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2011年12月 1日 (木)

11月の映画感想

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:31本
観た鑑賞時間:3162分


鑑賞メーター


エリック・ロメール コレクション 緑の光線 [DVD]エリック・ロメール コレクション 緑の光線 [DVD]
あまりにモンスターな映画で吃驚した…こいつぁすげぇ…並みの傑作じゃないなこれ 主人公である若い女性の心の動きを丹念にすくいとるだけでも、勿論驚く 何せロメールは当時66歳なのだ!ww しかしボクの驚愕ポイントはそこじゃない…この作品にはあまりに明瞭に《映画の向こう側》が滲み写りこんでいる 「藝術的価値」があるとしたら、この《向こう側》へと観賞者を連れ出していくことだろう 本作はまさにそういう作品だ 何かの技術やテクニックがそれを可能にするのでもあるまい しかし一体どうやって…? 謎だ… スーパー★5!
鑑賞日:11月30日 監督:エリック・ロメール
恋の罪恋の罪
傑作でも名作でも佳作でもない だけど、記憶に残って仕方ない 面白いとか面白くないとかではもはやない、園作品は「出来事」として現代日本のリズムの一部になっている、と本作で実感された 園作品としては「家族の絆」から「個人の業」に焦点をシフトさせているところが、むしろ原点回帰のような気がした 「女性」を撮るためにこの過程が必要だったのだろうか もともと持っていた70年代的な感覚がすごく前景化しているのも、その辺りと関係があろう 冨樫真演ずる美津子からのグラデーションとしての3人の「オンナ」…大満足の★4つ
鑑賞日:11月29日 監督:園子温
悪魔の沼 デラックス・エディション [DVD]悪魔の沼 デラックス・エディション [DVD]
サイコーの最低映画やww アイディア倒れで無駄だらけの脚本、合わないピント、独りよがりの照明、緊迫感の欠片もないアングルと編集…ちゃんと研鑽を積んでるのに、このクオリティww 天才や そして、ここが大事なんだが…全く計算外であろうカット、変態的センスの音作り、女性の裸体に宿る無機質さと不安感 ここらにゾッとする煌めきがあったり キャロリン・ジョーンズの配役があまりに見事だったり これぞトビー組♪ 要は狂っているんだなぁ 単に無意味なだけの狂奔…当然の★1つ!で…だ!是非とも云うべきことがある!コメント欄へ
鑑賞日:11月28日 監督:トビー・フーパー
座頭市物語 [DVD]座頭市物語 [DVD]
記念すべき座頭市SRの第一作☆ ホントに面白かった~☆ 満足度ではもう文句なしだけど、作品としての荒削り具合がやっぱりちょっと気になるし、そして(とても個人的なことだろうけど)シリーズの中で出来上がっていく市のあの「機械性」の方をボクは好む(本作の市は、何と云うか…とっても「人間的」なんだ) ということで、あえての★4つ! しかし、大満足いたしました♪ この時代の日本映画を特徴づける、画面から滲む狂気じみた迫力!ここにも健在です 是非観てほしい一作、つよくつよくオススメ!
鑑賞日:11月25日 監督:三隅研次
センチュリオン [DVD]センチュリオン [DVD]
【書きかけ】快作『ディセント』の二ール・マーシャル脚本・監督 先頭での殺戮シーンのゴア要素が小気味よくエグい(泣笑) しかし…何とも小ぢんまりとした印象の作品になっているなぁ
鑑賞日:11月24日 監督:ニール・マーシャル
007 / 慰めの報酬  [Blu-ray]007 / 慰めの報酬 [Blu-ray]
何度も断片的に目にしてきた…久しぶりに通しで観始めたら、面白くって とまらなくなってしまった 単純にカッチョエェ…!ホントにそれだけの映画ですよね 従来の007シリーズの枠組みを奇麗さっぱり捨て去ってww(そりゃ怒る人もいるww)、ハイスピードの単純アクション映画に仕立て上げた その思い切りのよさと、切れと迫力あるアクションを、ダイエル・"クールビューティ"・クレイグにさせちゃえー!!、というおバカなノリに ボクは大満足の★5つです (お話が分かりにくい、なんてもはや欠点じゃありませんww)
鑑賞日:11月24日 監督:
インセプション [Blu-ray]インセプション [Blu-ray]
[劇場以来の再見] 面白いなぁ 目が離せない感がすごい☆ クリストファー・ノーランの「映画センス」の凄まじさに、ただただ巻き込まれる 驚異の映像!抜群のアクション、サスペンス演出!引き出されまくりの役者の魅力!文句のつけようがない脚本! …ただなぁ…この「夢」へのアプローチはなぁ…エッジが効いているとはとてもじゃないが云えないなぁ… 勿論わざとだろう、過度に「不思議」にならないようにしたかったんだろう けどやっぱり…そこが物足りない 明らかな★5作品であればこそ、残念感もまたきわめて強い
鑑賞日:11月24日 監督:クリストファー・ノーラン
ウディ・アレンの夢と犯罪 [DVD]ウディ・アレンの夢と犯罪 [DVD]
すごく面白かった♪ 古典的な悲劇を古典的な悲劇として描く作品、ですよね ウディ・アレンっぽさに欠けるという感想があるようですが、もともとアレンへのさしたる思い入れのないボクには、とても上質な「悲劇」だと思われました それを描く透徹した知性は健在です! 同一テンポ、台詞による物語のけん引、抑えた色味と音、そして役者たちの魅力… 模範的な小品佳作だと思いますです ただしそのお陰で『マッチポイント』のような吃驚がなかったので、やや低めの★4つ!とさせていただきます 楽しみました♪
鑑賞日:11月23日 監督:ウディ・アレン
SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スタンダード・エディション [DVD]SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スタンダード・エディション [DVD]
アクション凄いです、そこ見所! 『血の収穫』⇒『用心棒』⇒『荒野の用心棒』の筋を軸に、ボクなんかでは到底拾いきれない多種多様な先行作品へのオマージュが、一貫した悪ノリ・テイストの中にちりばめられている模様(タランティーノ流) 三池監督×豪華キャスト陣の企画…最初、超傑作『IZO』の次を狙ったものかと思いました…が、観客を容赦なく巻きこむあの荒ぶる昂まりはなかったです でも、「もう無理や…」と思うほど合わなかったノリも徐々に合ってきて、後半はかなり楽しみました 人間、慣れるもんなんですねww ★4つ
鑑賞日:11月23日 監督:三池崇史
クリスタル殺人事件 [DVD]クリスタル殺人事件 [DVD]
[BS観賞] とにかく俳優陣が豪華! 1980年製作、ハリウッド・オールディーズ映画ファンへのサービスが満載 ベスとキムがベテラン女優として劇中劇のバックステージで確執を繰り広げる、というだけで、古い映画を観てきた者はニヤついちゃいますよねww 「カウチ探偵」マープル叔母さんを演じるアンジェラ・ランズベリーの御達者なこと!R・ハドソン、T・カーティス等々… ガイ・ハミルトンのオールドスタイルな演出のなか、スターたちが居並ぶ、そんな夢のような映画ですねぇ…♪ 楽しみました、★4つ
鑑賞日:11月22日 監督:ガイ・ハミルトン
セルラー [DVD]セルラー [DVD]
面白かったァ♪ サスペンス映画として、とにかく悪いところがひとつもないww 企画、脚本、演出、芝居、編集、ポスプロ… スタッフ・演者の職人技がギュッと詰まっていて、爽快ですらあるww たしかに怪物じみた天才に貫かれた作品ではない、したがって 唸り声とともに★5つの満点を出す作品ではない しかしだ…これはまさに無数の「プロ」の技の結晶なのである☆ ここまでやりきられれば、ボクはやはり ★5つを進呈せざるをえないのです これもまた「完璧な」映画のひとつ! 勉強になりました、参りました_(._.)_
鑑賞日:11月20日 監督:デヴィッド・エリス
エコエコアザラク ―黒井ミサ ファースト・エピソード― [DVD]エコエコアザラク ―黒井ミサ ファースト・エピソード― [DVD]
古潤茶3部作では最後に観賞した一本、これが圧倒的に一番好き☆ 好い意味で「一番おバカ」ww 古賀新一先生はこういう世界観なんですね、大変感慨ぶかい とにかく現実味がとぼしい、そして脚本演出がしばしばほのダサい、勿論それがすンごく好い!(← マジ) ビザ―ルでウィアド!希少なこの味わいが、どうやら天然で滲みでているのだから、脱帽です(← 本気) なお、特殊造型やVFXが目を曳いた、力あるスタッフなんでしょうね この不釣り合い感がまた本作の味わいを向上させています 大満足の★4つ、てかもう★5だな
鑑賞日:11月19日 監督:古賀新一
海がきこえる [DVD]海がきこえる [DVD]
綺麗でステキなアニメだった リカコ女史の人物造型に賛否好悪がわかれるみたいだが、ボクは「まぁこんなもんでしょ…」ぐらいの感想 それよりも気になったのは、モリサキ&マツノ君の人物造型!あの爽やかさ大人っぽさ、成熟度合い… とても素敵だと思うけれど、最近の高校「男子」ってこんななの…?ま、まさかね…?! これは「誰の」欲望なの?原作者?製作陣?観すすめるにつれ戸惑いが大きくなるばかり… まぁしかしそれはボクの側の事情ですね、たしかに無駄のない立派な作品でした 観てよかったです ★4つ
鑑賞日:11月18日 監督:望月智充
フランケンシュタインの花嫁 [DVD]フランケンシュタインの花嫁 [DVD]
あえて続編であるこちらだけを、皆で観た 嬉しい驚きであることに、とても評価が高かった 5人で観て平均★4.6! 初期トーキーの熱、医学技術の進歩への熱、なぞられまくったパターンの古典性、それゆえのコメディ感…べた褒めの方ばかりでした オズオズと本作を紹介したボクとしては、吃驚したほとです☆ ボク自身は、J・ホエール作品としては『透明人間』の方を好むので、こちらは★4つにしました 実はとても複雑な要素から成り立つ本作、ジックリ観て損しないはず♪ つよくオススメ!
鑑賞日:11月18日 監督:ジェームズ・ホエール
パルス-回路- アンレイテッド・バージョン [DVD]パルス-回路- アンレイテッド・バージョン [DVD]
原作がとんでもない傑作なだけに…リメイクって難しいですよねぇ これ単体で観れば、おそらく標準以上の出来なんでしょう しかし…原作を知っていると、残念感がハンパない(嘆息) 脚本→演出→編集、どの段階でこの残念さが忍び込んだかは容易に分析できないけど(皆さん一流の米映画人!)、出来あがったものでは《ホラー》の文化/哲学そのものの違いが明瞭すぎるほど明瞭 そして、新たな《高み》に達したとはとても云えそうにない、という… この事情は、逆に興味ぶかい… ということで、★3つ…正直イライラしちゃったなぁ
鑑賞日:11月18日 監督:ジム・ソンゼロ
パラサイト [DVD]パラサイト [DVD]
[昨日に引き続き再観賞] 台詞に出てきた先行作品名・人名としては、R・A・ハインライン『ダブル・スター』『人形つかい』 ジャック・フィニ『ボディ・スナッチャー』 『Xファイル』 スピルバーグ(『E.T.』)、ルーカス、ソネンフェルド(『メン・イン・ブラック』)、エメリッヒ そして…こういう分析は苦手なボクにも明らかにわかるオマージュは『物体X』、あと何かのホラー作品を彷彿させるシーンが二つほど(それが何か 思い至らない) 脚本K・ウィリアムソンお得意の、ジャンル内への徹底した参照 嬉しい仕掛けです☆
鑑賞日:11月15日 監督:ロバート・ロドリゲス
パラサイト [DVD]パラサイト [DVD]
[以前観たが思うところあって再観賞] なんて真っ当なスラッシャー☆細かな演出、クリーチャー造型、効きに効いて御達者すぎ>< ロドリゲスは勿論、おバカ映画一代ケヴィン・ウィリアムソンのこのジャンルの歴史を踏まえた脚本は秀逸!製作陣は大物ぞろい、キャストは最高…とにかく米映画界の底力を垣間見せる一本です!(ちょうど『ヒドゥン』を観た時と同じ感動、そう!これはもはや感動ww) グロ描写ありですが是非多くの人に観てほしい、ティーン向け学園SFスリラーホラーモンスター映画wwの大傑作 文句なし★5つ!
鑑賞日:11月14日 監督:ロバート・ロドリゲス
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[手術シーンがよく出来てるわぁ…大手術経験者としては痛い痛い 涙目] 医療過誤+術中覚醒というネタは大当たり!それを実に丁寧にコンパクトなドラマにしている(84分とは素晴らしい 脚本監督J・ハロルド、全然作品を作らせてもらってないけど、かなりの力量!) また、蜘蛛女レナ・オリンをこのプロットで母親に据えるとか、キャスティングもお見事☆センスあるわぁ ということで総合評価…文句なしの佳作小品、ですが、人間の《業》にまでは踏み込めてないかな かなり上出来、高満足度の★4つ!つよくオススメです
鑑賞日:11月14日 監督:
DVD帰ってきたウルトラマン Vol.9DVD帰ってきたウルトラマン Vol.9
[「猛獣使いと少年」が入った巻だ、必ず観よ、とウルトラ・マニアの先輩が貸してくれました ウルトラを観るのは数十年ぶり] 第33~36話所収、ライナーノーツには上原正三のインタビュー 充実の一本ですね いや、それにしても…この重力… 大人から子どもへの暴力が描かれる、暴徒に警官が混じってるなんてのは時代でしょうけど、この社会派シナリオのえぐり方といったら! 『帰ってきた』は陰鬱だなぁとガキのボクは感じたものですが、さもありなん!評判に違わぬ濃度を確認しました、いい意味で狂ってますww 観てよかった ★4つ
鑑賞日:11月13日 監督:
用心棒<普及版> [DVD]用心棒<普及版> [DVD]
[思うところあって 数年ぶりの再鑑賞] 1961年作品…ボクの場合、『どらン猫小鉄』が先というww この痛快さ!黒澤明個人の天才というだけでなく、活劇の伝統と米ハードボイルドの確立が、映画において出会っているってことでもあるんだろうな(つまり、20世紀半ばのグローバルな文化運動の一環であると…機会あれば調べてみよう) 演出では、遊びがすぎるところもあるけど もう完全にご愛嬌ご愛嬌 本来、『七人の侍』とは差をつけた採点をすべきだろうが、やっぱり大満足の★5つなのであります!ww
鑑賞日:11月13日 監督:黒澤明
マウス・オブ・マッドネス<dts版> [DVD]マウス・オブ・マッドネス<dts版> [DVD]
昨日につづいて観直してみた…うん、面白い☆ で、真面目に物語分析してみようかな お話の解釈は三通りしかありえないだろう ①全てジョンの妄想 ②全て奴らの操作 お話としてはいずれも面白みに欠ける そこで…③最初から解釈されるべき整合的な筋はない!ラストシーンが映画館であることがこの解釈を裏付ける 映画そのものを媒介にフィクションとリアリティが相互越境する…映画に取り込まれた米国、その映画界には根強くあるひとつの潮流 それをクトゥルフのギミックでやってみた、と…そう見ると、ものすごく上出来の脚本→作品ですね
鑑賞日:11月13日 監督:ジョン・カーペンター
ゼロの焦点 [DVD]ゼロの焦点 [DVD]
「断崖での犯人追いつめ」wwを鉄板化させたことで有名な本作☆ 元はちゃんと理由あっての断崖なんですよねww 日本の2時間TVドラマはホントに優れていると思うのですが、その歴史的基盤はまさにこれらの作品にあるんですね 当時の日本の風景や習俗(とくに「裏日本」)の中に浮かび上がる《オンナ》の物語… 最初、話があまりにトントン進むのでちょっと戸惑います が、最後の30分の演出がとても佳いですね 演者の皆さんの美しさが溢れ、哀しさを引き立てます 大満足の★4つ なお、「言葉による説明」が印象的でした…これも映画…
鑑賞日:11月13日 監督:野村芳太郎
リセット [Blu-ray]リセット [Blu-ray]
アセンション・ブームに乗っかったアセンション・ムービー、と思われ(だから結局「教会」、そして創世記ww)…それをホラー風味に仕上げてみた、ロアノーク植民地をほんのスパイスに…というところかな アイディアはいいけど、サスペンスであれホラーであれ、肝心なのは観客の心理操作…そこが出来てないんだよなぁ…なのに、頼りない登場人物らの人間ドラマを台詞で滔々と語れてもなぁ… 力のある監督なのに、「I exist.」っていう主題もわかるのに… 映画ってむずかしいなぁ 低めの★3つ
鑑賞日:11月13日 監督:ブラッド・アンダーソン
マウス・オブ・マッドネス<dts版> [DVD]マウス・オブ・マッドネス<dts版> [DVD]
オンモシロッ!OP SQなんてもの凄い出来じゃないっすか!と思いきや、ケイン初登場、リンダ生還のときのようなもはや笑うしかない演出もあったり…相変わらずのクリーチャー愛が爆発してたり…今回はキューブリックを意識したカットもあるのかなジョンとか…もう完璧ですね☆ 今や超大物Pのマイケル・デ・ルカ脚本!虚実を分明させないこのイカレたお話を、ジョン・カーペンターが見事に受けとめるww…そうして出来上がったのがこの珠玉の一品である、と 音楽も相変わらずスッ飛んでて素敵だし♪ 大満足の★5つ…!
鑑賞日:11月12日 監督:ジョン・カーペンター
アジャストメント(デジタル・コピー付) [Blu-ray]アジャストメント(デジタル・コピー付) [Blu-ray]
[原作未読] 良作!オシャレで達者な音と画だなぁ(演出も実に細やか)…品がある、このデジタルの手触りは本作の主旨によく合っており、僕も好きだ さて…本作は、愛と運命をめぐる思想映画だ 近代欧米の(←ココ大事)ある典型的な理路の劇化である かなり台詞が重要で、字幕だけでは含意を把握しきれまい(シナリオ分析にうってつけ!) その意味では、ハリウッド映画お馴染の「EDでの台詞による説明」がとても残念だった…そこで1pt下げての満足度★4 なお、E・ブラントはダンサー役にしては骨太な気が…ww いい女優さんです☆
鑑賞日:11月12日 監督:ジョージ・ノルフィ
女はみんな生きている [DVD]女はみんな生きている [DVD]
観賞直後★4、って思ったけど 時間が経つと★3だな、って思えてきた 作りの特徴は…極端にフラットなテンポ!CLIXを避けつづけ極端に早い編集でつなぎきる 最優先は物語の駆動で、人物造型すらごく表層にとどめる 無論悪いアプローチではないが、正直驚いた… その物語とは《女性の解放》、ただし 理想的近代人(超人的能力と努力と克己、そして果てしなく大きな偶然)が それを可能にする これは復讐映画ではないが、ましてや変革の映画でもない バカ男への懲らしめが徹底されるわけでもない 要は娯楽作品!そしてそれでよい☆
鑑賞日:11月12日 監督:コリーヌ・セロー
THE LINE 殺しの銃弾 [DVD]THE LINE 殺しの銃弾 [DVD]
平均以上の★3つ ほのかに面白かった記憶…観賞後わずか2日なのに印象が薄いな… メキシコの陽光のもと、フィルム・ノワールからNYギャング映画までの系譜を撮りなおそうっていうんだろう…それ自体興味ぶかく、またたしかに達者な作品だった ただ、キャスティングがどうも馴染みきれなかった、ワルが悪くみえないってのはワザとだろうけど、上手くいっているとは思えないな… 脚本の面白い仕掛けも、それだから活きてこないのかも 《暴力》に対する制作陣の哲学そのものが弱いのかなぁ…
鑑賞日:11月10日 監督:ジェームズ・コットン
完全なる報復 DVD完全なる報復 DVD
面白い…!しかも上出来!二回観てもた やり切り感の凄さに★5つ! これぐらいの「爆発」こそ、今ボクが求めるものなんだなぁ、と分かった つまり、どうしようもないほどの閉塞感、ってことなんだけど… ややシコリが残るのは、「ふつうのオッサン」にはどこまでやれるのか、っていう思考実験にはなってないこと(現実味が優先されたわけだが、やっぱり未消化感が残ったです) そしてED!ここで賛否が分かれるのはよく分かります ボクの感想は…まぁ仕方ない、制作陣の選択としてはこれもアリだよな、です スカッとしました、オススメです
鑑賞日:11月07日 監督:F・ゲイリー・グレイ
上意討ち-拝領妻始末- [DVD]上意討ち-拝領妻始末- [DVD]
当然至極の★5つ! 『切腹』があまりに素晴らしかったので、小林正樹特集と銘打って 本作も皆で一緒に観た 小林正樹・橋本忍・武満徹・三船敏郎・仲代達矢ら主要演者・スタッフの作品としては、これが完成型なんだな☆ まぁ見事な出来であります(敬服) ボクとしては『切腹』のあの荒削り具合、もたつき具合、そしてそれに伴う《狂気》のオーラを好みますが、本作が傑作であることに 微塵の反論もございません 敗戦後20年ほどの“日本”(←ココ大事)映画界が到達した、ひとつの解だと思われます さて…ボクラは今 どこにいるのか…と
鑑賞日:11月04日 監督:小林正樹
リバティーン [DVD]リバティーン [DVD]
ジョン・ウィルモット(第2代ロチェスター伯)の伝記映画 17世紀後半のロンドンの退廃が くすみ澱んだ画面、抑えた音響、揺れるカメラの長回しで 印象ぶかく表現されている…こんなんだったのかぁ…興味ぶかい とにかく型破りの天才に恵まれた人物だったようで、最後まで主人公のことをうまくとらえられなかった(脚本家は どういう人物像を描きたかったのだろう? ジョニデなりの解釈と演技はお見事!と思ったけど) 満足度は★3つ、腐りきった時代の空気の描写に★1つUP!
鑑賞日:11月03日 監督:ローレンス・ダンモア
フェイク シティ ある男のルール<特別編>  [DVD]フェイク シティ ある男のルール<特別編> [DVD]
なんかもう…陰惨…そんな雰囲気漂う前半が、とにかく見応えあり!イヤァな気分になれますよww 後半のサスペンスも十分な及第点! 特徴は、腐敗し崩れきったLAの姿を描きつづける点 脚本は、最近大中作への起用がつづくカート・ウィマー 完全に腹をくくって、アメリカの暗部を描き切ります!ボクラ小市民がそれをかろうじて観れるのは、警察権力の側から観ているからにすぎないでしょう これこそが本作最大の仕掛けであり、皮肉ですね ★4つ!グロ耐性のある方はぜひどうぞ☆ ただし、大きな期待は禁物ですww
鑑賞日:11月02日 監督:デヴィッド・エアー

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