【中まとめ】 近代とは何か、 近代性とは何か
やらせていただいております
随分たくさんエントリをあげてきたような気でいましたが
数えてみたら 24だけでした
ブログの性質上、 文字数を重ねれば重ねるほど
まとまった見通しが立てにくくなりますよね
で、 ちょっと 中まとめをしておきたいと思います
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エントリ 「近代精神」 の末尾メモにも書きましたとおり
「近代とは何か、 近代性とは何か」 というテーマ
誰もがやっていそうで、 ほとんどやられていませんね
真正面から考えてみると 意外とわからないことだらけです
近代/近代性の要諦とは・・・?
最初の記事 「近代性とはなにか」 において、 僕は
まずは 《神なき個々人の合理主義》 を同定しました
これを入り口にして、 残された問題として
《主権・国民・国家》 そして 《資本制》 を指摘しました
この三者それぞれについて 内容を固めていくとともに
それぞれの間での結びつきも 徐々に明らかにしていこう――
これが 本カテゴリ の目ざすところです
ここで 「結びつき」 というのは
三者が 単なる平行現象というだけでなく
それぞれが相互に規定し合う 共扼関係になっているはずだ
との見通しをあらわす概念です
たとえば 後二者の 「結びつき」 について
エントリ 「近代における自由と資本主義」 の末尾にこう書きました
近代とは何か ―― 経済的自由が各人に保障されることで、 資本主義システムの稼働を可能にする時代である
近代性とは何か ―― 経済的自由を各人に保障することで、 資本主義の稼働を可能にすることである
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【中まとめ】 は以上です
言ってしまえば 実に簡単な話です
で、 次便では 《主権・国民・国家》 と 《資本制》 との
「結びつき」 について
- 竹田青嗣 『人間の未来: ヘーゲル哲学と現代資本主義』 (ちくま新書, 筑摩書房, 2009年2月)
より 引用紹介させていただきます
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