ユナイテッド93

映画 『 ユナイテッド93 』 を 友人3人とともに 強行軍で 観にいく。

ど深夜の六本木ヒルズ。 半分以上は客席が埋まっていて ビックリ。

まだ公開直後なので、立ち入ったコメントはいたしません。

ただ、これは DVDではなく 、映画館の大スクリーンで観るべき映画だ、と思いました。

僕としては 今のところ 今年1番 の映画です。

<メモ>

  • アメリカで大学を出た韓国人の先輩に この映画、お勧めしたら 「 見たくねぇーーーー 」 との反応。 理由は 「 思い出すから 」 とのことでした。
  • 映画館には、見た目 アラブ系の方 が二人いました。憮然とした表情に見えたのは、気のせいでしょうか。 悪い映画ではないのですが、もちろんこれは アメリカとその同盟国の体制とマジョリティの側から見た9・11の一部です。 ここで評価が分かれるでしょう。
  • 宗教対立 」 「 宗教紛争 」 という、宗教学者なら できるだけ使いたくない概念があるが、そういった見地からは この映画はつくられていない。 ただ、一箇所だけ 製作者サイドが 明らかにそれを意識したシーンがある。 ドキリとした。 そして、なんだか イヤーーーな気分 になった。
  • 公式サイトは こちら

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死 ・ 破壊 ・ 笑い

生死や破壊をメディアでみて、カタルシス――

それって ドウナノカナ・・・と思う。 ましてそれが、映画や漫画のような娯楽になってくると、複雑な思いが どうしてもする。

こんなんでいいのかなぁ・・・ 俺ってなんなんだろう・・・ いつからこんな奴になったのかなぁ・・・ あぁそうか、小学校低学年で もうそうだったなぁ・・・ こんなんでいいのかなぁ・・・

正論を言ってしまえば、やっぱり!!そういう娯楽は 正しくない のでしょう。

正しくない、、、正しくない、、、

そう思いつつ、これまた正直なところ言ってしまえば、そういう映画や漫画を 僕はやっぱり好き なのである。

この辺りが全然整理できていない。

映画 『 デッドコースター 』『 ターミネーター3 』 を観て、大笑いした僕。もちろん、映画館で笑っていたのは僕と連れのふたりだけ。

ネット上のコメントは どうも生真面目なものが多いけど、こちらの二作品、明らかにお笑いだと思う。 製作サイドも どこかで、あるいは意識して、お笑いをやろうとしているでしょう。 

いったい これってどういうことなんだろう?

僕が 人でなし なだけなのかもしれない。でも、それだけではないかもしれない。

死 ・ 破壊 ・ 笑い には何かしら とても大事なリンクがあるように思えてならない。

でも、それが何なのか、まだわからない。

<メモ>

  • 死や破壊が関係するのは、笑いだけではない。爽快感 もまたそうだ
  • 死や破壊の暴く力、、、暴かれるなにか、、、その辺りが関係していそうだ
  • そして このリンクは、僕らの暴力と非暴力につながっている、間違いなく
  • 死と破壊が 単なる商品ではないような、どこかギリギリの場所・・・
  • メディアと情報と資本制の現代において、そこを見極めなくちゃいけない

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-30kg !!

映画 『 マシニスト 』 をレンタル。

クリスチャン・ベイルの激ヤセ ( -30kg !! ) で話題になった作品。 映像の美しさも特筆に価する。

とっても好きな映画だ。

大傑作ではないけれど、監督とスタッフ、役者たちの気合の入り様がとてもよい。 こういうのだったら、お金を払っても観てみたい、と思わせられる。

観なおしてみて、 「 あぁ・・・ここにこんな伏線が・・・ 」 という作品、僕は大好きである。 しかし、そういうのは大概 意気込みだけが空回りしていて、観ていていやな気分がするものだ。

その点、この作品は ゆっくり二度目が楽しめた。 「 はいはいはいはい、、、なるほどね 」 ってなもんだ。こういうのは、監督や編集の 「 才能 」 だと思う。

サスペンスを見慣れている人には、結末はすぐわかるだろう。まぁ言えばオーソドックスな落とし方である。感情移入もどこにしたらいいのか、わからない。 また、いまの若手監督の作品らしく 「 なんでもかんでも上手すぎる 」 のが、鼻につく人もいるかもしれない。

しかしまぁ そういうのは言いっこなしだ。

とりあえず観たらどうかなぁ、、、と思います。

<メモ>

  • この映画、かなりヒットしたそうですね。バタバタとしたスピード感をもたされば、もっともっとヒットしただろう。 もちろん そんなのはゼンゼン必要ないんですけどね
  • 睡眠不足のときは 避けた方がよい映画。ゆぅったり・・・ゆぅったり・・・してます
  • ヒッチコックやポランスキーを思い出すという こちら の感想、僕も同じです
  • アマゾンの 「 カスタマーレビュー 」欄、 private231 さんの評 は正鵠を射ていると思います・・・が、なぜか現時点で、「 参考になった 」 投票でゼロ票。これはいただけません

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駄作

映画 『 ダ・ヴィンチ・コード 』 を観た。 駄作 だ。 眠かった。 実際、ねた。

もぉ これについて僕が言うべきことはない。

小説は読んでないが、もともと期待ゼロ。 こちらこちら ご参照ください。 

<メモ>

「 同志社大学 神学部 オープンコース 」 の 公開講演会 「 『 ダ・ヴィンチ・コード 』 を読み解く 」 は面白かった。 小原克博先生 のブログ、 こちらのエントリ からお入りになるのがお勧め。

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ブロークバック・マウンテン

最近 いくつか映画を観た。 ブログ更新自粛中にも。

ナイロビの蜂 』 、、、とってもよかった。 『 ホテル・ルワンダ 』 、、、やっぱりすごかった。 ともに アフリカ だってところが、なんともまた、、、

それぞれ感想を書いておきたいところだけど、、、ここではとりあえず

 『 ブロークバック・マウンテン

撮影、美術、キャスト、監督、脚本、、、もう完全に一体化しているのね。あれは映画のひとつの完成形だと思う。 完璧なんだよなぁ、とにかく、、、 職人芸というか、天才芸というか、ものすごいものを観ちゃったなぁ、と思う。 端々にまで注意が行き届いた、漏れのない映画。

テーマはもちろん 「 ゲイ愛 」 である。そこばかりが注目されがちだけど、途中からは そういったことはどうでもよくなってきた。 これはひとつの 「 愛 」 の映画である、と。

お気に入りの理由のもうひとつは、政治的に強烈なメッセージをもっていながら、それを一切語らない、描かない、、、というところだ。 そのメッセージとはすなわち、アジア人監督が今のアメリカでカウボーイの同性愛を描くという、その行為が表すところのことだ。 このメッセージは 一切直裁に描かれることがない。 それがまたシブい!!

まだ観てない方は ぜひ!! 今年最高の一本です。

<メモ1>

<メモ2>

『ブロークバック』 、Sさんと観にいった。Sさん、カウボーイ・スタイルで登場。昼日中の銀座でひっくり返った私。さすがですね。。。

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江原啓之氏

以前立てるだけ立てて、その後ホッポラカシにしている こちらのエントリ 、、、

江原啓之氏 のテレビ番組についてのものだったのだけど、、、

それを こんなポータル・サイト で 引用していただいているのに 気づいた。

話題の.jp 」 というサイトなのだそうだが、、、これ 有名なところなんでしょうか。

ずいぶん便利なものがあるなぁ、、、というのが正直な感想。

さて、、、

上のサイトで紹介されている 数々のブログを一読、、、あらためて 江原氏の影響力の大きさに気づかされます。

(ただし、各ブログでは コメント書き込みがかなり少ない。そこが どうも気にかかりはします、、、)

宗教学なんぞをやっている者からすれば、氏は なんというか 非常にオーソドックスなスピリチュアリスト、、、という感じなのだと思う。

けど、、、その業界に不慣れな方たちにとって、彼の存在は いかに大きなインパクトをもっていることか、、、それが分かる。

オウム事件の余波が過ぎ、テレビ各局が、相変わらず 視聴率 が見込め、しかも 制作費 が大してかからない 「 心霊番組 」 を 続々と投入している。

(僕も大好き お笑い番組に 心霊番組は対応しているように思われるが、、、)

(いかが >テレビ製作者の皆さん)

善い悪いではなく、、、そんな時代背景のなかで こうした現象をとらえておきたい。

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宗教学の実践倫理

昨年末30日、 江原啓之氏 のテレビ特番 「 天国からの手紙 」 が放映された。 (→ こちら 、リンク切れ御容赦)

僕も好きな番組で、今回もビデオに録画して観た。

いくつかのケースが放映されていたが、僕がもっとも強い関心をもって観たのは、イタリア人のお父さんと その長女の方からの依頼だった。

これについて 分析的なことを書きたいと思う。

しかし、扱われている問題が問題なだけに、まずは 当のご家族の方々へのご挨拶 をしないわけにはいかない。

以下は、そのご挨拶である。 一方的な呼びかけであり、まったくの自己満足である。 しかし、宗教研究が倫理的な責任を担うべきポイントであるだけに、これを書かせていただく。

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まずは 僭越ながら、事件で大変な不幸にあわねばならなかったご家族ならびに関係者の皆様に 心からの衷心と同情の念をあらわさせていただきます。

宗教学者として真摯に申し上げますが、私は、江原さんがおっしゃるような意味での 「 霊 」 が、江原さんがおっしゃるような意味で 「 実在する 」 のかどうか、、、分かりません。 それについては 学問と宗教とのはざまにある宗教学は、明確なことを決して述べることができない、と私は思っています。

ただ、ご家族の方々の痛みの果てに、江原さんとの出会いがあり、お母さんや妹さんとの再会があったことは、できるだけよく理解したいと思っています。

そうした痛みを軽く見積もるつもりはありませんし、ましてや お亡くなりになった方々との交流という 「 聖なる瞬間 」 の意味を蔑ろにするつもりなど 毛頭ありません。

それはたしかに、科学でもなければ ドグマでもございませんでしょう ( ドグマ という言葉は、カトリックのご信者でいらっしゃる皆様には 特別の重みをもったものではないか と存じます ) 。 しかし、私たち宗教学者にとって、その出来事は 心からの尊重に値する 「 実体験 」 なのだ、とわきまえております。

私は このブログにおいて、皆さまがご出演されたあのテレビ番組について、コメントをさせていただきたい、と考えております。

どのような権利があって そのようなことをするのか、、、私も悩まないわけではございません。 しかし、単なる好奇心や野次馬根性から、そうしたことをするのではない、そのことだけは、どうかご理解いただきたいと願っております。

宗教について理解を深めたいと願う、一人の学究の徒として、またそうして得た理解を大学で講義する立場にいる、一人の教師として 、皆さんがあのテレビ番組で私たちに見せてくださった、ぎりぎりのところでのお母様と娘さんとの出会いを、考察の対象とさせていただきたい、と思うのです。

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やはり、なんだか虚しい独り言になってしまった。 関係者の方々からの反応が頂戴できればありがたいが 、それは望むべくもあるまい。。。

こうした自己撞着にもかかわらず、こうした逡巡は、素朴な 宗教学の実践倫理 として、とても大事なことだ。 その確信だけはある。 むむむ、、、やはりまた独り言に、、、、

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ホテル・ルワンダ #2

映画 「 ホテル・ルワンダ 」 の公開が年明けに決まったのを、またもや粟津さんのブログ、こちらのエントリ で知りました。

なんとも嬉しい。最近、忙しくて映画に行けていないが、これはなんとしても行かねば、行かねば。

<メモ>

こちらのエントリ も参照。

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細木数子

好物になったわけではない。むしろ今でも・・・どっちだと言われれば・・・嫌いだ。しかし、典型的な食わず嫌いだったことは分かった。 細木数子 の話である。

最近はじめて 彼女のテレビ番組を観た。 本当に気が乗らなかったのだが、ちょっとした事情があって、観ざるをえなくなってしまった。 観ているうちに 引きこまれた。 彼女が 凡人ではない ことが はっきり分かった。 (あぁ、そうだ、、、急いで付け加えておこう、、、もちろん 偉人でもなんでもない)

彼女の占いが当たろうが 当たるまいが、そんなことはどうでもよい。 彼女が占い師であることなんて、ほとんど意味のないことだ (スマン!! モンキッキ・・・)。 大事なのは、 保守的な価値観を現代風の言葉で、断定文を連発して表現する、その手際である。 いやぁ、、、実に感服した。 たしかに説得力がある。 視聴率が高いのもうなずける。 あれはたしかに 現代日本の大衆が見たいと思っているもの だ。

劇物である。劇薬である。 億単位の買い物をし、タッキーとマサトをはべらせ、ゲタゲタと笑う。 怪物である。 僕のお気に入り映画「 血と骨 」を思い出す。 モンスターは規格外、想定外であるからこそ、商品になる、、、そんなことも ちゃぁんと分かって、この俗物は いまもどこかで この世の春を謳歌していることだろう。

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ホテル・ルワンダ

映画「 ホテル・ルワンダ 」の公開決定!!を 粟津さんのブログ で知った。 これは行かねば。 旧ユーロスペースのみの公開(来春以降)のようですが、、、 ともあれ 関東在住の皆さん 行きましょう! そして 東京に起こしになることがあれば、 ぜひぜひ!

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映画: マザー・テレサ

この前の月曜(19日)、映画「 マザー・テレサ 」をみてきました。

以下 率直な感想です ( ネタバレ 、、、あるかもしれません。ご注意!!)

映画としての出来は 残念ながら さほどよくはありませんでした。同じ伝記映画としては、アッテンボローの「 ガンディー 」とか、スピルバーグの「 シンドラーのリスト 」の方が 映画としては 数段上のものだったと言えましょう。

お金がなかったのか、インドの街や人の描き方も ちょっと物足りなかった。インドに何年間も通っている僕などからすると、 インドらしいインドではないなぁ、、、と思うのでした。 なんちゃってインド、、、っていうのかなぁ、、、

ただし、 オリビア・ハッセー の演技は よかった。真剣にとりくんでいる感、マザーを尊敬している感が すごくよく伝わってきました。 ハッセーの眼が 印象に残りました。 マザーの尋常ではない 意志の強さ

  • 霊感と召命を受けた者の意志の強さ
  • そして そういう人の生涯に与えらえた苦難
  • その「奇跡的な」解決

これが この映画のテーマだったわけですが、そうした意志そのものを ハッセーは 眼で演じていた と思いました。

さて、、、

以上が 映画 「マザー・テレサ」 への評なわけですが、 これとは別に、この映画をみて、 マザー・テレサという歴史的人物そのものへの評価についても いろいろと考えさせられました。 ここが本当に むすかしいところです。

映画をみた晩、たまたまSさんと食事をご一緒する約束がありました。半ば冗談めかして 半ば真剣に 「原理主義者」 を 自称する彼に 話題をふりました。

「えぇ~~っと、Sさん、、、今日 「マザー・テレサ」 みてきたんですよ。 やっぱり Sさんは マザー・テレサ ってのは ちょっと アレですよね」

「あの方は 異端ですから、あの方が列聖されたら、僕はカトリックやめます」

列聖 」とは ヴァチカンが正式に聖者であると認可することです。マザーは現在 「 列福 」 つまり、「福者」としては認められています。 もちろん 聖者の方が ランクは格段に上です。 聖者っていう認定は、カトリック教会では きわめて重大なことです。

なるほどねぇ、、、 そうなんだよねぇ、、、 宗教学者としては、ここで立場をはっきりするべきなのかもしれませんが、 僕には そうできませんでした。 僕はマザー・テレサが好きです。 人として 好きです。 ああいう人がもっとたくさんいたらいいのに、、、僕も なれるものなら あんな風になりたかったのに、、、と思います。 しかし、カトリックの修道女としての彼女を 僕はまだ うまく評価できないのです。 カトリックとして生き、カトリックに人生のすべてかけ、カトリックを己の人生そのものとしている、、、そのような人の目に映るマザー・テレサ、、、これは 外部者である僕が 何かを言えるようなものではありません。

あぁ、この点は こんな走り書きで論じるべきではありませんね。 お気軽お手軽には 賞賛も 軽蔑もしない、、、そんな微妙な立場をつらぬかねばならない、 と言うだけに ここではとどめておきます。

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