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2009年9月11日 (金)

ビジョン問われる外交

前便 で紹介した

  • 豊田祐基子 『「共犯」 の同盟史: 日米密約と自民党政権』 (岩波書店, 2009年6月)

と、 佐藤優さん による書評に関連して・・・

2009年9月9日付 朝日新聞 朝刊、 オピニオン面

若手政治学者の目: 09 政権交代

67~71年生まれの8人のコラムが掲載されていた

その中のひとつ、 宮城大蔵先生 (上智大准教授、 国際政治史)

ビジョン問われる外交

より、 一段落を抜粋させていただきます (ルビは省略)

核をめぐる密約の問題は重要だが、 それは冷戦期の遺産の払拭を怠ってきた自民党政権の不作為を官僚機構がやむなく取り繕う姿にすぎない。 新政権にとって密約の解明は入り口であり、 そのうえで日本とアジア、 そして世界代での非核と安全保障にどう取り組むのかというビジョンが問われる

まったく 同感です

国民にもとめられるのは

田中M氏 由来の あの異様な 外務省バッシング ではなく

(もぉ いい加減 やめましょう)

外務省が自ら足かせをほどく後押しをしてやることでしょう

外交を国民の手に!

これは まったく日常的な課題であると知るべきです

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

  『気になるのは、民主党が、従来の自民党以上に「(国民)全体の代表」として振る舞っていることだ。例えば沖縄の米軍基地問題。私個人は、普天間基地は県外か国外に移設すべきだと思うが、国際政治で日本に要求される文脈を考えると、当面は困難だろう。民主党は、さまざまな国民に、こうした相矛盾する難しい約束をしている。

 民主党は、こうした矛盾で立ち往生する前に、半年程度で具体的な成果を出さないといけない。さもないと、政治への無気力が国民に広がってしまう。

 すぐにできることは何か。古い官僚を統制し、新しい人材を育てる下地を作ることだろう。まず、各省に「目安箱」を設ける。政権発足から10日程度で、全職員に職場の何が問題かを投書させて、大臣がすべてを読む。投書の中には、誤ったものや謀略的な内容も交ざるだろうが、全体的な問題の所在と傾向を大臣が把握すれば、官僚をけん制することができる。

 さらにこの投書に基づいて、省内が自ら改革できるかを監視し、100日たっても結果がでなければ、人事に反映させる。少なくとも年金問題で大失態を演じた厚生労働省と、米国との核密約問題でしらを切る外務官僚には、自己改革ができないなら責任をとらせなくてはならない。』

(9月8日付け毎日新聞「選択がもたらすもの:/5 元外務省主席分析官・作家、佐藤優氏」)

 国政に限らず、今の日本の行政を悪くしているのは、全て《慣例に従う》姿勢です。人事はほぼ3年おきに異動するので、そうしているのがいちばん楽だし、何かを変えられるシステム自体がありません。そんな場所にいるうちに若い優秀な人材が腐っていってしまうのです。
 そして、どんどんと世界から立ち遅れてしまう。
 そのうえ、今何かを示さなければ、官僚支配の政治はなにも変わりません。
 責任は取らせるべきでしょう。

 ちなみに、この記事は続きもおもしろかったし、ネットでみられます。
(私は個人的に、なんだかいつも佐藤氏の考えと似ている傾向にあります。)

yokosawa さま>

メールのほうも、こちらのほうも 返事が遅くなり すいませんでした

宗教学会の発表、案の定、当日直前まで準備がおわらず、京都に入ってから ホテルの部屋にこもって ひたすら原稿をつくっておりました

無事、おわりました。 おおむね好評でした

=====

天下り問題がどれだけひどいか・・・ ここ二日、また大きく報道されていますね
中央官僚の友人をもつ僕ですが、それにしても 酷すぎる・・・
がっかりして、あきれて、イライラして、、、

どこかで書いた気もしますが、とにかく!
今回の民主党政権がすべき第一のことは 官僚制度の刷新です!

福祉も大事ですよ、教育も、雇用対策も、景気刺激策も!

だけど、それらすべてをうまくいかせるためにも
官僚制度の刷新をしなくてはいけない
官僚制度こそは 政策の足元であり、国家の物理的機構ですから
まず その土台を きっちり作り直さないと!

=====

そして、おっしゃるとおり、問題は 官僚制度だけではないんでしょうね

僕ら自身の日常生活にも 官僚制度がかかえるのと同じ問題が
《惰性》 《長いものには…》 《私的利益追求》 《視野狭窄》 《理想喪失》

問題は巨大で 根深いです

しかし、それはそれとして(笑) 官僚機構の刷新は 必須です!

  学会おつかれさまでした。
 予想通りの展開とはいえ、せっかくの京都もきっと楽しむどころじゃなかったんでしょうね。ふたばの豆もちくらいは食べられましたか?(出町柳行ったら絶対買いですよ)

 私も先生の今回のご発表には期待大です。
 掲載を楽しみにしています。
 ____

 ところで、私の書き方も非常に紛らわしかったと思いますが、私の言いたかったのは行政の問題です。中央も地方も同じ問題を抱えているのです。《慣例に従う》と言われたら、そうですね・・・と返事しなくてはならないのです。
(だから早く上に行って好きにやりたいと願う→早く上の人に辞めた貰いたいと思う→天下り先を作る)
 この構図は、議員が公務員の人件費削減と民間活力の導入を訴え、外に出せる仕事は民間へ出した結果、委託料という(明細のない)一本化された予算の中で構築されて行きました。委託料の予算決算は、国費のそれとは雲泥の差があるほどどんぶりです。もっともその金のうち議員にも相当流れているはずですから、たたけば双方ほこりが出ます。
 さて、悪いのは誰でしょう。

 どんな出来事も表裏一体。両面からの報道をきちんとしていただきたいです。

 最近私も自己反省して、報道にもきちんと向き合うようにしています。私の師匠は、少なくとも社説は3紙読み比べ、それぞれに批判することと教えてくれました。そんなんで、すごく便利な『あらたにす』を利用しています。(ネットで3紙読み比べ)そこで発見した「新聞案内人」はおもしろいです。
 官僚については、島 脩氏(元読売新聞編集局長)と森信 茂樹氏(中央大学法科大学院教授)の記事がよかったです。よくわかってるなぁと思いました。

今回の発表は 宗教学者による宗教学者のための宗教学の発表
でした  ので、 ご期待にそえるかどうか・・・

=====

私もちょっと関わったことがあるのですが、 あの事業委託はひどいですね

地方公務員の問題は、中央官庁よりも はるかに深刻だと思っていて
とある筋には いつもいつも いつもいつも それをアドバイスしています

まずは 中央官庁、それから地方行政に 本格的なメスを入れる――
これは 遅かれ早かれ、LDPであれDPであれ
誰かがいつか やることになるでしょう

そこまでいったとき、ホントの意味で 日本の刷新がはじまるでしょうね

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