科学・数学・神話・芸術 ※ 『女は存在しない』 読書メモ①
久々の 「中沢新一論」 エントリ☆
2011年8月28日に この本の読書会を企画してます
そのための 材料提供として
====================
[…] 私の考えでは、 神話的思考は、 深く物質的な過程や生命的な過程につながりを持ち、 現実の自然を生み出している 「法則」 を、 無意識の思考の中に 「翻訳」 しあtもののように、 思われます。 これについて、 アインシュタインがこんなことばを残しています。
この世で驚嘆すべきただひとつのこと、 真実の奇跡とは、 そこに科学というものが存在して、 その中では自然と人間の精神の一点への収斂がおこり、 自由な精神の能力がつくりだした数学的構造が、 世界の構造の理解にまで到達できる、 ということにほかならない。
同じことが、 神話と芸術でもおこっているのです。 人間の精神がつくりあげる神話と芸術において、 真実驚嘆に値することというのは、 それが科学とは違うやり方で、 世界の構造を表出しているという事実なのであり、 神話と芸術を通じて、 人間は精神と自然との間に、 正しい通路を開拓し続けてきたのです。
「サルタヒコ書簡」 『女は存在しない』 276頁 (原1999年)
====================
« JWU映画研究会 2011年7月第4週の予定 | トップページ | 20世紀の「モダン」、 あるいは技術化した「モダン」と人間の「ピュシス」 ※ 『女は存在しない』 読書メモ② »
「03A 思索」カテゴリの記事
- クザーヌスのお勉強(2015.07.21)
- 儒学を入れるしかなかった近世神道、そして尊皇倒幕へ(2015.05.04)
- 日本教における自然(2015.05.01)
- 日本教的ファンダメンタリズムの大成者(2015.04.29)
- 路上の神様―祈り(2014.11.30)
「04A 連載 中沢新一論」カテゴリの記事
- 自然としての都市、あるいは オペレーション・リサーチの数学モデル(2013.10.24)
- 中沢新一は何を云っているのか? 第7弾(2012.12.02)
- 中沢新一は何を云っているのか? 第6弾(2012.07.08)
- 中沢新一は何を云っているのか? 第5弾(2012.05.18)
- 中沢新一は何を云っているのか? 第4弾(2012.02.18)
この記事へのコメントは終了しました。
« JWU映画研究会 2011年7月第4週の予定 | トップページ | 20世紀の「モダン」、 あるいは技術化した「モダン」と人間の「ピュシス」 ※ 『女は存在しない』 読書メモ② »





コメント