失はれた地平線
- 「失はれた地平線」 (フランク・キャプラ, 1937年)
僕が大好きな映画
- 「バットマン・ビギンズ」 (クリストファー・ノーラン, 2005年, ¥980!!)
まさか 「失はれた地平線」 のオマージュだったとは
観てみて はじめて気づきました
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さてしかし、 何もこのことが言いたくて
本エントリを書いたわけではありません
こちらの研究会で 繰り返し指摘されたことですが
20世紀初頭の 《神秘のインド》 観においては
チベット と シャングリラ という観念が とても大事だった
チベットとはインドであり、 そこにはシャングリラが・・・
こうしたイマジネーションが 大変広く流通していた
調べてみたら、 シャングリラという観念を
とくに有名にしたのが
- ジェームズ・ヒルトン 『失われた地平線』 (1933年)
だったようですね
映画の原作本です
一部ネット情報では シャングリラという語自体
この小説において 「発明された 云々」 とありますが
これが本当に正しいのか 未確認です
その前にも シャングリラという語はあったような・・・
いずれにせよ 要チェックの小説/映画です
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