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2011年10月26日 (水)

【講座】 現代宗教論

放送大学の 「面接授業」 のひとつとして

「現代宗教論」 などという大仰なタイトルの連続講義をさせていただいております

放送大学のサイト ⇒ http://syl-web1.code.ouj.ac.jp/ouj-f232/dt-8550.html

私がこれまで取り組んできた研究課題は 以下の3つ

  • 宗教と政治、 もしくは近現代インドの政治とヒンドゥー教
  • 宗教と世俗、 もしくは現代日本の宗教概念をめぐる言説空間
  • 宗教と世俗のあいだ、 映画の宗教学

そこから 一般的な宗教論として引き出した結論を

私としてははじめて 横断的、総合的に論じてみよう、 という授業です

以下、内容の紹介をば

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専門科目:人間と文化 | 現代宗教論

【授業内容】

 長足の進歩をやめない科学技術と、 政治経済・文化のグローバル化により、 私たちの日常は激変しています。 そうした情況下、 宗教についての既存の理解や意味づけもまた問いなおされています。
 たとえば、 公的領域 (政治、 法律、 経済、 教育など) であらたに重要性をもつようになった宗教があります。 また、 あらたな宗教団体の発生と展開の脇では、 スピリチュアリティ (霊性) と呼ばれる領域が爆発的に拡大しています。
 これらの現象は、 実は、 ただ単に新奇であるというより、 現在進行中の世界的な支配構造の変化に対応するものです。 そのため、 私たちがこれまでもってきた宗教についての理解や価値づけが、 おそらくは一般に想像される以上の深さから、 変更を余儀なくされています。
 本講義は、 そうした変化をとらえるため、 概念のレベルから考察を説きおこし、 各種事例を位置づけるための包括的な宗教論の再構築を目ざします。

【授業テーマ】

  • 第1回 日本語の「宗教」とは何を表すか
  • 第2回 宗教/世俗の二分法、あるいは宗教概念の三分類
  • 第3回 宗教と世俗のあいだ ―藝術と霊性―
  • 第4回 宗教紛争における宗教 ―南アジアの事例から 問題の所在―
  • 第5回 宗教紛争における宗教 ―南アジアの事例から イギリス植民地支配―
  • 第6回 宗教紛争における宗教 ―南アジアの事例から 現代インドのセキュラリズム―
  • 第7回 宗教と民族、あるいは信仰・宗教団体・宗教分類学
  • 第8回 まとめ 現代宗教論の展開

【学生へのメッセージ】

 宗教についての予備知識は不要です。 むしろ、 「宗教」 という問題について、 既成の理解を一旦脇において、 あらためて考えなおしてみたいとの意欲をもって受講していただいたいと願います。

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