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2009年10月19日 (月)

宗教団体、「事件」、政治参加

前便 からのつづきです

こちらのエントリ でとり上げた 朝日新聞の記事

どう見る? 宗教の政治参加

に関連して いろいろ書いております

====================

日本の宗教政党にまつわる問題の第3として

  • 違法行為と社会撹乱 (特定宗教団体の特定活動の衝撃)

をあげました

先に言っておきますが 「特定宗教団体」 の話です

《全宗教団体》、 ましてや 《宗教全般》 ではありません!

しかも、 その一部団体の 「特定の活動」 の話です

《宗教活動全般》 ではありません!

さて・・・

(1)

詐欺商法や人権蹂躙、 その他刑法違反行為

これらは 犯罪の問題、 カルトの問題です

オウム真理教の政治参加は ここに関連します

(2)

ただし、 いわゆる 「カルト」 だけが

違法行為をおかすわけではありません

宗教法人は玉石混交ですから いろいろなのがあります

(3)

さらには 違法行為ではないにせよ 社会通念に抵触する行為

これが もうひとつの問題群です

創価学会には 言論弾圧事件

幸福の科学には フライデー事件 がありました

批判的な報道をおこなった各社に対する 集団的な示威行動

訴訟攻勢が その内容です

少数派の宗教集団である彼ら/彼女らは

社会全体から誹謗中傷をうけている、 と真剣に感じています

ピラミッド型組織にもとづく統一行動の日常化も手伝い

それへの抗議活動は 集団の結束力、 熱心さなどにおいて

きわめて激しいものになります

こうした経緯があって、 宗教政党の問題について

大手メディアは どうしても 腰が引けがちです

業務麻痺と 尋常ではない賠償額請求の訴訟を

抱えこむことになるからです

僕自身、 実名をさらすブログで こうしたことを書くのは

大変緊張させられます

こうした記憶は、 各種メディアで再生産され

非信者のあいだに 恐怖と不安を 芽生えさせます

ある種の偏見かもしれませんが、 まったくの無根拠でもない

そうしたところから 《特定宗教団体の政治参加》 に

日本人の多くの人たちには 警戒心をもつことになります

戦前戦中の 国家による少数派宗教団体への弾圧 の記憶は

大変重大なことなのですが

そちらの記憶は 負けてしまうということなのでしょう

====================

この論点については いくつかの研究がありますが

最近出たものとして

  • 藤田庄市 『宗教事件の内側: 精神を呪縛される人びと』 (岩波書店, 2008年11月)

を紹介させてください

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