりません
宗教学は ひとつのフォーラムだと思っています
宗教現象学は、 ご当人たちが言うのとは違って
「方法」ではなく「理論」の範疇で 本質的に重要と確信しています
(ただし、宗教概念批判を くぐりぬけねばなりませんが)
(まだ そこができていない、という)
宗教概念に足をひっかけつづけ、《人間・社会・歴史》について思索する――
そういうフォーラムとして
宗教学は ゼッタイになくなってはいけない、と思っています
こんなこと、山中先生には まだとても 上手に説明できませんが…
投稿: コンドウ | 2009年9月29日 (火) 01時07分
「あんたはこれからは自分のくだらないと思ったものから読みなさい。」
私の師匠と『車輪の下』について話していた時、突然言われた。
「はい?」
それだけ。
今ならその意味を十分理解できるけれど、その時はすごく混乱した。
私にとってはくだらないものでも、広く世の中に受け入れられているものには理由がある。
そして、それを受け入れられない自分にも理由がある。
そいつを理解しないと世の中がずいぶん狭まることになる。
そしてそれは、私にとっては致命傷になってしまうのだ。
=====
エウレカは原作ボンズというだけあって、構想は佐藤大でも脚本だけで7人が関わり、その中のたくさんの回を受け持った4人がそれぞれの特色を存分に生かして書いてしまっているので、うわあぁ!て思わせる回があったり、あれって思わせる回があったりします。(たぶんその人の好みで)
ファンはその辺を十分理解したうえで、自分のお気に入りの脚本家を選んだり、メカニックについて楽しんだり、音楽を楽しんだりしているので、エウレカファンはすごく多様化しています。もちろん宗教好きも含まれる。
ゲームやそのほかのアイテムとアニメはどのように馴染むか・・・そんな実験的なアニメなので、朝7時から!なんてことになったのです。
私はすごくおもしろいと思いました。
鋼の錬金術師で手ごたえを感じたものを一気に実験なんて、景気がいい時にしかできませんよね。でも、いろいろなデータは取れたんだろうな。バンダイも。
====
『〈ほんもの〉という倫理』はおもしろかったですが、たぶん新しくはない。その辺が読むか読まないかの決め所だと思います。迷っているときに読んだので、私には意味がありました。
でも、ほんとうに翻訳はうまくて唸らせられるようになりましたね。十分理解した人がきちんと翻訳する。それだけでも、日本の学問はずいぶん進んだんだなぁと思わせる訳です。
『今日の宗教の諸相』もそうですが。
私的には早く『A Secular Age』が読みたいところですが、まだ翻訳されてませんよね・・。
投稿: u.yokosawa | 2009年9月30日 (水) 01時37分
yokosawa さん>
自分がくだらないと思ったものから読む――
これには 相当の自信がありまっす!!
僕の研究対象である ヒンドゥー・ナショナリズムの文書が まさにそれ!
およそ5年間、もぉ こればっかり読んでいましたから・・・
また、インドに行っては、 そっち系の人とばかり 話をしてましたし・・・
宗教学、 とくに私が薫陶をうけた島薗宗教学では
徹底的に 相手の言い分を聞き取ろうとします
価値判断をまずは脇において、 ひたすら相手の 《世界》 の理解を目ざす
(もちろん 「完全な」 理解は どんなときにもありえません)
僕が 大学院で学んだのは、 そうした対象との接し方でした
僕のインド研究は、完全にその思想と手法にのっとっています
ていうか、 そんな宗教学しか 僕は知りません
そうした努力のうえでの発言 と受け取っていただきたいのですが
やはり 「下劣な思想」 「不十分な思想」 というのはありますね
こと 政治や人権、自律や金銭、身体や性にかかわることとなると
もぉ いけません!
=====
エウレカを楽しんでいる方、たくさんいるのは知っていましたが
直接話をお聞きしたのは はじめてでした
なるほど・・・ そういう感じなんですね
バンダイの動きが面白いです。 これはケッコウなもんですね
アニメ・マンガには理解がある、 というか
僕自身の 《文化生活》 の来歴には ほとんどそれしかない ので
ちょっとは そちらのセンスがあるかとは思っていたのですが・・・
どうやら 何か 僕のなかで昔とは違ってきているものがあるようです
ちゃんと考えてみたいと思います
取り急ぎ
コンドウ
投稿: コンドウ | 2009年9月30日 (水) 02時10分
アニメはこの10年ですごい勢いで変化しています。
特に、ポケモン以降、メディアミックスによる世界的な商品価値が認められて、《いかに商品化するか》徹底的なリサーチがなされ、戦略に則って関連商品を売り込む、大きな事業として発展しています。
《マンガ→アニメ》型、《アニメ→マンガ》型、《小説→アニメ》型、《ゲーム→アニメ》型などから波及して、エウレカのように同時進行的なものも大分増えてきました。キャラクター商品も充実させています。
しかも、それぞれが時空的に接点を持ちながら、違うストーリ展開をさせる。そうすると、全部見たい、全てをそろえて全体の世界観を楽しみたいと感じる消費者が、どんどんおカネを使ってくれるという仕組みです。
放課後、本屋さんの黒い集団(男子学生)を発見したら、そっと観察すると面白いです。
(ちなみに、今日本屋で、「ハンター×ハンターが復活・・・」という話を小耳にはさんで焦ってジャンプを買って失敗しました。みんな楽しみにしてるんだなぁ。
ハンター×ハンターは初期のシリーズはアニメがテレビ放映されましたが、第2シリーズからはDVD、ビデオ販売のみ。私はレンタルしてみましたが、借りるのには相当苦労しました。)
一方で、原作重視の作品も多く支持され、そちらはそちらで発展しています。(十二国記、今日から魔王、彩雲国物語、マリア様がみているなどなど)これらの作品は女子から支持されていることが多く、私は性差も感じています。
私が最近すごいと感じたのは、小説の原作者とアニメの監督がタイアップして小説の世界観を拡張した「精霊の守り人」です。言わずと知れた人気小説を話は変えずによりリアルな形で再現する。
この作品のために、原作者とアニメチーム(スタジオGI)は週に一度何時間にも及ぶ会議を行い、作品を作りあげています。原作の上橋菜穂子さんは、すごく疲労もしたけれどこの日をいつも楽しみにしていた、と語っていました。(たぶん1年間くらいだったと思います)
というわけで、ジブリ、ディズニーにはないアニメのかたちですが、たぶん日本で一般的にテレビという媒体を通じて普及しているのはこういうものではないかと思います。
アニフェスにも参加して、十分理解したつもりですが、実は最近また変わってきていて、そこら辺は私も実はわかりません。子どもたちが卒業を宣言してしまい、さすがに夜中放送のものは見られないので、情報的にはひと世代前になっているかもしれないと感じています。
「サマーウォーズ」はよかったです。
先生はトイストーリーを世俗的で何も宗教的なものがない映画とご紹介されましたが、私は女子中高生に未だ人気の「リトルグリーンメン」の場面は宗教を感じてしまいます。
ところが、娯楽映画を追求したと細田守監督がおっしゃる通り、この映画には神秘も宗教もありませんでした。家族のつながりというメインテーマを貫いています。勝負は花札と拳。
キングカズマはかっこいい!こちらの話はマンガ(コンプエース)で別売りもしているみたいです。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 1日 (木) 01時08分
yokosawa さん>
ふむふむふむふむ・・・
ポケモンあたりなんですね、変わったのは・・・ ふむふむ
そうなんですよねぇ、おそらく カネの匂いがどうも・・・ 僕には・・・
なんと言いますか
まぁ 僕も さんざんお小遣いをつぎ込んできたクチですから
あんまり偉そうなことは言えないんですが、 なんかこぉ うーーーん・・・
「やられてる感」 が悔しいんでしょうかねぇ・・・
あげていただいた作品名、作家名等々は もう何がなんだか・・・
すっかり 置いてけぼり状態です (笑)
質がとんでもなく高いのは 完全に認めてるんですよ
エウレカだって 本当にすごかった よくやったもんです!
でも なんか 遠い世界になってしまいました
最近のアニメでよかったのは 「電脳コイル」
こちらもNHKですね
「サマーウォーズ」は 観れませんでした
これは 観たかったですねぇ もうやってませんものね (泣)
投稿: コンドウ | 2009年10月 1日 (木) 01時40分
サマーウォーズはロングラン中ですよ。私も一昨日見ました。すごく混んでいて驚きました。
電脳コイルとよく比べられる作品みたいです。
いい加減アニメは終わりにしようと思い、書き加えようとしたら素早いレスポンスでびっくりしました。お付き合いさせてしまって申し訳ないです。
意識して入れなかったのですが、サンライズ作品(ガンダム、ルルーシュなど)はファンが別枠。同じように押井守監督作品(攻殻機動隊など)や新開誠監督作品(秒速5センチメートルなど)も別枠です。この辺は、すごーくコアなファンが詳しいサイトなんかを書いてると思います。どれもいい作品です。
私のお勧めは新人監督の吉浦康裕さんの「イブの時間」
ネット配信の作品も今後注目するべきかなぁと思っています。
おカネをかけるかかけないかは消費者の自由です。テレビですから一銭もかからずに見ることも可能です。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 1日 (木) 02時18分
yokosawa さん>
ホントですね、 明日 池袋で観てきます サマーウォーズ
ガンダム(オリジナル)、パトレイバー(とくに2) は やたら好きです
前者は 年代的に当たり前ですが、 後者は
マイベスト映画50に入るぐらい 好きなんです
「コア」 なんですかねぇ・・・ 自覚なしです
「ほしのこえ」 はよかったですよ、たしかに!
新海監督作品は その後、ぜんぜんフォローしてませんが
きっと いい作品を作りつづけていらっしゃることでしょうね
新海監督の路線は 僕らの世代には よくわかるんですよね、 僕には
ロボット、怪獣ものから 人間もの、青春ものへ というラインとして
それと 《セカイ系》 というのがあるわけで・・・
まぁ 僕らからしたら アニメは全部 《セカイ系》 だったわけですが
「イヴの時間」 もよさそうですね
最近こういうの多いですよね ロボットや科学技術が 人間性に直近する
っていうんですかね
「攻殻」 とはまた違う意味で 恋愛とか性欲とか 青春とか
なんか そこらへんと 人工物とのクロスオーバー っていうんですかね
これだけの規模ですから きっと何かを表す現象なんでしょうね
投稿: コンドウ | 2009年10月 1日 (木) 02時45分
だめだ~。アニメは全部はまとまらない~(涙)
ジャンプ、サンデーものはマンガの波及と割り切って書かなかったんですが、普及率は一番かもしれないですね。
パトレイバーは私も大好きでした。
NARUTO、ワンピース、ブリーチ、銀魂、リボーンなどなどのジャンプ枠はもうすごいですよね。私は映画まで見てしまって、ジャンプフェスにもジャンプショップにも行って、すごい時間ここに費やしてると思います・・。(実は今度のワンピースも一人で見に行くかも・・)
サンデーもコナン、犬夜叉、ガッシュ、結界士等々ずいぶんみました。アールなんかも大好きでした。
でも、このあたりはマンガで語りたいぞ・・・と個人的には考えています。
あと怒られるので、庵野秀明監督作品(エヴァ、トップをねらえなど)も好きですが、一番は原作が大好きな彼氏彼女の事情になちゃいます。アニメエヴァの話題の最終回を、そのままひっぱった感じです。
「イヴの時間」ぜひ見てください。
20分(だったかな?)に時間がギュッと凝縮されてて、実にいいです。
「サマーウォーズ」はきっとディレクターズエディションのDVDなんか出そうな予感が・・・。楽しんできてください。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 1日 (木) 07時09分
yokosawa さん>
ジャンプ、サンデーはたしかにすごいですね
前にも書いたような気がしますが、 僕は すっかりマンガ週刊誌を
やめてしまいましたもので、 このあたりの熱にかかっていません
彼×2 も 結局 みておりません
エヴァは 最初の劇場版を 劇場に観にいきましたが
ハマったというほどでもありません
新劇場版・序 のほうが、 DVDですが 印象が強いです
サマーウォーズ これから観にいってきます
投稿: コンドウ | 2009年10月 1日 (木) 13時58分
私がマンガ・アニメにがっちりはまっているのは、もちろん楽しいからですが、小説を読んでも、論文や学説を読んでも、漢詩を読んだって、実は私にとっては同じように楽しいです。
クラッシック音楽を聴いても、パンクロックを聞いても、邦楽を聴いても楽しいです。
(もちろん好き嫌いはあります。)
しかし、ここまで好きなのは、共有できる仲間の数の多さと幅広さだと思っています。
私はノンセクな人間なので、タムロったりするのは超苦手です。それでもマンガやアニメの話をする時、相手が保育園生だろうと小学生だろうともっと大きな子どもでも大人でも、ほんとうに楽しいし、自分のほうが知ってるなんて決して言えない(どんどん、いろいろ教えてもらえる)のが本当に楽しいです。
そんな媒体は他にはおそらくないでしょう。
それが頭の悪い下等な文化だという人もいるでしょう。
くだらないと感じる人もいると思います。
でも、私にはすごく貴重なアイテムであり、政治や経済のことを考えるときには消して感じることのない、なんかすごく大勢の人とつながっている感じ(大衆としての自分!)を得ることができる存在です。
アニメが好きというだけで、その人たちを同じように括って分析しようとするのは間違いです。その中にあるのは、すごく複雑な感情と嗜好とこだわりです。
また、何も感じたり考えたりしていない人が(与えられた情報だけで)、好きになるのはおかしいです。(まあ、その中だけで生活してしまう人は変わっていただく必要ありですが・・・。)
日本は資源のない国です。
今後、輸出していけるものの価値は、もっと真剣に考えられるべきです。(ほんとはアニメの殿堂もいいかもと思っていました。)
《生活に不必要な知恵》の大切さについて、ちょっと考え中です。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 1日 (木) 18時55分
yokosawa さん>
僕の時間も似たところがあります
授業でよく言うのですが、 マンガやアニメや映画、 おしゃべりやオシャレなどと
学問は 同じぐらい(!) オモシロイ!
勉強は くだらなくてつまらないが、 学問は 一生モンの最高の趣味だ、 と
=====
考えてみれば、 僕は 長いこと アニメやマンガで
人とつながったことがないですねぇ・・・
自分の場合、 アニメやマンガ 昔ほど熱中できなくなったという事情があり
その後、 人と その趣味を共有することが どんどん少なくなっていった
そんな感じです
ただ、 愛着だけが残っているのは 間違いないです
自分の完全なる一部ですから
=====
サマーウォーズ 観てきました
「時をかける少女」 の監督さんですよね?
まぁ すんごく上手というか、 画の質、 ストーリーテリングなど 立派です!
上手な、 立派な、 見事な アニメ映画でした
ただ そこまではまらなかったです、 僕には
どうしてかなぁ、 と考えてみましたら 二つ 思い至りました
(1)
音楽が ちょっと・・・ 山下達郎はまぁ よいのですが
BGMのセンスが 僕にはいただけませんでした
感動の押し付けをしようとしている、 という印象で バタくさかったです
あれだけの画力と キャラデザインがあるんだったら
あんな音楽の使い方をしなくてもいいのになぁ、、、 と
もっと抑えた演出が 僕には好みです
(2)
対象年齢層が よく分かりませんでした
宮崎駿の偉大さは 作品を 徹底的に 「子ども」 に向けていることです
小学生 ですね
一方、 「サマー」 は 一体誰にメッセージを届けたいのか?
中学生から大学生、、、 といったところなんでしょうか?
広告代理店が 徹底的に 市場調査をしたうえでの 作品でしょうから
あれはあれで 誰かにとどくものなのでしょう
海外市場へのアピールも 念頭にあるのでしょう
そのゆえなのかどうなのかは分かりませんが
オッサンの僕には メッセージ、 ストーリー、 キャラ、 そのほかの演出
そのコンビが なんだか中途半端な感じを与えてきました
投稿: コンドウ | 2009年10月 2日 (金) 02時25分
ほんと音楽は最悪ですよね・・・。
私はミスターインクレディブルのエンディングが大好きなんですが、そんなのが存在するから余計に、ほんとふざけるなと思いました。
明らかにTBS系列だからです。(薔薇のない花屋ねらい)
対象年齢はあまり考えたことないですが、やはり主人公が高校生だから、私は理系高校生男子に夢と教訓を与えるのが狙いの一つでしょう。
※アバターの活躍と言い、動きと言い、「デジモン系」な感じをうけました。デジモン世代と言えば今ちょうど高校生(そんなに大きくなったのね・・)ですから、きっとそうだと思います。
でも私が映画館観察をした感じでは、学生さんというよりは、30代前半くらいの人が多かったです。(平日夕方ということもあって)大学生女子のかたまり(5、6人)が浮いていました。カップルチラホラいましたが、ほとんどが一人で、明らかにアキバ系というひとは少なく(1割弱)、どちらかというと独身30代男女(男7女3)という感じでした。
(私の隣が30代前半女性一人だったので驚きましたが、後でよく見たらけっこういました。)
ということで、対象年齢と実際見ている人の年齢はあまり関係ないと思います。それはおそらく価値観の広がりの問題でしょう。
=======
私は先生がこの映画が駄目なのはスカスカ感からだと思います(予想通り)
先生のご紹介されてる映画のほとんどは「おなかいっぱい系」ですから、そういうのと比べたらお話になりません。
想像でたくさんくっつけるのが楽しいのです。
また、想像プラスαアイテムとして本やマンガが加わるのです。
この嗜好の極端な例は「勇者にくせになまいきだ」(PSP用ゲームソフト)に顕著に表れています。
いろいろ求めているゲーマーにはふざけるなですが、このスカスカ感はたまらないです。(音楽も絶妙)
押しつけがましい世の中とはおさらばだぜって感じです。
わたしも1.2両方持っていますが、男子中高生への広がりは正直驚きました。(簡単で難しいです)
それはきっと、業界の人にも影響を及ぼしていると感じます。
先生は強い思考への影響力に傾くタイプで、そちらへの嗜好がある。だから今風なアニメもマンガも小説も楽しめないのかもしれません。
軽さは無思索なのではなく自由さだと、今の若者は自覚して適応している。そんな風に私は思うのですが。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 2日 (金) 13時50分
yokosaawa さん>
ポケモン、デジモンの流れに馴染んでないと、 そうですね、 ちょっとキツイですね
対象年齢層と 実際の観賞者は もちろん違っているでしょうが
(宮崎アニメが その典型!)
なんといいますか、 コンセプト ですね!
コンセプトとして 誰になにを伝えるのか・・・
いや、 メッセージなんかなくたっていいのですよ、 別に
しかし、 あれだけ バタ臭いわけですから やっぱり 何なんだろう、 と
=====
「想像プラスαアイテムとして本やマンガ」 ――
なるほどぉ・・・! そういうことなんですね
もぉ この辺りの感覚が まったくなくって
「押しつけがましい世の中とはおさらばだぜ」 ――
「軽さは無思索なのではなく自由さだ」 ――
これも お恥ずかしながら、 僕にはない 感性です
基本、 自由人で生きてきたからでしょうか・・・
それとも、 おっさんになっただけなのでしょうか・・・
つまり、 時代のきしみを 身に沁みて感じられていないだけなんでしょうか・・・
本当に 貴重なご意見です!
なんだか 見えていないものが何か、 ちょっとだけわかってきました
この辺りは ホントに 僕の感性がついていっていないところです
=====
「勇者のくせになまいきだ」 知りませんでした
これまた お恥ずかしいことです
かつて 「アジト」 に大ハマりしていましたから、 それを思い出しました
投稿: コンドウ | 2009年10月 2日 (金) 15時08分
偉そうなことばかり書いてしまって、ちょっとはずかしいです。本当に私見なので、ちがーう!って言う人も多いと思うので、ぜひ他の人の意見も聞いてください。
別に夜放送してもいいじゃんと思うような、もやしもんとか夏目友人帳とか×××HOLICとかが深夜枠なのは、あきらかに塾通いで子どもが夜いなくなって視聴率が取れないからだと思っています。(だから深夜見るっていいのかなとも)
あと、夕方の子供向けのものも減ってきました。これも塾通いの影響でしょう。
子どもが好きなことを出来る時間が本当に少ない。やらなきゃいけないと押しつけられたものを、健気なほどに一生懸命こなしている。これが、自由時間は自由に!の根底にあるんだろうと思います。
親も外で遊ぶ時間がないからと、(どこでもできる携帯)ゲームなんか好きなだけ与えるから、そんな中でも選択権がある。学校帰りや塾帰りにモンハンを電車で通信してる男子学生も、なんだか許せるようになりました。
でも、それがすべてじゃない。
仮想世界を考えているのも、アニメを作っているのも、じつは子どもの頃実世界で十分遊んできた人たちで、クリエーターとしての資質は実世界で積んだ経験値がモノを言う。
そんなふうにも考えています。
子どもは大人が考えるほど単純じゃない。
自分に必要なものは解っていて、自分の与えられた環境の中でそれを確保しようと模索している。
それじゃあ、私たち大人は何をしたらいいんだろう。自然回帰なんてもうできない。それじゃどうする・・・。欲しがるものを全て与えるのが大人の役目?
ということで成り立っている、私のマンガ・アニメ・ゲームの見方は偏っているはずです。
そこのところは強調しときます。
あと、女の子バージョンの話はまた別物で、それは先生にはさらに難解だと・・・。(私にも)
私は11月に今や国民的アイドルの嵐のコンサートに行くことになりました。
乞うご期待!
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 3日 (土) 02時17分
yokosawa さん>
お返事 ありがとうございます
大変興味のあるところで、 お話を聞かせてもらって
メチャメチャ お役立ちです!
こういう世界、 正解はないでしょうが、 やっぱりいいところ突くかどうか は
ありますもんね
yokosawa さんのご意見は、 お世辞じゃなく 鋭い感じがしますが・・・
まぁ こだわりのある人とのつまらない論争になっても、、、 ね (笑)
=====
子どもたちのためのアニメ ということなら、 僕もよくわかります
忙しいですもんね、 小中学生!
高校生も ある意味 そうですよね!
僕自身、 アニメとマンガで 青春時代を埋めてきました
あのセカイがあったおかげで、 楽しかったし 友だちもできました
高校まで 僕は 完全にそうでした
今の子どもたちにも そういうのあっていいよな、 と素直に思います
いろいろ賛否両論あるでしょうが、 まぁ いいんじゃないの、 と
(ちなみに、 僕は 大学教員になる前、 専任で塾講師やってました)
僕の疑問は その後にやってきます――
その辺りの 子どもの忙しさが、 あの独特の 《スカスカ感》 に
つながっているんでしょうか?
そして、 どんどん 大人になっていく過程で、 子どもたちは
今のアニメ・マンガのセカイ、 仮に 《スカスカな》 セカイから
どうやって 抜けていくんでしょうか?
抜けることもしないんでしょうか?
そのあたりが 想像力と感性が おっつかないんですよねぇ・・・
=====
女子系は もぉまったく ダメです
絵柄だけで 馴染めないんですよね (泣)
投稿: コンドウ | 2009年10月 3日 (土) 02時45分
私はBS2の週刊ブックレビューは見られないと落ち込むほど好きで、今日も朝から期待して見たのですが、高村薫さんの『太陽を曳く馬』へのインタヴューは良かったです。
自分の周りで起こってしまったけれど簡単に受け入れられないものたち。《9・11》《オウム》《震災》を疑問を突き付け続けることで生きる。
なんで(若い)人たちが簡単に信じてしまうのかわからないこと《宗教》《抽象表現主義》を問い続ける。
簡単には答えは出ない。答えはないのかもしれない。フムフムそうかと思っていることは嘘だ。
そういう落とし所のない疑問の受け皿として仏教があるのかもしれない。
―いい宗教と悪い宗教ってあるんだろうなぁ。
なんか、ゆっくり話される言葉の隅々に、考え抜かれた跡が垣間見られるいいお話でした。
最後に若い人たちには、「素手で生きるのではなく、過去に積み上げられた言葉の武器を使って生きてほしい」とおしゃっていました。
====
ぎゅうぎゅう詰め込まれた子どもは自分で考えて行動しなくなる。
ゆとりで育った子どもは学力が低下する。
ほんとうに大人は自分勝手ですよね。
私は子育てを首都圏と関西の両方でしましたが、教育について言えば全然違いました。どちらが良かったかと言われれば、一長一短。そんなの当たり前です。
首都圏では子どもだって友達のなんでも受けとめようとします。(ただし、ゆとりがあれば)《個性》は尊重されなくてはなりません。
一方、関西では全体性が大切。《協調と協力》がなくては子どもも生きてはいけません。
ほんとうは両方が大切なんてこと解りきっていますが、授業を進めながらそれを出来る先生なんて、というか、そんなカリキュラムを組めるような教育システム自体存在しません。
また、相反する二つの理想のバランス配合なんて、だれが主張できますか?
そりゃもう、自分の経験と思考で作り上げるしかないのです。自分自身の配合を。
私たちができるのは、経験の部分でのほんのちょっとのお手伝い程度。スカスカな部分を埋めるために、生きていってくださいなって。
きちんと子どもを見ると気がつきますが、傷つきながらも成長できるのが人間です。だから私は楽観しているところがあります。
傷ついたって帰ってきて休まるところがあれば大丈夫。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 3日 (土) 11時14分
yokosawa さん>
高村薫さんは 相当なところまで行かれた方ですね
なかなか ああいう知識人はいません!
僕は、 彼女の評論を 大変信頼しています
『馬』 やっぱり読んでみようかなぁ・・・
=====
アニメ=マンガ=ゲーム=グッズ このセカイを
《子どもたち》 の話としてするとき、 僕は一番安心します
なんと言うか、 シックリ きます
最近の 《オタク論評》 で 一番いらいらするのが
《子ども》 への目線が 欠如していることです
まぁ ギャルゲーとかなんとか 性欲の問題が裏テーマでしょうから
《子ども》 ははじき出されているんでしょう
性欲と文化構築、 社会構成は 完全直結していますが
そこを 《認識論的相対主義》 への罹りのゆえに 語れないでいる――
ここが 腰のよわさを感じさせます
ともあれ
アニメ=マンガ=ゲーム=グッズの世界については
《子ども》 を軸にして ちゃんと考えるという道があるんでしょうね
そっちだったら、 僕にも とっかかりがありそうです
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一般論ではむずかしいですが、 我が家についていえば
僕も 根本的には 楽観視のくちです
投稿: コンドウ | 2009年10月 3日 (土) 12時50分
ご存知かもしれませんが、東さんにも宮台さんにも小さなお子さんがいらしゃいます。この前、宮台さんのブログに、下のお子さんが生まれた時、上のお子さんと過ごされた時間のことが書かれていました。
子どもは親にもう一度子ども体験をさせます。
感情の生まれた場所や、広がりを再確認することも可能です。
(きちんと寄り添ってみれば)
ひょっとして、彼らが成長するのはこれからかも・・・と思います。
私もずいぶん子どもから教わりましたから。
ちょっと期待してもいいのかなぁと感じます。
私もちょっとの間だけど先生をしてみて、子どもはみんなおんなじだと確信しています。
個性はもちろんひとりひとりあるし、考え方を画一しようとするのは大人のたくらみで、そんなことを排除すれば自分なりの人生を作る努力を始めます。
正義の味方の正義の意味だって一人ひとり違う!
どうしてそんなことがわかるの・・・。同じテレビを見てるのに・・。
そんな子どもたちの声に耳を傾けることが、そしてびっくりして肯定してあげることが、大人(親)の役割だと思います。
もちろん悪いことをしたらびしっと怒る大人も大事。
そこのところの呼吸が難しいよなぁと日々悩まされています。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 3日 (土) 17時36分
yokosawa さん>
業界の端っこの端っこにひっかかっている僕としては
「成長」 とか 「期待」 とか、 口が裂けても 言えません (笑)
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子育ては まぁ苦労も多いですが (独身 《貴族》 経験の長いものの言)
なによりも 得るものが大きいですね
僕の場合、 諸事情で 赤ん坊のころから育てられなかったのが
本当に 残念ですが、 それにしたって やっと半人前になったなぁ と
思えるようになったのも、 あきらかに 子育てのおかげです
大学ではありますが、 教師という職業は とてもありがたいものです
投稿: コンドウ | 2009年10月 3日 (土) 21時39分
yokosawa さん>
長男 (20) に 今時のオタク男子の 大好きアニメをたずねましたら
・ 「とらドラ」
・ 「けいおん」
・ 「サキ」
の3本、 さらに 発展として
・ 「クラナド」
を教えてくれました
どれもこれも 全然知らないところでした
ご参考までに (笑)
投稿: コンドウ | 2009年10月 4日 (日) 03時32分
去年学園祭いったら女子がけいおんブームで驚きました。(電車でもギター背負った女の子増えましたよねぇ)
とらどらは電撃ですな。うちではとある魔術の黙示録がブームです。私は狼と香辛料を読みたいと思ってました。(このへんはうちでは小説になってしまいます。ちなみに、昨日読破した『フリーター、家を買う』の有川裕(図書館戦争など)は電撃新人賞出身。大好きな作家です。私も電撃新人賞狙ってちょっと書き始めました。娘の学校の友達には上々の手ごたえでした)
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 4日 (日) 08時56分
ごめんなさい。起きぬけでぼけーっとしてて作家の名前を間違えました。有川浩でした(恥)
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 4日 (日) 09時23分
まずい。本の名前まで間違ってる(涙)
とある魔術の禁書目録(インデックス)これはけっこうグロいです。最近は実は私は読んでないんですよね(笑)女の子の方が最近はエログロかも・・
昨日から始まったテガミバチはちょっとおもしろかったです。ボンズでラーザーザンブラックの別バージョンも始まるんだ!ということを、今来ている大型モールの大好きな本やさんのビデオで知りました(上のに恥ずかしいから立ち止まるなと言われながら・・)今度は女の子が主人公。世界観そのまま、別のお話の典型です。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 4日 (日) 12時27分
一挙に 三つのコメント?! とおどろきましたよ、 最初 (笑)
このジャンルは 本当にお好きなんですね (笑)
有川浩さんは さすがに 僕のアンテナにも 引っかかってました
これも・・・ 読むべきですかねぇ
書くのもやってらっしゃるとは!!
そちらは ぜひ読んでみたいです
投稿: コンドウ | 2009年10月 4日 (日) 13時26分
ほんと今日は何をやってもダメな日かもしれない・・・
Darker than BLACK です。(大きくなってどうする・・)
これはみんな見たのに~(涙)
おもしろくて、ちょっと考えさせられる、そんなお話を書いてみたい。そう思って書き始めました。
でも、下のが学校で披露したのは、全く知らない間に勝手にされたことで、ほんというと殴り書きのすごい原稿を持っていかれてびっくりでした。漢字とか間違ってて、超恥ずかしい!
(というわけで、すでに関係者になってるもの以外見聞禁止)
児童文学ではなく、電撃に応募というのは、やっぱり面白いからです。作品がというより、扱われ方がおもしろい。マンガ並み!!そんな中で、有川さんみたいな作家が生まれるのは、ちょっとすごい。
つまり、マンガ並みでない小説を子どもは望んでいる。でも、大人が好きな小説や認めている小説じゃない。
(芥川賞って誰のためにあるの?)
また、子どもがみんな好きだと思われてる、お決まりのファンタジーともちょっと違う。
(子どもみんなが夢見がちと思うなよ!)
そんな強いメッセージを感じているからです。まあ、読者が(娘たちだけで)少なくてもいいや。挑戦することが楽しいのです。
講談社Ya文庫なんかに近いんだけど、もう少し過激な感じがいい、というスタンスです。そんな児童文学の形がこれからっぽい気がしますし、親も安心して子どもと楽しめるかな・・・。そして、そんな小説が増えるといいなぁとも思います。
投稿: u.yokosawa | 2009年10月 4日 (日) 19時18分
yokosawa さん>
ぜひ完成させて、 読ませてくださいね
まぁ、 職業柄 僕のほうが先に 著書を
おもちしなければならないのが筋なんですが・・・ (苦笑)
楽しみだなぁ
投稿: コンドウ | 2009年10月 5日 (月) 00時22分