日本の保守政治家の考え方 (平沼赳夫議員) 2/2
前便 「日本の保守政治家の考え方 (平沼赳夫議員) 1/2」 より つづく
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(2)
別の箇所 (前々便 「日本の保守」 参照) で、 平沼議員により
《保守でないもの》 として名指しされるのは
市場原理主義や拝金主義
なるものです
小泉構造改革、 その象徴としての竹中平蔵氏が
日本に広めたものがそれだ、 というのが平沼議員の理解です
昭和42年生まれの僕からしますと、 「拝金主義」 が今よりきつかったのは、 バブル時代だったんじゃないかなぁ、 と回想するのですが、 平沼議員とはセンスが違うようです
「市場原理主義」 はあたらしい概念ですから、 当時はありませんでした
しかし、自民党政権下の 「拝金主義」 は、 僕にとって ほとんどトラウマ的なのですが、 平沼議員とは感じ取り方が違うようです
竹中氏を重用した小泉元首相が忘れたのが
「真の改革続行」 「自主独立」 「国民道義の確立」
という自民党の立党宣言にあるものだ、 と言われます
調べてみましたら、この三つの文言のうち、 「立党宣言」 に含まれているのは 「自主独立」 だけでした (自民党のサイト 参照)
「改革」 という文言が含まれているのは、 「党の性格」 「党の使命」 「党の政綱」 などの文書であり、 「立党宣言」 と 「綱領」 には含まれません
「国民道義」 という文言が含まれるのは、 「党の使命」 という文書の最終段落、 「党の政綱」 第一項です
なお、 いずれもが 「昭和31年11月15日」 付けの文書で、 一括採択されたものである様子ですから、 計五つの文書の総称として 「立党宣言」 というのかもしれません
この三つのうち、 平沼議員がとくに重視するのが
国民道義の確立
です。 それは
日本人が日本人であるための要諦です
と言われます。 「保守」 とは
《国民道義を確立し、 日本人の日本性を堅守するもの》
ということになります
しかし、 これでは具体的な内容が よくわかりません
「国民道義」 とか、 「日本人が日本人であること」 とか
これらが不明確すぎるからです
とても独特な概念です
平沼議員からの説明は とりたててありません
自民党の歴史に通じた方がた、 『正論』 の読者
あるいは、 平沼議員の著作に馴染んだ方がたには
それだけで十分通用するコトバなのかもしれません
しかし、 僕には さっぱり分かりません (単なる勉強不足)
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さて、 市場原理主義/拝金主義は 何をもたらしたか――
共同体を動揺させ、 地方を疲弊させ、 格差を拡大させた
と、 平沼議員は総括します。 翻って、 「保守」 とは
《共同体を安定化し、 地方を振興し、 格差を最小化するもの》
ということになります
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ここで、 自民党が批判の対象となっているのにも 要注目です
先に、 与党民主党が槍玉にあがっていましたが (前便 参照)
自民党離反組の代表格たる平沼議員にとって
同党もまた批判の対象になります
つまり、 平沼議員の理解では 「保守」 とは
《現在の自民党が失ったもの/本来の自民党がもっていたもの》
ということになります
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<つづく>
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