磯山久美子 『断髪する女たち―1920年代スペイン社会とモダンガール―』
著者 磯山先生より
- 磯山久美子 『断髪する女たち―1920年代のスペイン社会とモダンガール―』 (新宿書房, 2010年7月)
出版社のサイトは こちら
をご恵贈いただきました
ありがとうございます
ご自身による内容紹介には、 次のようにありました
内容は、 1920年代のスペインに登場した 「新しい女性」 たちを表象する 「断髪」 に焦点化し、 それが現象化していく過程を追うなかで巻き起こったスペイン社会との軋轢と、 女性たちのアイデンティティの模索を描こうとしたものです。 それは共時的ともいえる 「1920年代のモダンガール」 という現象がスペインにも存在したことを考察しようとしたと、 言い換えられるかもしれません。
さらに、 本書カバーには次のようにあります
フェミニストにとって断髪を選択することが、 フェミニズムを体現するための自由意志に基づく身体表現だったとすれば、 フェミニストを自称しない女性たちが断髪にしたのはどのような主観的な要因があったのか。 本書ではそれを "cómodo" と表現された身体感覚であったと結論づけたい。 では "cómodo" という身体感覚はどのように 「獲得」 されていったのか、 それはどのように女性主体とかかわるのだろうか。 ―― 本書より
とても綺麗な装丁のご著作
写真も豊富で、 見てるだけで楽しいです
あらためて ありがとうございました
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