奇跡の脳
学生さんにお薦めの一冊を! というのがあった
僕はもう 迷うことなく
- ジル・ボルト・テイラー 『奇跡の脳』 (竹内薫訳, 新潮社, 2009年2月)
を選んだ
今年のマイ・ベストの一冊。 原著まで買ってしまった
僕の書いた短評は こんな風です
たくさんのことが一つの物語として結晶化した、 見事な一冊。 脳卒中で左脳だけが停止してしまったジルは、 どんな世界を体験し、 またどのようにそこから帰還したのでしょうか。 女性性、 キャリア、 家族愛、 友情、 病気、 介護、 さらには脳科学、 至福体験、 哲学、 宗教まで、 《人間存在》 についての深い思索へと、 私たちをすんなり導いてくれます。 翻訳もとても行き届いていて、 読みやすいですよ。
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