サイレント映画からトーキーへ
20世紀初頭 映画は音を獲得した
1927年にハリウッドで最初のサウンド映画である 『ジャズシンガー』 が制作されて以来、 映画は単に映像の連鎖であることをやめ、 音と映像という異質のシステムを同時に体験する表象体系として発展することになった。 1938年にはソ連のエイゼンシュタインとプロコフィエフによって、 ショットのモンタージュと音楽の旋律を徹底して対応させるという実験が行なわれ、 その結果が 『アレクサンドル・ネフスキー』 なるフィルムに結実した。
四方田犬彦 『映画と表象不可能性』 産業図書,2003年,89頁
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