マグノリア
昨晩 深夜、 スター・チャンネル プラスで
- 「マグノリア」 (ポール・トーマス・アンダーソン, 1999年)
が放映されていた
日本語吹き替え版だったので、 観る気は起こらなかったが
とにかく 僕はこの映画が好きだ! と書いておきたくなった
一部で評判が悪いとも聞いていたが
アマゾンのレビューは 大変高いので 安心した
僕だけでは ないわけだ、 あれにやられているのは
「マグノリア」は交響曲だと思う。 3時間の堂々たる交響曲
これほど 音楽的な映画を 僕はほかに知らない
(「トレインスポッティング」 だって かなわない!)
挿入歌、 主題歌がすばらしい、 というのではない
映画そのものが まったく音楽的、 交響曲的だ、 と言いたいのです
アンダーソン監督は ずっと十分には評価されていない、 と思う
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 でも、 結局 主演男優賞だけだったし
あの独自の趣味思考のせいなんだろう…
僕としては、 「マグノリア」 のほうが 「ゼア・ウィル・ビー」 より
すんごいと思うんだが、 どうなんだろう…
(そういえば、 「ゼア・ウィル・ビー」 も 音楽がすごかった)
閑話休題
「マイ・ベスト映画50」 をリストアップしてみたのだが
これがもぉ 恥ずかしくなるぐらい、 フツーの映画リストになった
そんななかで、 「マグノリア」 は
ちょっとは 文化人っぽい色 を出すことができる、 貴重な一本だ (笑)
画面の前から動かず、 じっくりと最後まで見入ってほしい
途中でメールをやったり、 トイレに行ったりせず
だって、 交響曲ってそういうものでしょ
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