脳科学と宗教、もしくは神秘体験 【参考文献表】
先日 「脳科学と宗教、 もしくは神秘体験」 ということで
参考文献のリクエストがあったので 作りました
そのままコピペいたしますので、 どうぞご笑覧ください_(._.)_
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- 脳科学を「絶対視」する傾向には 十分ご注意ください。 「脳科学神話」などという揶揄の表現もあるほどです。
- 同時に、この分野では、(疑似)宗教的、もしくは「スピリチュアル」な関心をもつ方がたの著作が、科学者の著作と並んで語られる傾向があります。 著者の来歴だけでなく、著作の内容について、批判的な検討がつねにもとめられます。
一番のオススメ
- ジル・ボルト・テイラー 『奇跡の脳』 竹内薫訳, 新潮社, 2009年2月. ⇒ 新潮文庫版あり
その他 (50音順)
- 篠原菊紀 『脳は、あなたにウソをつく』 KAWADE夢新書, 河出書房新社, 2012年6月. [コンドウ未読]
- 立花隆 『生、死、神秘体験』 講談社文庫, 講談社, 2007年5月 [原1994年].
- 苫米地英人『洗脳原論』春秋社,2000年2月.
- ―――― 『スピリチュアリズム』 にんげん出版, 2007年7月.
- 中野信子 『脳科学からみた 「祈り」』 潮出版社, 2011年12月.
- アンドリュー・ニューバーグ/ユージーン・ダギリ/ヴィンス・ロース 『脳はいかにして〈神〉を見るか ― 宗教体験のブレイン・サイエンス』 茂木健一郎訳, PHPエディターズグループ, 2003年3月.
- ジョン・ヒック 『人はいかにして神と出会うか ―宗教多元主義から脳科学への応答』 間瀬啓允/稲田実訳, 法藏館, 2011年3月.
- バーバラ・ブラドリー・ハガティ 『聖なる刻印 ―脳を変えるスピリチュアル体験』柴田裕之訳,河出書房新社, 2010年12月.
- ジョン・ホーガン 『科学を捨て、神秘へと向かう理性』 竹内薫訳, 徳間書店, 2004年11月.
- 養老孟司/森岡正博 『対論 脳と生命』 ちくま学芸文庫, 筑摩書房, 2003年2月 [原1995年].
- V・S・ラマチャンドラン/サンドラ・ブレイクスリー 『脳のなかの幽霊』 山下篤子訳, 角川文庫, 角川書店 (角川グループパブリッシング), 2011年3月.
- ―――― 『脳のなかの幽霊、ふたたび』 山下篤子訳, 角川文庫, 角川書店 (角川グループパブリッシング), 2011年5月.
脳科学と精神医学
- 岡野憲一郎 『脳科学と心の臨床 ―心理療法家・カウンセラーのために』 岩崎学術出版社,2006年11月.
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一番のお勧めは 上に書きましたとおり
ジル・ボルト・テイラー 『奇跡の脳』 で決まりですが
二番目は? と聞かれたら
ニューバーグ/ダギリ/ロース 『脳はいかにして〈神〉を見るか』 をあげようかな
って思います
なお ご覧のとおり、 2000年代に入ってから バタバタバタっと出版がありました
とくに 2010年代の活況ぶりたるや!
何かを暗示しているのは 間違いないでしょうね (-。-)y-゜゜゜
それとも単に 苫米地さん登場の余波?
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【追記】 次の近刊書を ご紹介いただきました
- デヴィッド・ルイス=ウィリアムズ 『洞窟のなかの心』 港千尋訳,講談社,2012年8月.
版元ドットコムさん 「近刊検索β」 では こちら
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【メモ 120830】 この本も読まなきゃ
- 芦名定道・星川啓慈(編) 『脳科学は宗教を解明できるか―脳科学が迫る宗教体験の謎』 春秋社,2012年8月.
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