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2009年10月15日 (木)

電脳コイル

こちらのエントリ につづいて、 アニメ強化月間の報告――

  • 「電脳コイル」 (磯光雄, 2007年)

観ました

切れ味抜群の宗教学者 大田俊寛さん のHP ではじめて知って

これはみなきゃ! と思い知らされ

大田さんも 「夏休みにどうぞ」 と書いておられたので

夏休みをかけて ちょっとちょっと 観ていきました

よかった、 というか 正直 圧巻でした

これだから 星雲賞もそうですが、 日本SF大賞!

信頼してるところがあるんです

VRやARという 最先端情報技術を素材にした近未来SF

ということになるんでしょうが

(1)

テーマが ごくごく古典的なんですね

もちろん これは讃辞です!

少年少女の試練と成長、 別離と友情、 冒険と探検

おとなとこども、 想いと技術、 魂と肉体、 男子と女子

魔術と体術、 親分と子分、 お袋のゴハンに親父のゲンコツ

駄菓子屋と校舎、 謎の転校生、 秘密の場所、 秘密の基地

などなど どれもこれも 《子ども》 の世界につきささります

昔ながらの 良質の 《児童文学》 ですね、 これは!

(2)

そこに、 一方で 神社、 自由研究、 地蔵、 鳥居、 入道雲

なんかの 昭和期日本的なものが

もう一方で、 企業、 行政、 情報技術、 いじめ

なんかの 現代日本社会的なものが

この作品を特徴的なものにしています

昭和40年代生まれの僕には このミキシングはたまりませんが

今の子供たちも これを喜んでくれたのかなぁ・・・

(3)

そして、 想いと魂の領域としての異界/霊界と 電脳空間――

これ以上書くとネタバレになりますから 書きませんが

その二つ (ないしは三つ) の空間相の 絶妙な貫通!

見事としか 言いようがありません

終盤なんか もぉ ハラハラしちゃって かわいそうで

すっかり オッサン目線で 感情移入してしまいました

(韓流恋愛ドラマにはまる おばちゃん、 おばあちゃんのごとし)

====================

DVDだと一気見できてしまうのが かえって残念でした

伏線をはって 思わせぶりに一話を終える

これまた王道の手法は健在

全26話という長さも ちょうどよかったように感じました

毎週毎週 次のお話を楽しみに ワクワクしている

最終回がいやで 悲しくなってしまう――

塾通いでいそがしい小中学生が

そんな体験を もしもってくれたなら、 なんだか

すごくうれしいし、 うらやましいですよ (笑)

====================

動画は あえてパフュームで

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コメント

  ほんと申し訳ないんですが、電脳コイルは全編はきちんと見れてません。ちょうどうちのがW受験で・・・っていうのはあるんですが、それにしてもおかしいなぁと思ってよくよく考えてみたら、ちょうど「大きく振りかぶって」と時期がかぶっていて、さすがにアニメ見続けて晩御飯作れないとまずいからだろうと・・・。おおふりはぜひ見ていただきたい。じゃなければ、マンガを読んで見てください。もう一度野球を好きになります。

 電脳コイルは作品としてはとてもよいのですが、キャラクターが引き立たないのと、全体のトーンも地味なので、本当に小学生と大人でファン層が固定されてしまっているのがもったいないです。
 夢のようなキャスティングなのにNHKだと宣伝効果も今一つになってしまい、アニメ夜話なんかに登場するほどコアなファンが多いのに、やっぱり地味ですよね。じわじわと浸透するタイプのアニメなのかも知れません。(また再放送決まってますね)
 
 それでも子どもたちが電脳コイル見たいからって解散して家路に急ぐのを何回も見ました。(関西は日が長いし、うちの近所ではその頃まで外遊びしている子もたくさんいました)こっちではなんだかそんなのも見られなくて少し残念です。

 ということで、私もツタヤで全編配信レンタル(1か月)しました。じっくり見てみます。
 神社に入ったらセーフってすごいですよね・・・。

=====

 今年度はうちのものがビジネススクールに隔週で研修に行っていて、その教科書やレポートの課題がおもしろくてはまっています。(経済学部とはちょっと違う!?)
 きっと詳しく書くと怒られると思うのでちょっとだけ書くと、安価な量産型ボールペンで大企業に成長した○○○の成功への軌跡と、そこがストッキング(衣料品)に参入した時どんなことになったか。経営者2人の対比と商品による経営方法の分析。

 こんなことを勉強している人たちでも、経営は大変そうですね。今の時代に生きていける経営ってどんなものなんでしょう。

 『考える人2009年秋号』の巻頭はユニクロの「+J」コレクションの記事でした。(特集は「活字から、ウェブへの・・・」なのに)
 デザイナーを育てながら安価でよいものを売る。有名デザイナーに自社の哲学を知らせて勧誘する。
 ファッション業界だってまじめな仕事が実を結ぶのか・・・。

 ということで、+Jの白シャツを買ってみたりしています。
 
 

yokosawa さん>

めずらしく 即レスさせていただきます (笑)

「大きく振りかぶって」 は 原作漫画の連載初回から
バッチシ 読んでおりました
当時、 僕が買うマンガ雑誌は アフタヌーンとオリジナルだけ
(今は オリジナルだけ)
大変おもしろかったです
ただし、 途中で 購読をやめてしまいましたが

アニメ「大きく…」は見ていません
漫画だけで十分だなぁ、 と感じるからです

「ぼくらの」 も 漫画に遠くおよばなかったし・・・

=====

「電脳コイル」 は とにかくいい作品ですね!

まぁ ああいうのは 何年も へたしたら何十年も残っていく
そういう作品になると思います

小中学生の一部でも あれを楽しんでくれているのなら
それは とってもステキなことですね

=====

ビジネススクールのお話、 サラリーマン時代を思い出します
ずいぶん経営者寄り、企業家寄りのカリキュラムですね

そっち寄りの視線をもてると 従業員であっても
何かとチャンスがふくらんだりしますよね
(ちゃんとした会社と 上司がいる場合に限る)
今後の 会社人には 多かれ少なかれ求められる資質でしょうね

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