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2010年3月12日 (金)

1960年代後半 ロンドンのニューエイジャーたち

前便 「1950年代初頭 スコットランドのシュタイナー学校の思い出」 より つづく

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著者 ヒュー・ミルン氏 が 《神秘のインド》 といかにして出会ったか――

この本では 実は最初の出会いがはっきりしません

シュタイナー学校を途中退学し

地元の中学・高校に入りなおしたミルン氏は

大学には行かずに

「ロンドンの整骨医療のカレッジに入った」 そうです (29頁)

そのカレッジについての回想のなかで突然

《神秘のインド》 らしき表象があらわれます

 カレッジですごした数年間に、 私はクリシュナムルティやグルジェフなどの多くの精神的教師の教えに接することができた。 幸運なことにカレッジには何人か非凡な教師がいて、 通常の解剖学や病理学のクラスの間に形而上学の授業をはさんだりして私たちの視野を広げてくれた。 私より年上のあるクラスメイトは、 十年間クリシュナムルティを学んでいた。 当時から私は新しいものの考え方に接していたのだ。

30頁

「精神的」 と訳されているのは おそらく spiritual でしょう

「霊的」 と訳してもいいわけです

カレッジの教師は 「形而上学」 の話をしたようですが

文脈上 そこにはインド哲学も大幅に取り入れられていた

と見て そんなに大きな間違いはないでしょう

つまり、 ここでの関心にとって重要なのは

当時 教師の年齢に達していた人たち

察するに 20世紀前半に生まれたのであろう人たちが

すでに 《神秘のインド》 の導入者として存在していたということ

当時 「正当な医療とは認められていなかった」 整骨であればこそ

なのか、 ともあれ そのような年長者が

ロンドンの整骨カレッジで 《神秘のインド》 を

学生たちに伝授していた、 という事実です

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年長のクラスメイトの話が 上の段落に出てきていますが

その他にも カレッジの友人に ミルン氏は大きな影響を

与えられた模様です (30-31頁)

「菜食主義レストラン」 「スーフィーをやっている者」

「LSD」 そして 「ストライキ」 「学生革命」 ――

こうした “若者の季節” のなかのロンドンに

《神秘のインド》 表象は しっかり場を保っていたようです

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その後 ミルン氏は整骨医として 若くして成功をおさめます

その 「順調な生活の中」 (32頁)

いよいよ ラジニーシに出会うことになります

<つづく>

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