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2009年10月13日 (火)

WHOとスピリチュアルケア

「スピリチュアル」 というコトバは 今の日本で

江原啓之さん の影響が強すぎるからだろうか

霊とかオーラとか 超自然的な存在やパワーとか

どうもそっちの方でイメージされがちですね

それから、 癒しとかエコとか そっちもあります

そして もうひとつ、 あまり知られていないのですが

(専門家には まったく周知のことなのですが)

医療現場 で 「スピリチュアル」 というコトバが

大変 重要視されるようになっています

そのきっかけは、 WHOの動きでした

井上ウィマラ先生 (高野山大学 准教授) のコラム

  • 「日本におけるスピリチュアルケアの動向」 (『国際宗教研究所ニュースレター』 第63号, 09-2, 2009.7.25, 3-6頁)

にて、 その辺りが 端的にまとめてありました

シシリーは、 患者のもつ自責の念、 罪の感情、 自分自身の存在に価値がなくなったという感じを伴う苦悶をスピリチュアルな痛みと呼び、 それに対する援助 (スピリチュアルケア) の必要性を説いた。 1989年、 WHO は緩和ケアの定義において、 「スピリチュアルな問題の解決」 を取り上げた。 また、 健康に関する定義に関して、 従来の 「身体的、 心理的、 社会的に良好な状態」 に加えて 「スピリチュアル」 という条件を加えるという改正案が1998年に議論された。 このような流れの中で、 スピリチュアルケアは全人的ケアの重要な一環として注目されるようになってきたのである

3頁

最初の 「シシリー」 とは

1960年代代 イギリスで ホスピス運動を主導し

現代の世界的なこの運動に 大きな影響を与えた

シシリー・ソンダースさん のことである

 

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【メモ】

『国際宗教研究所ニュースレター』 は 同研究所のサイト から購入できます

なかなか面白い小冊子です。 おすすめです

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