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2010年2月 7日 (日)

何も作れない焦りと不安

 4年間は模索の日々だった。 あちこちの大学や専門学校で教えながら、 小さな部屋で同じような話をしている自分が 「消費される存在」 に思えてならなかった。 狭い空間の中で、 教師としての演技をしている自分とは何者だろう?

AERA 2010.2.8 号, 57頁

AERAの人気連載 「現代の肖像」。 最新号は

現代美術家
やなぎみわ

あおり文には こうあります

“少女” という神話を揺るがす老少女

1999年に現代美術の登竜門VOCA賞受賞のインタビューでこう語った。

「どの作品も 『これが最後』 の覚悟で全力投球しています」。

10年前と同じ切迫した言葉を、 私たちは聞くことになった。

ライターと写真として

文 = 千葉 望  写真 = 渡辺誠

とある。 「ちば のぞみ」 「わたなべ せい」 のルビ

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美術家は いつも僕のロールモデルです

自分が論文を書くとき、 いつも美術作品を作っているような気になるから

美術家の苦闘が、 いつも自分のことのように聞こえるから

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上の文章は 

大学は居心地のいい温室

何も作れない焦りと不安

と題されたパート (56-7頁) より

ライターの千葉さんが書いた地の文から 引用です

京都芸大の大学院に進んだやなぎさん

「卒業後は就職はせず、 美術教師のアルバイトで食いつなぐ」

その頃を回想して やなぎさんはこう語ったそうです

「あれほど作品作りに打ち込んでいたのに、 温室みたいな大学の外に出たら作品が風邪を引いちゃったというのかな。 何にも作れなくなっちゃった」

で、 最初の引用文につづく というわけです

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