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2010年2月15日 (月)

【研究会】 イギリス・オリエンタリストと 《神秘のインド》 観

南アジア研究系ML 「SAAF」 に流したもの

再録させていただきます

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  昨日 (2010年2月13日)、 日本女子大学にて、 第35回南アジア月例懇話会を開催しました。今回は、 「《神秘のインド》 研究会」(代表: 近藤光博) の第2回研究会との共催でした。 冨澤かなさん (東京大学) に、 「イギリス・オリエンタリストと 《神秘のインド》 観」と 題してご発表いただきました。

  《神秘のインド》 研究会の側より2名、 南アジア月例懇話会側より10名の参加者があり、 その内PDもしくは学生の方々は8名 (初参加者2名!) と、 本懇話会の目標を十分に満たすものでした。 あらためて、 ご発表者、 参加者の皆さんに、 御礼申し上げます。

  冨澤さんの発表では、 18世紀末のイギリス・オリエンタリスト、 とくにウィリアム・ジョーンズとエドムンド・バークの思想に見られるインド観を、 《神秘》 概念にからめて分析するものでした。 ハンドアウトの章立ては以下の通りです。

  1. 神秘とは
  2. 理性と神秘とオリエント
  3. 18世紀末イギリス・オリエンタリストのインド観と宗教観
  4. イギリス保守主義の文化観
  5. 神秘と理性: オリエンタリストの 「宗教」 の範囲と位置付け
  6. 普遍性と固有性

  ご発表では現代にいたるインド観が、 18世紀末のイギリスで芽生えていたことが、 バークの思想を中心に十分に確認できるものでした。 また、 バークから抽出される 「偏見/先見」(prejudice) という独自の概念の重要性が指摘されました。

  冨澤さんの関心が、 他者理解・他者交渉といった、 かなり普遍的な枠組みであるところに、 コメント等が多く寄せられました。 この時期のイギリスについて、 多くの参加者が専門外であり、 非常に勉強になったとの感想が多く聞かれ、 英文学の先生 (佐藤和哉氏) や人類学の先生 (関根康正氏) などのご参加により、 議論がより充実したものとなりました。

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