« 路上の神様―祈り | トップページ | 中国における「自然」の意味 »

2014年12月 2日 (火)

死、社会貢献、祖霊

NHKによる菅原文太さんの訃報

そのなかに、奥さまの文子さんのコメントがあった

死と社会貢献と祖霊…

あるいは 自然農法と平和と ここでは云われないけれど反原発…

これらがひとつに融合した見事なことば

今後も何度も読みなおしたいので ここに再録させていただきます

====================

俳優の菅原文太さんが亡くなったことを受け、妻の菅原文子さんは「七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます」とコメントしています。

文子さんのコメントの中にある「朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり」のことばは中国の古典、「論語」に由来するもので、「人として大切な道徳を悟ることができれば、すぐに死んでも後悔はない」という意味です。

また、「落花は枝に還らず」は「ひとたび散った花は再び枝に戻らない」という意味で、「死んだ人は再び生き返らない」ことを例えています。

====================

« 路上の神様―祈り | トップページ | 中国における「自然」の意味 »

01A 宗教学」カテゴリの記事

03B 生命倫理・医療倫理」カテゴリの記事

01C 宗教と世俗のあいだ」カテゴリの記事

03C 開発と開発学」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 死、社会貢献、祖霊:

« 路上の神様―祈り | トップページ | 中国における「自然」の意味 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

Twitter


読書メーター

  • mittskoの今読んでる本
  • mittskoの最近読んだ本

鑑賞メーター

  • 最近観たビデオ
    mittskoの最近観たビデオ
2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

イーココロ

無料ブログはココログ