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2012年2月23日 (木)

1月の映画感想

あわわ… まとめ忘れてた 危ない危ない

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1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:40本
観た鑑賞時間:4306分

鑑賞メーター


さや侍 [DVD]さや侍 [DVD]
松本さんは、この103分のなかでどういう感情の流れを、観客にもってほしいんだろう…やりたいこととメッセージと物語構造は分かり易い(そしてボクはそれを高く評価する)が、「映画」ってそういうことじゃないはず 55分時の折り返し点で物語がやっと転がり始めるというのは、いくらなんでも定石をはずしすぎ 後半の、とくにCLIXのホントに確かな引力は、映画らしいスットコドッコイのベッタベタがあるから(その上での技術とセンスってもんだ) つまり、もっと「映画」に寄ってきていただければと願ってやまないのです 満足の★3つ!
鑑賞日:01月30日 監督:松本人志


いのちの食べかた [DVD]いのちの食べかた [DVD]
[超話題になった05年のドキュメンタリ、普段は観ないジャンルだが 訳あって観賞] イノチをモノのように扱えるだけ扱うことで成り立つ食品生産業界は、人間の業を明け透けすぎるほど明け透けにしている(ボクなどには「動物」処理のシーンがキツい) 反動として、ヴェジタリアニズムというこれまた人間の性(雑食性)を否定するイデオロギーが生じるのも無理はない… 無論野菜もまた、しばしば大地とのつながりを断たれた形での工場方式で生産されていくわけだが… そしてそれらの現場には単純労働者たちの姿が… と、そういう映画でした
鑑賞日:01月30日 監督:ニコラウス・ゲイハルター



アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ [DVD]アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ [DVD]
[原作未見] 人間のクソクズどもへの復讐物、もちろん鉄板フォーマットでありますッ! 被害女性の描きこみが不足、中ダレもひどいってのはあるが(ともに脚本の問題が大きい) 低予算映画としてかなり佳い出来、とくに終盤の復讐シーンのゴア的描写はなかなか♪ 復讐物は、これぐらいやってくんないとスッとしませんわよねッ! 大満足の★4つ それにしても…米映画人はミソジニー・コンプレックスを撮らせたら、やっぱり世界一ですね ふつうの米男優の顔姿をふつうに撮るだけで、クソのような器の小ささが滲んで滲んで仕方ない ご立派です
鑑賞日:01月29日 監督:スティーヴン・R・モンロー


孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]
[家庭の事情で5日で2度目の観賞] 50~60年代日本のサムライ物に通ずるテイスト 映画技術もたしかな、真っ直ぐな人情物 ベタな音楽が(聞く人によっては耳障りなほど)抒情をかきたてる そして、このカンフー・アクション♪すばらしいの一言 香港もだが、きっと世界的にも共通する「大衆娯楽の各種お約束」が満載である そこに表れるヤッタッタ感がとにかく清々しい 勿論、香港ノワール後の作品なのですからこれは! 破綻やご都合主義をものともしない勢い、それでいい、それがいい!あらためて…そんな熱い作品ですねぇ ★5
鑑賞日:01月28日 監督:テディ・チャン


ラスト・ターゲット [DVD]ラスト・ターゲット [DVD]
ロケーションが素敵だったなぁ…それを随分オシャレで達者な画でとらえているなぁ…クルーニーはこういうアート系映画好きだよなぁ……ぐらいの感想しか湧いてこなかった すいません、★3
鑑賞日:01月27日 監督:アントン・コービン


ランブルフィッシュ [DVD]ランブルフィッシュ [DVD]
[BS観賞] 高校のとき劇場で観たときはさっぱり分からなかったけど、今回観なおしたら随分「分かる」ようになってる気がした 本作が描くのは、「ワル」の世界に顕れてしまった「空虚」…なんだな 病んだ魂、死への実存を抱えた伝説の不良…確かにカッチョイイ♪ 制作面では、コッポラのカメラワークの素晴らしさよ…ため息が出る ちょいとダサいところがあるところまで好みだ(例:喧嘩シーン) それが実にスムーズな手触りでつながって気持ちいいこと! 音楽もいいなぁ、カッチョよすぎないところがいい(80年代だから?) ★5 です
鑑賞日:01月25日 監督:フランシス・フォード・コッポラ


4月の涙 [DVD]4月の涙 [DVD]
変った映画だなぁ、という感想 一応戦争物なのだが、愛と暴力と性と絆がシームレスにつながっていく 起承転結のごとき構造もはっきりしない かと云って、特別カルトな映画を撮ろうとしてはいない(例:物語は時系列に淡々と進む) 真っ当な劇映画を撮ろうとしている節がある…原作はノンフィクション小説(?)らしいし…フィンランド的なもの、なのかなぁ(勉強不足を痛感した) なお!画が抜群にいい、スゲェ画がいい 撮影ラウノ・ロンカイネン フィンランドの大家のようですね 画だけなら★5だが、全体にはボクの理解が及ばず ★4つ
鑑賞日:01月25日 監督:


黄色い星の子供たち [DVD]黄色い星の子供たち [DVD]
相変わらず一定の観客を得るホロコースト物であります 何百回と観てきた物語、ヴィシー政権下のフランスでのお話も何度目か…相変わらず胸糞悪い…ナチス・ドイツの同盟国だった国に生まれたことが 心底悔しいですよボカァ… 反ユダヤ主義、少数派迫害、全体主義、あるいは近代の弁証法…語ることがありすぎる素材 なので、本作についてのみコメント ⇒ この主題を扱った数多の映画のうち飛びぬけた佳作というわけではありません プロットを読み、ピンときた方がご覧になればいいかと 評価しづらいですが…★4とさせていただきます
鑑賞日:01月25日 監督:


孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・エディション [DVD]
こんな話やったんか…タイトルとプロットは耳にしてたけど、この熱量はすごいや 軽く承知してた評判よりも、ずっと面白かったぁ♪ ★5!いろんな人につよめにおススメしていこうっと♪ あらためて云いますが…なんと云っても、この「熱さ」! 香港映画特有の底知れないパワーが 「革命」とそのための犠牲の物語へと、そして現代的なカンフーアクションへと なだれをうって注ぎ込んでいる 面白くないわけがない これは大画面で観たかった…!
鑑賞日:01月24日 監督:テディ・チャン


ゴースト・オブ・マーズ [DVD]ゴースト・オブ・マーズ [DVD]
カーペンター好きのボクでも ダメなもんはダメ!ww ★2つ、ですねww でも大好きッス>カーペンター兄貴♪ ★2を出すぐらいですから色々ありますけどね、兄貴 ひとつだけいいっスか…? 立ち回りのアクション、どうにかならんかったスかねぇ…あんまりにもアホっぽすぎですよありゃぁww なんちゅうのかなぁ、リアルな感じがやっぱどこかで欲しいッスよ、ボクごときは☆ でも大好きですよ>兄貴
鑑賞日:01月24日 監督:


タイタンの戦い 特別版 [DVD]タイタンの戦い 特別版 [DVD]
[BS観賞] レイ・ハリーハウゼン最後の大作、っていうだけでもう観たくなりますよねww インディ・ジョーンズ第1作と同年公開(黄金フクロウは77年のR2-D2ねww)、それでこの60年代テイストはすばらしすぎます♪ 『アルゴ探検隊の大冒険』(63年、レイの出世作)を観なおしたくなったですww そりゃもうドッタバッタで、特撮以外にとるべきところが見当たらない怪作ですから ふつうに採点すれば★2~3、ですよね でもやっぱり映画史的な重要性がデカすぎますから… ★5 なんですねぇww
鑑賞日:01月24日 監督:デズモンド・デイビス


ソリタリー・マン [DVD]ソリタリー・マン [DVD]
集中させてくれない演出も問題だが、なによりも脚本! 90分のほとんど、サイテーでダメダメの壮年男の姿をただただ見せられる 落ちぶれ方が中途半端+結末があんな救われ方=全く面白くない…ボク個人の感覚かなぁ 謎です 脚本には他にも難がある 会話劇ってのは掛け合いで物語が駆動するものでは? が本作は、一方的な語りが多くて 掛け合いも気持ちよくない そもそも心の彩を台詞で全部説明しちゃうなんて…脚本の基礎の基礎すら無視ですか?! なんでこんなことになるのか 謎です えらそうにしたくないけど、すいません ★2つ
鑑賞日:01月24日 監督:ブライアン・コッペルマン


デビルクエスト スペシャル・エディション [DVD]デビルクエスト スペシャル・エディション [DVD]
ドミニク・セナ…お馴染のこの「ゴージャスな安っぽさ」はどうだ!堂々たるもんだぜ!ww 未成年の男女の感想が聞きたい☆ 本作はティーン向け映画だけど、凡百の同種作品(観客を財布としてしかみない)とは一線を画す、とボクなぞは思う そこら辺を「若者たち」はどう感じ取っているんだろか…すごく気になる、それはある意味映画の未来だろうから ★3つ、ですがとても満足です なお、特典映像にあった「別エンディング」の方がよかったような…「分かり易い」方を選んだのかな?そういうのもアホで好きだぜ>ドミニク・セナ
鑑賞日:01月24日 監督:ドミニク・セナ


10億 [DVD]10億 [DVD]
[家人がレンタル ⇒ 期待ゼロで観賞スタート] テレビ番組『サバイバー』からの真っ直ぐな妄想+ちょい『ソウ』のアイディアの拝借…何一つ感心しないけど、娯楽映画の発想ってまぁこんなもんでよい(マジ) 問題は…人の生き死にを娯楽作品にするなら、相応の覚悟と哲学がないとね、っていう点! いわゆる「ゲーム感覚」ってやつではダメだよ… 脚本や演出の不徹底よりも、そっちの方が本質的に問題だ…! ラストSQだけはたしかにその問いに応えていた(定型的だけど、応えていた)…ので、★2つではなく ★3つ…にしときます渋々
鑑賞日:01月23日 監督:チョ・ミノ


世界侵略:ロサンゼルス決戦 [Blu-ray]世界侵略:ロサンゼルス決戦 [Blu-ray]
超リアリズムの戦争物フォーマットによるSF物 『プライベート・ライアン』『宇宙戦争』等など、スピルバーグへのリスペクトが満載☆ CGI、手持ちカメラ、編集と音つけ、お約束だらけではあれ、その扱いがホントに上手…米映画界はやっぱりスゴイや 内容ですが、戦争賛美という評もありますが、もっと複雑かなと…『第9地区』『ハートロッカー』ほとではないが、少なくとも『ブラックホーク・ダウン』とは違う、ただし「加害者としての米国」は当然ながら入ってこない…そういう中途半端さ まぁそれはそれでよい ボク的には★3つ
鑑賞日:01月23日 監督:ジョナサン・リーベスマン


果てなき路果てなき路
大々々好きなモンテ・ヘルマン♪ 「分かりにくさ」が段違いにアップしててワラタww 映画と共に生きる、映画「を」生きる、映画の謎に巻き込まれ方向感覚を失う…そういう事態への答え/対処の一つがかなり明確に示された一作だと思いました スゴイです>ヘルマン先生 ただ…「ふつう」の映画好きの方がたには到底おすすめできない… 間違いなく★5の作品ですが、どうしようもなく観る人を選ぶ、そして選ばれないからってドーッテコトナイ…いわば「プロ」向けの傑作 この到達を「分かり易い」娯楽作にしたいもんだ、と不遜な妄想が…
鑑賞日:01月23日 監督:モンテ・ヘルマン


ロスト・アイズ [DVD]ロスト・アイズ [DVD]
画がキレイだなぁ…闇・影・黒を撮るのがとにかく上手くて、構図がとっても安定的 こういうのスペインらしいって云うんだろうな(例えばエリセ!) 不穏な雰囲気、ホラーとサスペンスの間への焦点、ちゃんと楽しめました♪ 犯人像がピンとこなかったけど、これもまた別のスペイン的なものなのかなぁ… もうちょっと短めかアップテンポかにすれば 全然違った雰囲気になり、評価もグンと上がったでしょうね このジャンルについては、観客に付き合う腹づもりがないだろうから てことで、★3つ ちょいと時間つぶしには最適の一本かと♪
鑑賞日:01月23日 監督:ギリェム・モラレス


リアリズムの宿 [DVD]リアリズムの宿 [DVD]
徹底したオフビート 男と男と女の縮まらない微妙な距離感 空虚でも充填でもない会話と沈黙の応酬 時折差し挟まれるウィットとベタ双方のユーモア(何度か声出して笑った) 箱庭的な世界観が背後に透けてみえるカットの積み重ね そしてピタリと合うくるりの楽曲… こういうところから醸し出される「味わい」がすごいなぁ…個人的嗜好には必ずしも合わないけど 成程たしかに伝わるものがある!何度か観てみたくなり、実際二度観た 二度目のがよかった☆ なお山本浩司さんの童貞演技は秀逸すぎる!すばらしい ★4つでお願いします
鑑賞日:01月23日 監督:山下敦弘


イースタン・プロミス [DVD]イースタン・プロミス [DVD]
とにかく観てる、観て観て観て 勉強してる…
鑑賞日:01月20日 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ




ヒーロー 靴をなくした天使 [DVD]ヒーロー 靴をなくした天使 [DVD]
[@地上波] アメリカっぽい映画だなぁ 「ヒーロー」っていうのが、ホントに大事な国なんですね>米国 そして、この軽妙なコメディ・テイスト 全体的にアッパーな仕上がり、その所々に大人っぽい笑いが入る、これまたアメちゃん映画ならでは!このスッカラカン感は他の国ではなかなか出ない、出せない、出さないでしょうww しっかりとした映画職人が集った、上出来の佳作小品(序盤の飛行機○○シーンはなかなかの迫力) ちょいと楽しく観たい一作ですね ★3つ
鑑賞日:01月19日 監督:スティーブン・フリアーズ


イースタン・プロミス [DVD]イースタン・プロミス [DVD]
[3晩連続の観賞 ⇒ これは買うしかないなww] この素敵さはどうしてだろう…? どっしり構えた固定カメラ、きわめてオーソドックスな切り返し(バストショットの距離感が微妙に変えてあるのが粋…なんだろうな) アップと中景の間ぐらいのカットがお洒落 長回しはほとんどないが、この編集はかなりのテイクを重ねていると思われる、丁寧な丁寧な作りだ(遺体がテムズ河に流れているシーン、入念なリハーサルをやってるな 素敵なシーンに仕上がってる) 音楽はほとんど入れない、煽りたてる効果音もほぼ皆無 あぁ…勉強するとこだらけ
鑑賞日:01月19日 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ


イースタン・プロミス [DVD]イースタン・プロミス [DVD]
カッコいいなぁ、とにかくカッコいい…! 1年半ぶりの再見、ボクの中で評価がグイグイ上がりっぱなし 『ヒストリー…』から続くクローネンバーグのこのリアリズム路線は好みにピタリと合う…! 『ヒ…』よりやや強めのグロシーン、反対に抑えめのエロシーン ボクとしては『ヒ…』のバランスを好むが、これはこれでアリだ 固定カメラで、とくにオッサンたちの顔、ときに肉体をえぐり取る 高彩度の映像に、強めの影を落とす 例のベタリとした画質の完成だ そして、狂気はおろか激情すら出させない演出… う~ん、勉強になります ★5!
鑑賞日:01月17日 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ


ヒミズヒミズ
【一時メモ】 公開したばかりなので、しばらくは踏み込んだ感想は書きません ただ…泣きました…かなり沢山観るボクですが、映画館で泣いたの3回目(泣ける映画=いい映画、ってわけじゃないですけどね) 原作愛がつよすぎると、ちょっと戸惑うかもしれません ボクも最後の最後まで、原作を超えられない映画だなぁ…と思ってました また、映画としてはトッチラカッテイル、と思います 上出来な佳作じゃぁない! しかし、このタドタドシイ真っ直ぐさがボクには刺さ残らざるをえないのです その点で、まさしく園子温作品!でした
鑑賞日:01月16日 監督:園子温


ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]
[購入DVDを再見 クローネンバーグの秘密を少しでも読み解くつもりで] まずは中年男の顔や姿の魅力、シワ…シミ…キズ、佇まい…所作…勿論、一流俳優さんたちをキャスティングできての話だが そして、演出上の間合いだ、とても懐深くゆったりとしている 長回しもあるが、劇的にすぎない芝居と編集 そこに突如、ごく短く差し挟まれる性交と暴力のシーン(これらがまた一流だ、尺も所作もほんのちょっと過剰なんだな) この強度のリズムが人生そのものを模していると解せる、それが本作に大人っぽい迫力をもたらしている 地味だが★5!
鑑賞日:01月13日 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ


富江 アンリミテッド【DVD】富江 アンリミテッド【DVD】
いいですね~!性と暴力と死のまったく「日本的」と云ってよい映画表現 本作はお笑い映画(とくに昭和的なお笑い)として観始めるべし、だってそうなんだもん!そして…笑ってるうちに「何かヤバいもの」(怖い、じゃなくヤバいもの)を感得しちゃう…そういう順序がただしい でないと、ピンボケの感想しか出てこないはず 《向こう側》からの奔流のザクリとしたスライスたる皮相さ…本作は、その一点へと全要素が結集している様においてすさまじい 例えば、音楽や効果音、メイクや衣装にご注意あれ!キャスティングの妙もね! 大傑作の★5!
鑑賞日:01月12日 監督:井口昇


突破口! [DVD]突破口! [DVD]
映画人たちのプロの技がさえるクライム・サスペンス佳作 独特のゆったり間合いに刺激は足りないが、たしかに面白い♪ 原作・企画から編集・ポスプロまで、実に手慣れた仕事が積み重ねられる(カーチェイスのシーンとか好きだなぁ) 欠点らしい欠点がない よって★5の満点…のはずだが、ボクはちょっと躊躇する 手慣れすぎてはいないか…破綻や躊躇として現れる《向こう側》への叫びが無さすぎはしないか…平たくいえば、「人間」の謎/理解という要素がもひとつほしい、ってことなのだ 「映画って何だろう」と問いながら、謹んで★4つ
鑑賞日:01月12日 監督:ドン・シーゲル


デス・プルーフ プレミアム・エディション [DVD]デス・プルーフ プレミアム・エディション [DVD]
[劇場初見、久しぶりの再見@BS] これ好きなんだよなぁ ミソジニー(女性嫌悪)の爆発!それを逆手にとっての怒れる女神の来臨!まぁそれもミソジニーですわなww (もちろん脚本・監督のタランティーノはそんなこと先刻承知でやってる、てかそれを狙ってる) 彼の映画センスに好悪が分かれるのはお馴染なこと、そしてボクは大々々好きなのだ☆ さらに本作ではカーアクションの才能をすら証明している…まぁ大したお方です_(._.)_ 反対は当然あるでしょうが、ボク的には 文句なしの★5つ!
鑑賞日:01月11日 監督:クエンティン・タランティーノ


ロシアン・ルーレット ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]ロシアン・ルーレット ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]
大物俳優をそろえた企画物、演出も手慣れている 究極のアングラ世界に思わず足を踏み入れる主人公…彼に同情共感できれば、なかなかのサスペンスを味わえる…と一見思われようが、実はそうはならない なぜなら、「主人公は死なない、死ねない」からである 物語の構造上必然的なこの限界が処理されないまま、お話はどんどん進んでいってしまう よってボクなぞは緊迫感を微塵も感じられないのでした 本作はリメイク、同監督の『13/ザメッティ』がオリジナルらしい そっちではどうしてたのか…?観比べも一興かも きびしめに、★2つ
鑑賞日:01月10日 監督:ゲラ・バブルアニ


狼たちの街 [DVD]狼たちの街 [DVD]
96年作品 『L.A. コンフィデンシャル』の前年で、50年代LAが舞台のクライムサスペンス(ノワール的なものの再興)の先駆け、という評価もあるようだ(ちなみに、30年代シカゴが舞台の『アンタッチャブル』は87年作品) なるほど演者・スタッフともに映画人の気概と技術を随所に感じさせる、これはたしかにプロの仕事だ 車や服など小道具のセンス、すばらしい 陰謀の解き明かしのタイトな脚本に好感 しかし…だ…どうにもこうにも引き込まれない…主人公たちに魅力/共感/憧れなどをとことん感じないのだ きびしめで★3つ
鑑賞日:01月09日 監督:リー・タマホリ


ジョニーは戦場へ行った [DVD]ジョニーは戦場へ行った [DVD]
1971年作品 後の各種物語に与えた影響は甚大☆ボクが分かるのは映画だけだけど、ホントに多くの、ホントに多様な作品が 本作にオマージュを捧げている 脚本・監督のダルトン・トランボ自身が原作小説(39年刊)を書いている点も、特筆に値する 演出は必ずしも「超」一級ではない、とくに 茫漠とした意識が訪れるシュールな世界の描写、ボクは満足できなかった しかし…この物語である!近代の戦争や医学制度、そしてそれを支える《権力》《時代》の非人間性を イヤというほど突きつける物語である! これらの点に鑑み、謹んで ★5つ
鑑賞日:01月09日 監督:ダルトン・トランボ


鮮血の美学 [DVD]鮮血の美学 [DVD]
やっと再販♪レンタル再開 さてさて…この異様なまでの暴力観よ…たしかに最近の、とくに予算が潤沢な映画に比べれば、残酷・凌辱の「描写」そのものは大したことない…が、何より大事なのは ここまで透徹された救いの無さ、それを描こうとする《狂気》ですね…! 尋常じゃない、今だに衝撃的…72年公開当時にあっては尚更だったでしょうね…09年のリメイクが一つの「救い」をのこしたのとは全く対照的です…!ベトナム戦争時の米国の一断面…ホラーのみならず映画史一般にとってこそ重要な作品だと思います その意味で ★5つ
鑑賞日:01月09日 監督:ウェス・クレイヴン


哀しき獣 THE YELLOW SEA哀しき獣 THE YELLOW SEA
あぁあ…トッチラカッテルなぁ… 説明不足や肩すかしが多過ぎて 本編に集中できないったらありゃしない 脚本が悪いのか、演出が悪いのか…俳優さんたちの素晴しい演技が 作品全体によって台無しになってる 部分部分では当然煌めきもある、しかしカーアクションとか不慣れすぎるし(あのトレーラーで頑張ってよぉ!)、なにより全体としてトッチラカッテル… ナ・ホンジン監督にはつよく期待していただけに とっても残念 今回はフォックス資本が入って、本領を忘れてしまったか…次回作、もう一度応援させてもらいます(拝復) ★3つ
鑑賞日:01月08日 監督:ナ・ホンジン


死霊波死霊波
裸の霊のシーン、素晴しい!けど…心霊現象や狂人を描くとき、大きな叫び声が際だつのは疑問 オドロオドロシク処理した遠景、オドロオドロシイ照明や効果音などの多用は興をそぐ 脚本の細部の破綻が気になって、本筋に集中できない 心霊ホラーを撮るにしては心霊現象の「理解」が、科学者を描くにしては科学についての知識が、それぞれ平凡すぎるとの印象 先行作品への参照はもちろん結構だが、統一的な作風の方が肝心なのでは(作品世界に没入しづらい) 芝居演出が独りよがりとの印象…等など エラそうにしたくはないけど…すいません、★2
鑑賞日:01月07日 監督:葉山陽一郎


ウォッチメン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ウォッチメン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
面白いなぁ、見事に壊れてんなぁ…何度観たことか、ここに感想を書くのも三度目だしww 極端に評判がわるいわけだが、そうですかねぇ…唯一の明確な欠点は尺が長い、ってことぐらいじゃ…ザック・スナイダーのチームの独特な美意識への好悪はあろうけど… まず、人間=社会=歴史への深い洞察(それを20世紀アメリカという「現実」への内部批判として示すのがすばらしい)、それをSFファンタジーとして立派な物語にしている原作があって、それを狂気の動画にしている、って評価すべきなんじゃないかなぁ ポンコツ的大傑作やと思う ★5!
鑑賞日:01月05日 監督:ザック・スナイダー


パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD]
アメリカ版『ハリー・ポッター』でしょ、マーケティング的に売れるのが分かってるから作ったんでしょ、冴えない少年の全ての欠点と悪環境に超歴史的な理由があるんでしょ、ほんの数日の訓練ともいえない訓練で潜在能力が易々と大開花すんでしょ、そういうのとスゴCGを混ぜれば売れるんでしょ! もうここまでアカラサマなら、僕は云うことないですよ んでも、もしかしたら同趣旨の『ウォンテッド』のような煌めきが最後にあるかも…って思って最後まで観たけど 何にも無かったですね! 馬鹿馬鹿しい… ★2つ 観る価値ないと思うです
鑑賞日:01月04日 監督:クリス・コロンバス


ラブ・アゲインラブ・アゲイン
爽やかな印象をのこす一級のラブコメ! 演出から音楽まであらゆるステージが素晴しく、大満足なエンタメ作品になってます 特筆すべきはやっぱり脚本☆ 大人の優しい笑いの連鎖からの大オチ、エピローグ…お見事なんですが、これ以上に感服したのは、ラブストーリーが宿命的に抱える困難(年代差、家族愛と異性愛と性欲、絆と交わり、等など)を、実に理知的に整理解体し、その克服に一定程度成功している点 成程…と、目から鱗でした このジャンルをほとんど観ないボクですが、これはやっぱり★5 を点けなきゃいけないってのは分かります!
鑑賞日:01月04日 監督:グレン・フィカーラ


スウィッチスウィッチ
主演のカリーヌ・ヴァナッスがとってもキュート♪ ふつうに楽しいサスペンスでした ★3つ さて…謹んで申し上げますが…フレデリック・シェンデルフェールの演出がちょっとダサく感じるところがありました 韓国映画へのリスペクトをボクは勝手に感じとったんだが、ちょっとこなせてないかも…残念 また、ジャン=クリストフ・グランジェ脚本の仕掛け、こなれてはいるけど カタルシスまでには届いていないかな…「あぁ成程ね」、という程度で終わっちゃってるかも… あまりエラそうにしたくないけど、正直な感想でした
鑑賞日:01月04日 監督:フレデリック・シェンデルフェール


サラの鍵サラの鍵
タチアナ・ド・ロネの同名ベストセラーが原作⇒TIFF-2010 で監督賞と観客賞をW受賞! ストーリーラインの推進力はさすが、グイグイ引き込まれる それを貫くキーワードは、様々な登場人物が口にする history だ…「歴史」としか呼べないものに翻弄される人々、その苦難と絶望、そして再生…「歴史」が折り畳まれ折り畳まれ“今”を生み起こしていく…そうした物語の陰影がつよく胸に刺さる ただし、映画としてはかなり説明的(名作小説の映画化の難しさよ)、映画ならではの体験を与えはしないかな ★4、とさせて戴きます
鑑賞日:01月04日 監督:ジル・パケ=ブレネール


ジュラシック・パーク [DVD]ジュラシック・パーク [DVD]
[BS観賞 4度目ぐらいかな] 劇場初見時のあの衝撃!93年作品、91年の『T2』に続いてCGの偉大な可能性(旧来のVFXの達成とのミックスとして)を確信させられた一作だった、錦糸町の劇場でたまげたもんなぁ 18年後、観なおしてもその感想は変わらない、やっぱスゴイ! しっかりとしたアクション・サスペンスの骨組みに、そうした撮影技術や人間ドラマ(さほど深刻でなくてよい)が盛りこまれる そして、膨大な数の一流スタッフを束ねる「ス」監督の「工場長」としてのこの実力! 面白くないわけないですよね、当然の★5!
鑑賞日:01月02日 監督:スティーブン・スピルバーグ


パルプ・フィクション [DVD]パルプ・フィクション [DVD]
[BS観賞 もう何度目か] タランティーノ、やっぱり好きやなぁオレ…!とにかくこのセンスがカッチョよく感ぜられて仕方ない 本作の特徴は…目が離せない、先が知りたくなるという推進力←脚本と編集と音楽の力なんだろなぁ 加えて、登場人物のカッチョイイこと!撮影が特別に新味を追求しているわけではないのだから、キャスティングと衣装と演出ってことになるんだろうなぁ… うぅむ、いずれにせよ謎だ どこをどうすれば、こういう映画が撮れるんだろう…この魅力の秘密がボクにはまだ分からない(チクショー) 勿論の★5!
鑑賞日:01月02日 監督:クエンティン・タランティーノ

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コメント

ごぶさたしております。
みやくに(工房Miya)です。
このたびブログのタイトルを変更したので、あいさつに来ました。

それにしてもたくさんの映画を見られているのですね。

私は、2月はインド映画とローマの休日(どちらも昔買ったもの)を見たくらいですね・・・ときどき「ウォール街」や「A hard day's night」を見たりもします(これも家にあるDVDですが)。同じのを何度も見ることが多いです。
音楽に関しては、ビーチボーイズの「スマイル」を買ったのと、熊本にオリジナル・ラブ(田島貴男さん)のコンサートに行ったくらいかな・・・
(近藤さんと重なるところがないのが悲しいですが・・・)

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