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2010年2月10日 (水)

よい作家になりたいです。 人や世界を愛したいです

前便 「どれほど苦しくて惨めで寂しくとも」 より つづく

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  • 田中ユタカ 『愛人-AI・REN- 上 特別愛蔵版』
  • 田中ユタカ 『愛人-AI・REN- 下 特別愛蔵版』

前便 での引用 最終段落を再録いたします

どれほど苦しくて惨めで寂しくとも半歩間違えれば一生を役立たずのまま棒に振ることになろうとも自分で罪を背負って自分のしあわせは自分の現実は生きることの意味は自分で決めていかなければならない。 ボクもボクのマンガを読んでくれる人もそうやって今日生きている。

上巻 「愛 [AI-REN] 人2巻のためのあとがき」 468頁

この 《生》 から どこへと走り抜けうるのか

逃走でも 差異のたわむれでもない、 しかして

たしかに十二分に再帰的で それでいて生きるに足る 《生》

主客二元論の罠にからめとられないようにして

それでも 「確かだ!」 と肯定しうる そのような 《生》――

それは どのようなものとして ありうるのでしょうか

作品 『愛人 [AI-REN]』 の全体が まさにその答えですが

作者 田中ユタカさん の 「あとがき」 の中のコトバも

もうひとつの見事な答えになっています

40歳を過ぎて、 自分の人生が一回きりの有限なものであることがリアルな感触をもって急速にくっきりと感じられるようになってきました。

永遠に生きたいと願う気持ちは湧いてきません。

ただ、 自分に許された時間を大事に生きたいという気持ちが強くなりました。

よい作家になりたいです。

人や世界を愛したいです。

きちんと生きようと思います。

きちんと生きて、

出来る限り、 最後まで長生きしようと思います。

僕は一生をかけて少しでも良い作家になりたいと思います。

そのことに人生を使おうと思います。

下巻 「あとがき」 607頁

「2008年12月」 の日付があります

2009年2月刊行の 『愛蔵版』 への 「あとがき」 のようですね

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一篇の “詩” である この 「あとがき」 は

『愛人 [AI-REN]』 という作品と格闘し

キャラクターたちの 《生・愛・死》 を 誰よりも近いところで眺め

そこから “教え” られた 田中さんが至った

ある真理であるのは 疑いがないわけであります

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