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2010年4月 4日 (日)

姜尚中 「「3大政党」 になるとすれば」

前便 にひきつづき

AERA 2010.3.29号 から 記事紹介です

姜尚中 愛の作法  第133回
「3大政党」 になるとすれば

42頁

小沢一郎氏をめぐって 民主党の結束にゆるみがみえAera_100329_2

自民党からの大物議員の離脱が相次いでいます

来る参院選に向け 政界再編がすすんでいる証左ですね

それはかなりドラスティックな変化になるかもしれない――

一部にあるそのような観測に 姜先生はのっかって

「3大政党」 の勢力図を想像してみています

思い切って 長めに引用してみましょう

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以下引用

 その一つは、 オリジナル民主党。 つまり1996年に旧民主党を作った鳩山、 菅、 仙谷の各氏、 あるいは海江田氏や枝野氏、 そこに岡田氏を加えた政党。 米国の民主党のようにリベラルを掲げ、 セーフティーネットや多様性を推進する勢力です。 市民の力を重視して、 労働組合やNPOの声を拾うことになります。 平和や人権、 福祉において公明党の政策と親和性が高いかもしれません。

 国民の力を唱える勢力が第2の党。 そこでは民主党の小沢グループと国民新党が中心になります。 旧経世会のように地方の声を代弁し、 人身掌握術に長けたたたき上げの政治家を集め、 自民党の票とカネを取り込むような形になる。 さらに舛添要一氏を引っ張り込み、 国民的な支持を取り付ける可能性を秘めています。

 第3は市場の力に期待する政党です。 これは小泉改革の継承を目指す政党です。 前原氏のような松下政経塾出身者やみんなの党、 橋下徹氏や中田宏氏ら首長連合を糾合するイメージです。 都会のビジネスパーソンの中から優秀な人材が集まり、 ややドライな実力社会を目指す勢力となるでしょう。 外交・安全保障ではどちらかと言うとタカ派的な立場を取ると思いますので、 自民党の中の安倍元首相周辺が合流するかもしれません。

引用おわり: ルビは省略

姜先生ご自身、 これは 「頭の体操」 の産物にすぎない

と断っているとおり

実際の政治過程は このようにはならないでしょう

恩讐関係が強すぎて、 超党派的な合従連合は

一般にむずかしいものですから

しかし、 「頭の体操」 としては とてもおもしろい!

日本のなかで今、 何がどのように問題化しているのか

一歩引いた見通しを得るのに 最適でしょう

その関連で、 最終段落で 姜先生が

「ほぼ三つの政策的分岐」 を示すのにも 要注目です

  • 定住外国人の地方参政権や選択的夫婦別姓あるいは同姓婚など価値観にかかわる問題
  • 中国・韓国・北朝鮮を含む東アジアの将来構想の問題
  • 日米同盟のあり方をめぐる問題

これにぜひ付け加えられるべきなのは

  • ポスト・ネオリベラリズムの政治経済学 (政府の “大きさ” を規定する諸政策の統合体)

でしょうが、 姜先生もそんなことは先刻ご承知のはず

文字数不足で 言及されなかっただけでしょう

さて、 皆さんは どのようにお考えでしょうか…?

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