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2013年1月18日 (金)

アベノミクスと通貨戦争

いわゆる「アベノミクス」に対しては 賛否両論が大きく分かれている

相当に実験的な、厳密にいえば歴史的に前例のない政策であるため

万が一の場合、その責任をどうとるつもりなのか、という

慎重派の立場には 一理ある

一方、支持派の期待と熱狂も 大いに分かる

このまま真綿で首を絞められるように弱り死んでいくのではないか…

そうした恐怖は 実にリアルなものであるからだ

さて…

今日の朝日新聞(朝刊)に 小さな記事が載っていた

アベノミクス 海外から批判

ここで云われる「大きな懸念」は 国内の慎重派のものとはかなり異なる

そこで赤裸々に示されているのは

経済ナショナリズム(もしくは経済ブロック)同士の対立である

ふつう私たちは 国内の経済的な生活活動に注目するのだから

このグローバルな文脈には なかなか気づくことができない

あるいは、気づいたとしても その重要性を推しはかりかねる

だからこそ、これについては はっきりとした認識をもつべきだ、と思った

==========

記事によれば…

ドイツ財務相が公的に示した「大きな懸念」の背景には

「自分たちの通貨が割高になっていることへの不満があるようだ」とする

同相は、「世界で金余りがさらに進む」として 日本を批判した

また、ユーロ圏財務相会合の議長もまた

「ユーロ相場は危険なほど高い」としている

さらに、ロシア中銀の第1副総裁は

アベノミクスを「非常に保護主義的な金融政策」としたうえで

これが「急激な円の下落につながる」ことで

各国が自国通貨安を競う「通貨戦争」の引き金を引きかねない、との

懸念を示したという

==========

日本の国民経済と円を守ることは「政治」の真っ当な課題である

他国や他地域のことまで鑑みる余裕は 今の日本にはない――

実力や実態はともかく、意志と感情のレベルにおいてはそうだ――

これもまた大いに理解できることだ

しかしその一方で、「通貨戦争」の帰趨は 私たちの日常に直接影響する

あるいは、それが「戦争」であるからには 「人類」の幸の総量を大きく減らす

アベノミクスが 諸外国、諸地域に必然的にもたらす影響については

つねにセンサーを働かせておくべきである――

あらためてそう思ったです

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