クザーヌスのお勉強
ツイッターにて
私がクザーヌスを読んだことない、と申し上げたら
哲学徒・うへのさん(鍵付き)から 次のような教示をいただいた
メモ代わりに ここに記しておきます
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私がクザーヌスを読んだことない、と申し上げたら
哲学徒・うへのさん(鍵付き)から 次のような教示をいただいた
メモ代わりに ここに記しておきます
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私は邦訳でかつ必要な範囲で読んだのみですが、面白いです。もちろんクザーヌス自身を読まれるのが、ベストですが、W.シュルツ『近代形而上学の神』(早稲田大学出版)の中に「クザーヌスと近代形而上学の歴史」という講演録が入っておりまして、これは大変面白いものです。
また同時にここでなされているイコンの議論は現代思想との関係で言えば、マリオンに響いていることが容易に見て取れるかと思います。マリオンについては、関根小織「否定神学化する哲学」(『哲学研究』576号)で、
また我らが佐藤先生の「ありてある哲学者の神」(『基督教学研究』第25号)が面白いです。西田に関して言えば、西田はとりわけ初期にクザーヌスを引きます。西田がクザーヌスをどのように考えているかについては、
旧版の『全集』第十四巻所収の「Coincidentia oppositorum と愛」という講演録に簡潔に出ております。また、手元にないのですが、藤田正勝「後期西田哲学の問い」(『日本の哲学』第6号)で、この講演録を引いて身体論の議論をしていたと記憶しています。
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