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2009年9月 9日 (水)

祭りの準備

こちらのエントリ で 「非東京」 というコトバを紹介した

ある神話的位相をもつトーキョーという場所観念は

昭和42年生まれの僕にも 多少は共有されているものだが

今の若い世代には もぉ 何のことだかピンとこないかもしれない

ということで、、、

  • 「祭りの準備」

を紹介させていただきます。 日本映画です

学生さんへ>  念のため… ATG作品ですから、 当然 《エロ》 ありです!

黒木和雄監督 初期の代表作ということで有名ですが

僕のツボは、 原作・脚本の 中島丈博さん

『真珠夫人』 や 『牡丹と薔薇』 の脚本家でもあるというところ

だったりします(笑)

====================

さて、、、 映画 「祭りの準備」 の話です

《青春男子の煩悶と出奔》 を描いた作品ということなら

フェリーニの 「アマルコルド」 「青春群像」 からの補助線が

諸作品の製作年からして 引けましょうが

僕としては 「アイデン&ティティ」 を思い出したりするのです

男の子クサイです、 とにかく!

男子の 《性=青》 春 ―― これは疑いなく、 本作品の主題です

しかし、 宗教学者としては

映画の舞台である あの街そのものの時空 に注目しておきたい

一言でいえば、 それは 《民俗の世界》 です

高度経済成長期 日本の片田舎に浮かびあがる民俗の世界――

アマゾンの読者レビューで vega さんが 「土俗的」 という語を使っているが

これなんかは まさにそうしたことをおっしゃっているのでしょう

学生の皆さんへ>  レビューにはいつも ネタバレが含まれます。 映画はやっぱり予備知識なしで観るのをお奨めしますから、 まずはご覧になってほしいです 

《民俗/土俗》 は、 僕が紹介したもののなかでは

「楢山節考」 (今村昌平) の世界 にも表されたものなのですが

「祭り」 は、 「楢山」 とは違って、 異界や霊威 をほとんど描きません

そのため、 それは神話的な匂いをほとんどまとっていません

二作品を対比して観てみるのも いいかもしれません

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