カテゴリー「04A 連載 中沢新一論」の記事

2013年10月24日 (木)

自然としての都市、あるいは オペレーション・リサーチの数学モデル

宗教学者にとっては鬼門の書 『チベットのモーツァルト』
どれぐらい鬼門かというと、 ボクは今回 初めて読んでいる ってなぐらいなのだ
ともあれ… 読んでみれば やっぱり面白い

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今日、 とあるミーティングの場で ヒト・モノ・情報の流通/通交の話になった

「オペレーション・リサーチ」 という分野があるのだそうだが
それについて、 かなり具体的な つっこんだ話ができたと思う

帰宅後、 冬支度に毛布の洗濯をコインランドリーで行っていた
洗濯機と乾燥機がまわっている間、 最近読みはじめた同上書をひもとく
すると、 夕方に話していたことと響き合う一節に出くわした

メモとして 抜き書きしておこう

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以下 引用

 そこで、密教が「意識の自然成長性」の隠喩にえらびだす都市、つまりかつて実際にはどこにも存在したことはないが、どの都市もおおかれ少なかれその実現にむかおうとして形成をはじめたユートピアとしての都市というものの特性を、スピノザ哲学にならって、次の三つの点にまとめてみることができる。

 (一) 唯物論者としての都市。都市は、力をコード化し、構造化して社会体の上に配分する共同体のやり方をとらない。共同体がそれ自身をささえる超越的な価値にむかおうとするのにたいして、都市は無限の多様体である身体性のほうに、力の直接性のほうにむかっていく。都市は人びとを共同体から引き離し脱領属化して、抽象空間の上に解き放ち、そこを流れる力が自然成長していくにまかせようとしている。したがって都市の「倫理」は、構造の媒介によらない力の直接的社会化の形式である資本主義の「倫理」とおおくの共通点をもっている。

 (二) 不道徳な都市。都市は、共同体をささえていたような価値体系としての「道徳」をないがしろにして、人間関係を価値体系によってではなくエソロジーとしてつくりあげようとしている。都市の「倫理」は、すこしも「道徳」的である必要はない。

 (三) 無神論者としての都市。都市は「生」の力を委縮させ、その自然成長性を歪めようとするいっさいの超越的なものを否定しようとする。都市を「ツリー」状にイメージすることは、ほんらい無限の多様体にむかおうとする都市の「倫理」を隠蔽してしまうことでしかない。「都市はツリーではない」と、この「倫理」も言うだろう。ルサンチマンの感情も都市の抽象空間にはふさわしくないものだ。都市は歓びのパッションにみちあふれた遊戯的な「生」を切り開こうとしている。

引用おわり 講談社学術文庫版 229-230頁

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「ヒト・モノ・情報の流通/通交」、「オペレーション・リサーチ」の数学モデルは
例えばこのようなものにならざるをえないだろう、 というお話



2012年12月 2日 (日)

中沢新一は何を云っているのか? 第7弾

前回 『カイエ・ソバージュ 4 神の発明』 を読みましたので

今回 『カイエ・ソバージュ 5 対称性人類学』 を読みます

UST中継もしますが ぜひ直接お話しをしませんか

参加者 随時募集中です~。 私までどうぞご連絡を☆

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『カイエ・ソバージュ 5 対称性人類学』 を通じて―」

  • 2012年12月15日(土) 17時~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやります ⇒  こちら

※ 5巻が一冊になった愛蔵版っていうのもあるんですね

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2012年7月 8日 (日)

中沢新一は何を云っているのか? 第6弾

前回 『カイエ・ソバージュ 3 愛と経済のロゴス』 を読みましたので

今回 『カイエ・ソバージュ 4 神の発明』 を読みます

UST中継もしますが ぜひ直接お話しをしませんか

参加者 随時募集中です~。 私までどうぞご連絡を☆

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『カイエ・ソバージュ 4 神の発明』 を通じて―」

  • 2012年7月28日(土) 17時30分~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやります ⇒ こちら

※ 5巻が一冊になった愛蔵版っていうのもあるんですね

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【追記 120727】

ツイッターの上で いろいろやり取りをいたしております

まとめましたので どうぞご覧くださいませ

※ 中沢新一『カイエ・ソバージュ4 神の発明』読書会に向けて

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2012年5月18日 (金)

中沢新一は何を云っているのか? 第5弾

ご注意 ⇒ 日程が変更になりました! (120521 20:45)

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前回 『カイエ・ソバージュ 2 熊から王へ』 を読みましたので

今回 『カイエ・ソバージュ 3 愛と経済のロゴス』 を読みます

UST中継もしますが ぜひ直接お話しをしませんか

参加者 随時募集中です~。 私までどうぞご連絡を☆

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『カイエ・ソバージュ 3 愛と経済のロゴス』 を通じて―」

  • 2012年6月10日(日) 17時~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやります ⇒ こちら

※ 5巻が一冊になった愛蔵版っていうのもあるんですね

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2012年2月18日 (土)

中沢新一は何を云っているのか? 第4弾

前回 『カイエ・ソバージュ 1 人類最古の哲学』 を読みましたので

今回 『カイエ・ソバージュ 2 熊から王へ』 を読みました

すいません、 うっかり告知が後れまして もう昨日やってしまいました

UST に 2時間分の録画映像 がございます

どうぞご笑覧くださいませ

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『カイエ・ソバージュ 2 熊から王へ』 を通じて―」

  • 2012年2月17日(金) 17時~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやりました ⇒ こちら

※ 5巻が一冊になった愛蔵版っていうのもあるんですね

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2011年12月13日 (火)

清水髙志氏のメモ ※『カイエ・ソバージュ1 人類最古の哲学』読書メモ②

こちら でお知らせしてありますように

  • 2011年12月18日(日) 16時~

第3回中沢新一研究会として

『カイエ・ソバージュ1 人類最古の哲学』 読書会

を開催いたします

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初回よりご参加いただいておりました 清水髙志先生 (東洋大学)

前回に引きつづき

この読書会用に メモを作ってくださいました

喜んで、 謹んで 公開させていただきます

good こちらからダウンロードできます

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大変参考になるメモです☆

皆さん ぜひぜひ! ご覧くださいませ

2011年11月22日 (火)

松村一男先生著 「世界神話学: 比較神話学の現状と展望」 ※『カイエ・ソバージュ 1 人類最古の哲学』 読書メモ①

つい先ほど告知させていただきました

『カイエ・ソバージュ 1 人類最古の哲学』 読書会

そのための資料として 江川純一さんより

松村一男先生のご論考

をご紹介いただきました

私も早速読み、 感銘をうけて 印刷して赤ペン入れながら再読しました

書誌情報の記載がありませんが…江川さんからの追加情報をいただきました

  • 市川裕、松村一男、渡辺和子編 『宗教史学論叢第13巻 宗教史とは何か・下』 (リトン, 2009年)
  • 松村一男『神話思考 I 自然と人間』 (言叢社, 2010年, 再録)

皆さん、 どうぞご参照くださいませ good

2011年11月21日 (月)

中沢新一は何を云っているのか? 第3弾

『フィロソフィア・ヤポニカ』 読書会 好評のうちに終了いたしました

ご参加いただいた皆さんはもとより

UST中継・録画 をご覧になっていただいた皆さん

本当にありがとうございました

さて 早速のお知らせですが…

第3弾 を 以下のとおり開催いたします

オフラインでもオンラインでも どうぞご参集くださいませ

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『カイエ・ソバージュ 1 人類最古の哲学』 を通じて―」

  • 2011年12月18日(日) 16時~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやります ⇒ こちら

※ 5巻が一冊になった愛蔵版っていうのもあるんですね

※ ご来場を希望の方、 どうぞお気軽にご連絡くださいませ

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2011年11月 1日 (火)

清水髙志氏のノート2本 ※『フィロソフィア・ヤポニカ』読書メモ①

こちら でお知らせしてありますように

2011年11月5日(土) 16時~

第3回中沢新一研究会として

『フィロソフィア・ヤポニカ』 読書会 を開催いたします

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初回よりご参加いただいておりました 清水髙志先生 (東洋大学)

この読書会用に 二つのノートを作ってくださいました

清水先生よりは、 下記のとおり

直接ご参加の方、 USTご視聴の方の参考にも供してほしい

とのご依頼をいただきました

喜んで、 謹んで 公開させていただきます

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<清水先生よりの私信>

1つ目の資料について――

『フィロソフィア・ヤポニカ』研究会の資料を作ってみました。
このファイルはwordですが、PDFにするとかその他の方法で、
ネットにupして公開していただけるとあり難いです。

2つ目の資料について――

ラトゥールの英訳で欠落していた部分を、参考資料として
訳すなどしてみました。こちらも良かったら公開していただけると、
考える参考になるのではないかと思います。

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good 二つの資料 こちらからダウンロードできます

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大変参考になるノートです☆

皆さん ぜひぜひ! ご覧くださいませ

2011年9月26日 (月)

中沢新一は何を云っているのか? 第2弾

  • 2011年11月5日 USTへのリンク貼り付け

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『森のバロック』 読書会 好評のうちに終了いたしました

ご参加いただいた皆さんはもとより

UST中継・録画 をご覧になっていただいた皆さん

本当にありがとうございました

さて 早速のお知らせですが…

第2弾 を 以下のとおり開催いたします

オフラインでもオンラインでも どうぞご参集くださいませ

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■ 勉強会 「中沢新一は何を云っているのか? ― 『フィロソフィア・ヤポニカ』(文庫版) を通じて―」

  • 2011年11月5日(土) 16時~
  • @日本女子大学目白キャンパス
  • UST中継もやります ⇒ こちら

※ 本書文庫版は10月13日に出版予定のようです

※ ご来場を希望の方、 どうぞお気軽にご連絡くださいませ

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